ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

自分が自分でいられる心の安全基地と
きっかけは「引きこもり」だった話。

たまたま良いことや嬉しい出来事が続いたり、
逆も然りで、何もかもうまくいかず
イヤなことやイラっとすることが立て続けに起こる。

不思議なことに、そんなことってよくありますよね。

わたしは色々な仕事を経験していますが
その間、何度か無職の時期を経験しています。

さすがに何度もそんな経験を繰り返すと
「なんとかなる」ということを学習してしまい、
良くも悪くも慣れてしまったのですが(笑)、
はじめて仕事も求職活動もやめてしまった時(=ニート)は
さすがに「人生詰んだ…」と、絶望と焦燥感にかられる毎日でした。

今日は、そんな低迷期に訪れた出会いと
不思議な出来事のお話をしてみたいと思います(^^)
(たぶんそんなに暗い話ではない)

最初の転職は失敗だった

社会的信用のある医療従事者として働いていた頃は
初対面の人にも、資格の名前を言うだけで「ちゃんとした仕事をしている人」と信用してもらえた反面、
わたし自身がどんな人かよりも、資格だけが独り歩きしているようで悔しかったので
医療業界を離職したときは、医療職の肩書きを名乗らなくても
自分が何者かを知ってもらうことを目標にしていました。

しかし、ゼロからの転職はそう簡単にうまくいかず、
今だからこっそり書きますが、スキルを身につけてスカウトされた!と喜んで転職した先では
聞いていた業務をろくにさせてもらえず、おまけに週6勤務で手取りはアルバイト並み。
デスクの隣で灰皿が山盛りになるほどタバコを吸う人や、
昼休み直前に「腹減ってる人いないしょ?」と突然会議の招集をされたり(=昼休みなくなる)
罵声が飛んできたり…と、絵に描いたようなブラック企業でしたのよ(。-_-。)

ニートの時期にネットで知った
カウンセラーさん

そんなブラック企業はもちろん、逃げるように即辞めましたが
(今では逆に、ある意味貴重な経験をしたとも思いますw)
30歳を目前にして、金なし、職なし、男なし。

友人や家族にも合わせる顔がないし
自分がみじめになるだけなので疎遠にしてしまい
スマホに見入ってネットサーフィンの毎日。

ネットサーフィンは楽しい(^O^)

「このままじゃまずい」とは思いつつも、
動けば動いたで、搾取する人に当たってしまうし
空回りしては頑張りが裏目に出てうまくいかない。

それならもう、頑張るのやめた。
と、すっかりふて腐れて途方に暮れていたのでした。

出会いのきっかけは
「引きこもり」のキーワード検索

Googleの検索ボックスに
行き場のない悩みやグチを入れては、
ヒットしたブログやコラムサイトを読んだりしていました。

そんな時、たしか
「ひきこもり 脱却」とかで調べて辿り着いたのが
とあるカウンセラーさんのサイトでした。
(数ヶ月ニートをしていたくらいで
そこまで深刻な引きこもりと言える状態ではなかったですが)

そのサイトのカウンセラーさんの記事は
読みごたえがあるけれど文面から誠実さや熱量が伝わってきて
気が付いたら豊富な記事を読み入っていました。
(ここでもサーフィンw)

電話カウンセリングを受けてみた

「知り合いと話をするのがみじめなら
いっそ、しがらみのない知らない人に
悩みを聴いてもらうのは良いものかもなぁ」と思い
電話でカウンセリングを受けてみることに。

見知らぬ人に相談するのは初めてだったので
大丈夫かな…どこまで話したらいいのかな…と戸惑いながらも
電話をかけ、相談をさせていただきました。

引きこもりの脱却法で調べて行きついたサイトではあるものの
結局、当時一番困っていた適職相談をしたのですが、
カウンセラーの先生は、無理に励まそうともせず、押しつけがましいことも言わず
穏やかに淡々と話を聴いてくれたのでした。

