ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

山ごもりでピアノ集中練習。泊まれるピアノ練習室「アンプロムプテュ白馬」さんにお邪魔してきました!

年末年始、10日くらいフリーな日が続くことに気付き
せっかくまとまった休暇があるなら、ここにずっと居る意味もないし
どこか行きたいなぁと思っていました。

海外でも行ってみたいなぁ…と言いたい所ですが、
コロナが流行っているので今年はまず無理そう。

であれば、国内、暖かい沖縄や九州にでも逃げたいけど…
人混みは避けたい。

山ごもりしてピアノ練習ができる場所があった

旅行も思いきりできないならせめて

「あまり人の多くない所に山ごもりして、
1日中ピアノ練習だけできる所なんてないのかなぁ(●´⌓`●)」

と、Googleさんにぼやいていました。

すると…

あった。

長野県の白馬村という山の中に、
完全防音のグランドピアノ練習室を備え
しかも、宿泊施設があり、泊まり込みで一日中練習ができる
ピアノ付きの宿があるようです。

滞在型ピアノ練習スタジオ
アンプロムプテュ白馬」さん。

「アンプロムプテュ」って名前も
音楽家ならうれしくなる名前ですね!

ナイスアシスト、Google先生っ。

→アンプロムプテュ白馬さんの公式サイト

長野オリンピックの会場でもあります

ちなみに白馬村には
長野オリンピックの舞台となったスキーのジャンプ場があり
冬はスキー・スノーボードの観光客でにぎわっています。

ベテラン調律師さん常駐で
最高のコンディションのピアノ

こんな夢のような場所が本当にあるとは!!!
と感動していたのですが、
すごいのはそれだけではありませんでした。

なんと、オーナーの山口さんは
長年ヤマハにご勤務され、世界中のピアノを調律されてこられた
ベテランの調律師さん

つまり、毎日最高の状態に調律されたピアノで、
一日中ピアノが弾けるという(ごはん作らなくていいし)
ピアニストにとっては夢のような、贅沢極まりない環境なのです…!!!

ピアノを知り尽くした、「ピアノ管理のプロ」がピアノ宿を作られるという発想に感激して
見つけたその日のうちに、即予約していました。

世界的にも前例がない
理想的な施設

ピアノって定期的なメンテナンスが必要ですし、
とても理にかなっていますよね。

実際に山口さんが世界中のピアノを調律されてこられて
中には状態の良くないピアノも見てきた中で、
なんとかできないかな…と考えられた末、
「自分が作っちゃえばいいじゃないか」というご発想に至られたそうです。

しかも、世界的にもこういった形態の
ピアノ宿はないんですって…!

実際に「アンプロムプテュ白馬」に行ってみた感想

実際に年末に数日間お邪魔させていただきましたので
いかに感激したか、感想にお付き合いくださいませ(^^)/

※以下の内容は2020年12月時点での情報です。
また、あくまで私個人が体験した内容ですので
詳細は現地にお問い合わせくださいね。

スタジオあるあるの不満が解決されている

自宅に生ピアノがないわたしも
普段は街のピアノスタジオをよく利用させていただくのですが、

時間貸しのスタジオ練習でよくある不満が

  • 音漏れ
  • 時間に限りがある
  • ピアノの音質

じゃないでしょうか。

(まぁ、借りていながら
不満を言える立場じゃないのは重々承知なのですけれどね…!)

防音が素晴らしく、
周りの音を気にせず弾ける

練習室が複数あるスタジオだと、
他の人の演奏は音量こそ抑えられるものの
もろ聴こえてくるスタジオがほとんどです。

でも、人の演奏や自分の演奏が筒抜けで聴こえるのって、
なんかいやですよね。
しかも、本番じゃなくて練習中だし。

他のお客さんが自分と同じ曲を弾いているとなんか気まずかったり
マウンティングされてる?みたいな圧を感じたり苦笑、
自分より上手だとげんなり落ち込んで弾く気を無くしたりしますよね…
(わたしだけかしら)

隣室の気配を感じさせず練習に没頭できる

アンプロムプテュ白馬さんに来て一番ビックリしたのは、
練習室の防音性能

練習室は3室隣り合わせであるのですが、
練習室内にいると、隣の方が何を弾いているのかは
よほど耳をすませないとわからない程度で
演奏している間は、隣の人の気配すら感じさせません。

壁の中に防音材「アビテックス」を使用した
頑丈な防音壁

壁の中に、ヤマハの防音材「アビテックス」が組み込まれているようでして
よくある後付けの設置型防音室と違い、いかにも防音室という見た目ではなく、
一見すると普通のお部屋というのも、閉塞感なく快適に演奏できる秘訣です。

あの人あの曲弾いてるーみたいに思われないかとか気にせず
大きな音を出せたり、周りを気にしたり遠慮することなく弾けるので
より自由な表現でのびのび弾けます。

しかも、フタ全開で。
なんて贅沢な…!!

