こんにちは、ピアノ演奏家のカワグチです!
前回の記事でもお書きしましたが
今の環境を変えるしかないなと思うに至り
引っ越しまして、長年住んだ北海道を離れましたっ。
何もない部屋の開放感ったら
可能性を拡げに
赴いた新天地は…
それで、
カワグチはどこに引越したかといいますと。
ついに……
東京に引っ越してしまいましたっ!
今までフリーで生活していましたが
上京して就職することにしたのです。
一番行かなそうなところに来てしまった
ということで、クイズの正解は
一番とりあえず的に設けたような選択肢の「東京」でした!
東京にはたまに行ければ十分。住みたくはないなぁ。
と、ずっと思っていたので、わたしもびっくりですよ。
3名の予想してくださった方々、
クイズにご参加いただき、ありがとうございました(^^)/
いずれは田舎に住みたい!
ちなみに他の選択肢の
- 出稼ぎで気に行った三重
- 大自然でリモートワーク、長野
- 雪とおさらば、福岡
も、住んでみたい憧れの地ではあるのですっ…!!
三重と長野。
良い感じの予想をしてくださってうれしいっ。
ちょうど、行きたい度バロメータみたいになってくれています(^O^)
住めない代わりに
旅行で行きます
三重県には、連休ができたらまた絶対行くと誓っていますし
長野にも、大好きなスタジオ宿さんがあるので
ピアノ合宿にいつ行けるかなぁと脳内で予定を練る日々。
福岡も、食べ物が美味しくて自然があり
かつ、地下鉄が発達しているほどよい都市という意味では
札幌と似ている気がしています。
(地下街なんかも札幌とよく似ている)
スローライフのために
まずは都会で下積み
カワグチは田舎の育ちなので、
水と空気がおいしくて、静かな田舎が落ち着くのですよね。
いずれは田舎で空き家でもリノベして
小さなお店でも作って、好きな人に囲まれて暮らしたいなぁと思っています。
ですが今はまだ、それが実現できる時期じゃないなぁと思い
もう少し下積みというか、今より可能性を拡げる挑戦が必要だなと。
地方で頑張るのは限界だった
住むのはちょっと…と思っていた東京に、なぜ上京したかというと
リモートワークや副業をしながら生計を立てることに限界を感じまして
なにかと選択肢の多い東京で就職するのが結局早いなと結論づけたのです。
あと、北海道に住んでいると物理的に不利だったり
冬は身動きが取れなくて、毎年歯がゆい思いをしていたのでね…
外がこんなだから出かけるのも億劫
個を優先した働き方を
数年続けた結論
わたしはここ数年、個人の生活や自己実現を最優先させるために
飲食アルバイトの傍ら、在宅でお仕事をいただいており
どちらも融通をきかせていただきながら働いていてまいりました。
個を売り渡さないために
ステータスと収入を捨てた
自分の顔と名前を売っていきたかったので
それを会社に献上し埋没させてしまう働き方はしたくなかったのですよ。
理屈上は、週末だけ顔を使い分ければいいのかもしれませんが
どうしても過ごす時間が多いと、無意識的に染まって大衆化せざるを得ないものですしねぇ。
(というか、わずか数日で早速摩耗している)
なので、社会的信用とかお給料の割を捨てても
時間で割り切って働けるのが、とても有難かったのです。
幸い、仲間として温かく受け入れていただきながら
理想的な形で楽しく複業できていたので
このままここで働きながら
自分の活動を確立できないか、と試行錯誤していました。
コロナ禍で理想の働き方が揺らいだ
しかし。
長らくよくしていただいていたアルバイト先が
お酒を提供するお店ということもあり、
コロナ禍での度重なる営業自粛がありまして。
(どっちでもいいとは思いますが一応、水商売ではありませぬ)
それで、営業再開を待つ休業期間中に
医療職のパートに復職したり、三重県に出稼ぎに行ったり
と、つぎはぎしながら凌いでいたわけです。
ですが、よく考えると
個人の活動を下支えするためのアルバイトの補填を
別のアルバイトでするって、なんかちょっと違うよなと。
バイトのためのバイト?
長く働かせていただいて
アルバイトなのに、顔なじみの家族ようによくしていただいて
できるならここでぬくぬく働き続けながら、夢を形にしたい。
そう思って、
北海道に住んでいるというハンディを補うべく
在宅のお仕事や、オンラインでの営業活動も頑張ったりしていたのですが…
気付くと、そもそも北海道に住み続ける理由が
もはや、馴染みのアルバイトがあるから、くらいしかなくなっていたのですよねぇ。
(あとは食べ物がおいしいこと、Gがいないことくらいかしら)
あり方や夢を実現するために、手段として選んだお仕事が
いつのまにか、そこでバイトすること自体が目的になっている。
バイトは好きだけど、そこは本来の目的ではない。
そこにしがみつくために、家計や行動範囲や可能性を圧迫してしまっているなら
それって本末転倒だし(それだけ大好きなお仕事に恵まれたことは幸せですが)
バイト先に甘えすぎたゆえの、あまり良くない執着だなぁと。
いつまでも若い人に混じってフリーターをしている自分にも
段々違和感を感じてきてしまいましてね。
(同年代と間違えられ見下されるのは毎回恒例)
結果が出ないなら
環境を変えるのみ
融通のきくお仕事をしていたので
時間なら潤沢にあったはず。
なのに、個で活動するために
自分のための時間を最優先して生活したうえで
数年経っても、それで生計を立てられていないのは、自分の実力不足。
というのが結論だなと。
(誤解がないよう補足すると、心は満たされていますので
ピアノの夢を追いかけたことに、反省や後悔はしていませんよ!)
