ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

ピアノを弾ける場所を作りたい。ピアノをきっかけに循環できる場所を作りたい。

先日、飲食店の開業に必要な
食品衛生責任者という講習を受けてきましたっ!

とはいえ、目先で飲食店を開業する予定はありません。
もっと言うと、この先、飲食店を開業するかどうかはまだわかりません。笑

ではどうして、わざわざ講習を受けに行ったのか…
今日はわたしの夢をおはなしします。

夢はピアノラウンジを作ること

わたしの夢はズバリ

  • 好きなピアノがいつでも弾きたい!
  • 弾いた曲を聞いてもらいたい!

ですっ。

「弾く」と「聴く」をいっしょに叶えられる
ピアノラウンジを作りたいという夢を
はるか遠くに持っています!

ラウンジっていうのかな、スタジオなのか、カフェなのか、スナックなのか
お店なのか、コミュニティスペースにするのか、
なんて呼べばいいのかわたし自身もわかんないのですが
とにかくピアノが弾けて聴ける空間を作りたいなって思っています。

ゆるく音楽と関われる空間づくり

ちょっとした演奏会やミニパーティーができて、
音楽を通じて、新旧の出会いや新しいアイデア、
新しい感情が生まれるような空間。

ライブハウスはよくあるけど、
そこまで激しくなくていい。

コンサートよりも
音楽を身近に楽しめたらという思い

コンサートホールもあるけど、
そこまできちんとかしこまって聴かなくてもいい。
飲み食いしながらでも、本を読みながらでも、
ゆるく音楽とつながれる場所。

で、ただ聴いて終わりだけじゃ味気ないから、
潤滑油としてちょっとした飲み食いできるものもあったらいいな、
カフェもいいけど、バーやスナックもいいな、と思っているのです。
ジャズ喫茶やジャズバーみたいな感じでしょうかね(^^)

それで、飲食業にするかもしれないということで
食品衛生の勉強をしてきたのでした。

ピアノが自由に弾けないからこそ
夢が生まれた

ところで現在、わたしの家にはピアノがなくて
ピアノを練習するときは、大体週に1回
ピアノスタジオに通っています。

どう使う?~家でピアノ練習ができない、ちょっと弾きたい、レンタルスタジオの選び方~

半年ほど前に電子ピアノを買ったので
いつでも弾けて、音取りなんかにも便利なのですが、
やっぱり、生のピアノとは「別の楽器」だな、と。

電子ピアノ「KORG D1」が届きました!!サイズ感と弾いた感じのレビューを書いてみる

つまり、夢っていうとかっこいいんだけど
ただ単に、ピアノが弾ける場所がなかなかなくて
その不自由さを解決する策が派生した結果、
いっそ、自分でお店作っちゃえないかな…と思うに至ったのです。
→(記事)自宅のピアノがなくなってしまいました!

心置きなくピアノが弾ける場所があってほしい

それから、ピアノを弾ける環境って
すごく限られるじゃないですか。

もちろん、公共のマナーやピアノが壊れたら困る、というのもわかりますが
演奏する場所を間違うと苦情が来たりもしますし
お店にピアノが置いてあっても「触らないでください」って書いてたり。

なんか、ピアノを演奏することに後ろめたさというか
まるで大声で騒ぐような罪悪感というか、そんなものを感じさせられます。

さらに、ピアノを聴きたいって人だって確実にいるわけで
それなら、心置きなくピアノが弾ける場所、
「弾きたい」と「聴きたい」をどちらも叶えられる場所があったらいいな、
という思いなのでした。

「感情を作る」音楽家であるために
雰囲気から作りたい

聴いてもらうからには良いコンディションで聴いてほしいし
ただ「曲を聴く」だけじゃなくて、雰囲気も一緒に味わってほしい。

「聴いたうえで何を感じるか」が、
音楽のもたらす最終的な産物だと思っています。

「うわ、すげぇ!」という高揚感もそうだし、
「自分もなにかやってみよう」だったり
忘れていた昔の感情を思い出したり
会いたい人の顔が浮かんできたり
辛いことを洗われるような気持ちだったり…