一切否定せず傾聴してくれた

わたしよりもちょっと年上の気さくな男性カウンセラーさんで
まるで近所のお兄さんに悩みを聴いてもらっているような気分。
(近所ではないが)

今はもう全然弾いてないし弾けないけど、
本当はピアノが好きでやりたいんです、なんてボヤいたら
「いいですね、ピアノ。やりましょう(^^)」と、
わたしのほうが驚いてしまうほど、何一つ否定せず茶化さず真剣に傾聴してくれて、
それがとても心地よくてラクになったのを今でも憶えています。

悩み相談を標榜しているところでも、知人への相談でも
どちらにも言えることですが
悩み相談って、「何でも気軽に話して」と言いながら
結局「そういう人もいるからしょうがない」とか一般論で締めくくられたり
もっとひどいと、「でもあなたも悪いよ」と逆にダメ出しされたりして
「なら話さなきゃよかった…泣」って、余計傷つくこともあるじゃないですか。

大人だって寄りかかったっていいよね。本当に必要なのは「いつも笑顔」よりネガティブを許容できる器

なので尚更、
何の利害もない人(とは言ってもお金は払っていますが)に話を聴いてもらうって、気楽でいいものなぁ。
こんなニートでも夢見ていいんだ…と、
言い知れない温かい気持ちになったのを覚えています。

なぜか良いことが続いた

さらに驚いたのはその後。

電話カウンセリングを受けた次の日から
なぜか良いことが立て続けに起きるという
不思議なことが起こったのです(・o・)

電話の翌日に、予定していたバイトの面接に行くと
一緒に受けていた人の中に、個性的で面白い方がいて
ふさぎ込んでいた気分が一気に晴れて元気をもらえました。
(バイトも採用してもらえた)

さらに、
「バイトの面接なのに楽しかったな~♪」と、帰路を歩いていると
1週間返信がなくてスルーされたと思っていた人から
「今メール見ました」と返信が来て、トントン拍子で会う約束が進んだり。

ちなみにこの、1週間後に返信をくれた人は
のちに、ピアノに復帰するきっかけになってくれた一人でした。

心の安全基地があるから
思い切った挑戦ができる

こうして今思うと、
何者でもないピアノ弾き、いや
当時はまともに弾ける曲すらなくて、ピアノ弾きですらなかったわたしが
のちに、クラシックピアノに向き合うきっかけになってくれた最初の一歩、いやゼロ歩目
このカウンセラーの先生だったように思うのです。

電話カウンセリングを受けて気持ちが晴れてもなお
「ピアノはさすがに無理よねぇ、そもそもピアノないし(´・_・`)
まぁいつか細々と弾けたらいいなぁ」
くらいにしか思っていませんでしたが、
コンクールに出場したのは、この電話から7か月後でした。

好きなことをもう一度。クラシックピアノ復帰までのストーリー

傾聴してもらったのが大きかったので
一見、具体的な収穫や行動が変わったわけではありませんでしたが
「大丈夫」という自己信頼をもらっていたのでしょう。

受容してもらえている場所が
たった一つでもあるか

特に、未来の保証されていないことにチャレンジする時って
心の安全基地が一つあるかないかは大きな違いですよね。

電話カウンセリングの後、すぐには行動しなかったものの
途方もない夢を、否定せず受容してくれたことが
のちの「挑戦してみようかな」という前向きな意思を、無意識のうちに作ってくれていたのかなと思うのです。

本来の自分を思い出すと
爆速化する

ちなみにその後、カウンセラーの先生に
なぜか良いことが続きました!!と報告をすると

「僕は、相談者さんとお話することで
その人の持つ本来の波長に戻す力があるみたいです(^^)」
とおっしゃって下さって、
あぁ、確かにそうかもしれないなぁ…!!と納得したのでした。

その先生は、スピリチュアルや海外や昔からの言い伝えにも精通されておられて
色んな言い伝えを交えてお話ししてくださいましたが、
何かヒーリングや霊的な施しを受けたわけではありません。