ここに居続けたら
今の延長しかないという現実
その結果として、今があるなら
その先の展望も先細りで知れているというか、
今みたいにお金に困って奔走し続ける未来しか見えないなぁ…
ここに居たら、来年もきっと、同じ場所で同じことを考えているんだろうなぁ…
という現実に真正面から向き合った結果、
ここでできることはやり尽くしたかな、環境を変えるしかないかな。
と、限界を感じて腹をくくったのでした。
「楽しい」と現実のさじ加減
わたしは数字は重要視しておらず
今が楽しければオッケーな刹那主義ではありますし、
好きな人や空間に接しながら「いい表情」でブログや演奏に向き合えるのは
数字では測り知れない良い影響があることも体感しています。
(バイト生活に居座っていたのは、たぶんこれが一番大きい)
やってもいいけど
実利がないなら他の稼ぎ口を
しかし、バイト先のお仕事を極めたいとか
いずれ社員に、とは思わない。
であれば、お店にとっても自分にとっても
ダラダラ居座るのはプラスにはならないし、
いつまでも夢追いおばさんでいるわけにもいかない。
バイトなら、東京でもできますしね。
ということで、好きなことをやるのは自由として
それで生活ができないのであれば、それはそれで
別のことで生計を立てることを、そろそろ真剣に考えないといけないなと思ったのでしたっ。
個人活動のための複業生活は
失敗だったのか?
個人の活動や自分の時間を大切にするために
フリーターのような形で複業する。
結果的には、数年で限界を感じて就職することにしたわけですが
決して失敗だったとか、やらなきゃよかったとか
数年を無駄にしたとは思っていません。
なんなら、
またそんな生活に戻る可能性も、全然あり得ますw(こっそり)
遠回りして得られた
想像以上の景色
たしかに遠回りしたり損したことも多々ありますし
後発(成功したり有名になっていそうな人)を目にするたびに、敗北感に打ちのめされましたが
道中で思いもよらぬ出会いや、お金では買えないような収穫もたくさんいただいたので
贅沢な旅をできたような気持ちです(^^)
コロナ禍でのその場凌ぎが
色んな経験のきっかけに
もう資格には頼りたくない、二度とやらないと決めていた医療職のお仕事も
コロナ禍で復帰しまして。
応募の電話をする時は、自分との約束を破るようで悔しくて泣きましたが
想像以上に温かく迎えてくださって、活躍の場もいただけたお陰で
医療職に復帰してみてよかったと思わせていただいたり…
三重県の出稼ぎも
ピアノスポットを回ったり、地元の方とも交流させていただくなど
旅行では体験しきれない思い出ができたり。
このブログを始めたり、電子ピアノを買ったり
コロナ禍が良いきっかけになった一面も事実でして。
お陰で、ブログのネタなら
書くのが追い付かないほどありまする(^O^)
稼げる=成功とは限らない
今回は、生計のために就職という形で
音楽や自分の活動を最優先するというあり方に折り合いをつけたわけですが
稼いだ額=成功のバロメータ、とは思っていません。
むしろ、収益性を二の次にしても
表現したいクリエイティビティやお客さんの満足度を追求する
表現を譲らないためにも、別のところで経済的基盤を作る
というあり方への尊厳は変わっていないです。
不安定だからこそ生まれる
モチベーションと感情
あとは、面倒くさがりの私の場合は
安定してしまうと、今不自由なく生活できているのに
わざわざ身を削ってまで夢を叶えたい!と思わなくなるんですよねぇ。
良い曲が弾けるときって、その裏には
激情を表現したいという感情や危機感があったりするわけで
変化のない日々だと、なかなかそういう感情も生まれにくいもの。
フリーターだからこそ挑戦できた
ピアノ復帰
10年以上のブランクがあるのに突然復帰して
コンクールに出ることができたのも、フリーターをしていたおかげ。
フルタイムで働いていたら、そもそも練習時間取れないし
そんな発想になっていなかったと思います。
そして今回働かせていただく東京の職場が
偶然にもコンクールの際に連泊して散策したエリアでして、若干の土地勘があるという。
色々つながっているものです(^O^)
まとめ:働き方は変わるけど
ピアノは続けます!
ということで、
チャンスの集まる日本の中核で、フルタイムのお仕事に復帰する
という選択をし直したのでした。
ピアノを生活に取り込むための工夫
今回は就職のためというのが一番の目的なので
上京することで、ピアノの夢が拡がるのか縮こまってしまうのか
どちらに傾くか、わたしもまったく読めません。
平日の日中がまるまる使えなくなる(スタジオ安いし空いてるのでね)
&8時間オフィスライフに洗脳されるのはかなり痛手ですが…
週末や夜など、ピアノは出来る形で続けていこうと思っています!
むしろ東京のほうが、スタジオには行きやすくなるかも?
と、ちょっとだけ期待していたり。
早速スタジオに来た
もちろん今目の前のことを頑張るのが最優先ですが、
今後ずっと会社員生活に落ち着くかは、自分にもわかりません。
いや、たぶん落ち着きはしないでしょう。(こっそり)
どこで何をしても生きられる
強さと柔軟性を
またフリーになっても、北海道に帰っても、別の土地に行ってもいい。
そんな、失敗できる寛容さと柔軟さ、
何度でもゼロになれる強さを忘れずに持っていたいなと思っています。
ま、安定しすぎるとぶっ壊したくなる問題児なので
適度に負荷をかけつつ、上京したことを活かして楽しむのみですね◎
腹が減っては戦ができぬ。
まずは食べものがおいしいお店とスーパー探しに奔走します(^O^)