体験を作れる場所づくり

映画と同じような感じかもしれませんね。
わたしは映画あんまり見ないですが、映画好きの人にとっては
DVDでもネットでも、観れればどこでもいいってわけじゃないじゃないですか。

巨大なスクリーンと迫りくる重低音と
他の観客と一緒に観ている一体感が良い!というのと同じで
音楽って、「体験」込みで思い出として昇華されると思うんですよね。

つまり、演奏だけじゃなくて
思い出をセットで作れる場所でありたいなと思っています。

【ピアニストはAI化する?】正しいだけの演奏には超えられない、人がピアノを弾く意味を考えてみた。

フィードバックが間近でもらえる嬉しさ

それから、弾く側も間近で反応やフィードバックが見えるのは
すごく嬉しいものです!

わたしの弾く喜びの原点は、「すごい!もっと聞きたい!」と
音楽室のピアノの周りにクラスメイトがはしゃぎながら集まってきてくれたこと
1対1で話すきっかけのない教科担任の先生が
「川口のピアノ、すごいな!最初の1音聞いただけで鳥肌が立ったよ!」と声を掛けてくれたこと
そんな、ピアノをきっかけにつながれた嬉しさでした。

そんな、「子供のころの音楽室」を再現したいんですよねぇ。
行き過ぎた自己顕示欲と言われればそれまでなのですが。

演奏に対する価値を守りたい

逆に、体験や感情が伴わなくて良いなら
オンラインの配信だとか、無料で落ちてる音源とかになるわけで、
わたしも「あの曲どんな曲だっけ」ってちょっと聴くことも全然あるし
その存在意義は否定しません。

だけど、「演奏」というパフォーマンス込みで価値を持たせる以上は
前述した「無料で消費する音楽」とは、明確な区別が必要だとも思うのです。

一人の安売りが相場を崩壊させる

これは余談ですが、わたしは本業でホームページを作りもしていまして
ホームページを作れるようになったばかりの人がよく
実績作りや知人への良心的な情けで
無料とか、相場の10分の1くらいの破格で制作を募っています。

これって、「(実績の浅い)自分が仕事をもらう」という点では良いとしても
ひとたびお客さんがその価格で作ってもらえるのが当然だと思ってしまえば
市場に誤った相場観を植え付けてしまい、相場を崩壊することにもなりかねません。

これは音楽でも同じことが言えて
いくらアマチュア、趣味とはいっても、
やっぱり手間暇かけて仕上げた曲を無料でばら撒くというのは
自分にとってだけでなく、間接的には他の音楽家にとっても損失を与えかねないと思っています。

生身の音楽演奏の価値とは

CDが売れなくなって、無料で動画や音源が転がっていて、コピーも容易にできる。
音楽にお金を払われることが難しくなって久しいですが
それでも、いや、だからこそ
生身の演奏家として、演奏に価値を持たせる努力って必要だと思うのです。

そしてそれって、自分の技術さえ向上すればいいという話でもない。

自分の収益のためももちろんそうなのですが、
安売りすることで、その業界の相場が崩壊するのだけは避けたくて
自分が適正な(だと思っている)価格を守って提供することで
その業界の相場や、演奏というパフォーマンスの価値を守りたいと思っています。

まとめ:理想を叶えられる場所を自分で作りたい
というお話でした

というわけで、脱線して熱く語ってしまいましたが
不足・不自由から生まれた夢を共有させていただきました!

いつになるか、どんな形になるかはわかりませんが
こんな感じで、ピアノを通して何かが生まれる場所が作れたらいいな、
そして、好きなだけピアノが弾けて、気兼ねなく披露できる場所を作りたいな
と思うのでした(^^)/

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