なので、あくまで話を聴いてもらっただけなのに
良いことが不自然なくらい続いて尚更ビックリしたのですが、
スピリチュアルにはあまり興味がない自分なりに解釈すると
先生とお話することで、「素になれた」感じは確かにあったので
「本来の自分の波長」というのも、うさん臭さを感じず腑に落ちたのでした。

その場所は素の自分でいられるか

結局は、素に近い自分でいられる場所で生きるのが
最強なのでしょうね。

一方で、何をしてもうまくいかない時って
その、「本来の自分」を忘れてしまっているのかもしれない。

というのをなんとなく感じていて、
わたしはここ数年は、金銭的な損得や社会的な地位よりも
自分が心地よく過ごせそうかということを判断基準にすることが増えました。

自分という素材を知って
活きる場所を見つける

こればかりは相性なのでしょうが、
相手に善悪の意思があるかないかを抜きにしても
一緒にいる相手次第で、自然と自分の良い面が引き立ったり
逆に、なぜかイラっとさせられたり、劣等感が刺激されて萎縮してしまう。

そんなことってありますよね。

カウンセラーの先生の穏やかさが
内弁慶なわたしの「陽」の部分を引き出してくれたのかなと。

良い自分でいられる人とともに生きる

調子に乗ってしまいすぎるのも良くないですが

口下手ブロガーの表現論。発信者としての礼儀と表現させてもらっているという敬意。

萎縮してしまいすぎるのもまた、
自分の未来を縮小してしまいかねませんし
それは、謙虚とは似ているようで別物な気がします。

せっかく他人とは違う自分として生まれてきたのだから
良い面を活かしつつ、活かされつつ
楽しい気持ちで付き合える人と関わって生きていたいものです(^^)/

遡ってみるとこうしてつながっていて
元はというと、始まりは「ひきこもり」の検索だったというのは、驚きですよね。

追記:当時カワグチが受けた
カウンセラーさんをご紹介

最後に、もし似たような境遇でお悩みの方や
親身になってくれるカウンセラーさんをお探しの方がいらっしゃるかもしれませんので
当時カワグチがカウンセリングを受けたカウンセラーさんをご紹介させていただきますね。

わたしがお話をして元気をいただいたのは
「心のホットライン ゆくりはねっと」の松葉 謙先生です(^^)

「ゆくりはねっと」さんについて

ゆくりはねっとの松葉先生は、三重県を拠点に
カウンセリングや才能アドバイスを中心とした電話相談を行われておられるほか、
フリースクール「寺子屋 松葉塾」を設立されて、リアルでも引きこもり・不登校の方に向けた場を提供されておられるなど
多岐にわたってメンタル面でのサポートを行われておられます。

穏やかに相談者の思いに耳を傾けて寄り添ってくださり、
責めたり考えを押し付けたりすることは絶対にないと断言しても過言ではないくらい、器の広い先生です。
とは言いつつ、とても博識で知識も経験も豊富でいらっしゃいますので、
ゆるふわ感覚的なアドバイスやただのお世辞ではなく、建設的なアドバイスも持ち帰ることができます。

その成果を証明するとしたら、
当時無職で引きこもっていたカワグチが
ゼロからもう一度頑張ってみようかな、と社会を信じて立ち上がり
今こうして普通の生活になんとか戻れたことでしょうか。

ゆくりはねっとさんの
公式サイト・Youtube

ブログやYoutube、メルマガでも発信されておられますので、
お人柄をお知りになりたい方はご覧になられてみてはいかがでしょうか。

特にブログ記事は、カワグチのブログ以上にボリュームや情報量が充実されていますので
メンタル面でお悩みの方は、何かしらのヒントや手がかりが得られると思いますし、
電話相談をしようか迷われている方は、YouTube動画で松葉先生の雰囲気を知ることができますよ。

どなたかのお役に立てたら嬉しいです!
(カワグチのピアノブログを見たとお伝えくださっても大丈夫です◎)
わたしも伊勢志摩に行って三重県が好きになったことをぜひとも報告せねば(^O^)

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