ロビーや通路にいると何を弾いているかわかる程度は聞こえますが、
それでもかすかにBGMがかかっているくらいの心地良い音量で、
威圧感や不快感を感じるほどの音量ではありませんでした。

※練習室の防音性能と施設の主旨から
持ち込み可能楽器はアコースティック楽器に限るそうです

音響が本格的で耳が疲れない

部屋の中の音響も素晴らしく、
まるでコンサートホールで弾いているような音の拡がりを感じられます。

個人的には
小さな音と深みのある音の再現が素晴らしいなと感じました。

小さい音や深い音って、
丁寧に弾くとカスっと音が出なかったり潰れたりしやすいじゃないですか。
そういうのがないので、特に小さな音を聴かせる曲は上手くなった気になれます。笑
急遽ノクターンの練習をはじめるカワグチ。

録音・レコーディングにも最適

音響がいいので、レコーディングにもピッタリです。

室内での録音・録画は快く許可して下さいましたので
わたしも機材を持ち込み、
納得いくまで何度もリテイクして録音させていただきました。

実際に練習室内で演奏した音源

実際に室内で録音させていただいた音源はこちら↓です。
(演奏の品質はさておき)音質が気になる方はよかったら聴いてみて下さいね。

時間を気にせず1日中弾ける

1日中弾けるので、納得がいくまで練習できるし、
懐かしい曲をサラッと思い出して弾いたりもできます。

※1日中という表現で書いていますが、深夜は弾けません。
睡眠もしっかりとりましょう

限られた時間しかないと
「時間がないから」と焦って練習量が不十分になったり、
優先度の低い曲が後回しになってしまったりするじゃないですか。

次の予約の人が早く来ていて部屋の外で待っていると
気を遣いますしね。
逆に、前の人が時間を過ぎても出てこないこともあるし…!!

同じお部屋を連続で使用できたので
重たい楽譜や録音機材を毎回持ち歩いたり
出し入れする手間が省けるのも助かりました。

いつ弾いても状態が良い

スタジオのピアノって、
正直、当たり外れというか、運試し感がありますよね。

グランドピアノだからといって状態が良いとは限らないし、
調律のタイミングなのか、気候的なものなのか
日によっても音がいまいちな日があることも。

そしてそれって、実際に行ってみて
弾いてみないとわからなかったりします。

言うまでもありませんが
プロの調律師さんが毎日調律して下さっているので
ピアノのコンディションは最高で
日によって状態が全然違うみたいな、運試し感がない安定感も嬉しいです。

しかも、フタ全開で弾けるので
演奏会のような気分で弾けて、本番気分のリハーサルにもいいですね。

そうそう、実は楽譜を全部忘れてきまして
早速iPadの電子楽譜が大活躍しました。

10.9インチ「iPad Air」は電子楽譜として使えるか。【結論】やや小さいけど楽譜が超軽くなりました

白馬村について

長野県の白馬村も初めて行きましたが、
いわゆる観光地や都会とは少し勝手が違うところもありましたので、
覚え書きとして書いてみます!

わたしが行った冬に限っての感想ではありますが
一言でいうと、スキー客が多くて賑わっていたものの
空気や水が美味しくて、日常の喧騒を忘れてゆっくりするには最高です。

のどかで優しい街

地元の方も温かい人が多く、
「おねえさん、一人で滑りにきたんですか」ってよく話しかけられました(笑)

北海道民なのでできなくもないけど
スキーはやらなくていいかな。笑

冬は豪雪地帯

豪雪地帯の信州、北アルプスの麓であり
雪が多かったです…!

景色はとても美しいです!

雪に慣れていない方はびっくりするかも。
北海道民のわたしは真冬の北海道仕様で行きましたが、
決して大袈裟ではありませんでした。

特に、路面は雪が積もっているので
濡れたり滑ったりする可能性があります。
足元は滑りにくく足首くらいまでは覆われている靴推奨ですっ!

食事は予約が確実

スキーやスノボの観光客が多く、飲食店の閉店時間も比較的早いので
お食事屋さんが混んでいて、連日満席のお店もあるようです

事前に地図を見ると、ご飯屋さんはたくさんありそうだったので
「ふらっと良さそうなところで食べよう~」と思っていたのですが、
ふらっと立ち寄って食べる計画はけっこう無謀です。

建物と建物の間隔が広いので、地図で見て近くても距離のある場合があり
満席で断られて、お腹が空いた状態でご飯屋さんを探し回る
「夕食難民」なりかねないと教えていただきましたっ。

予約のみのお店もあるので、電話で空きを確認してみるのが確実です。
ピアノ練習で行くのであれば、ごはん屋さん探しであまり時間を無駄にしたくないですしね。

ちなみにコンビニも数軒ありますが、あまり中心部ではない部分にあるのと
都会のコンビニよりも混んでいましたので(笑)
持ち物の備えは万全にしておいた方が良いですよ。

観光地なので物価は安くはありませんが
お食事は素材も良くてこだわっているお店ばかりで、
とても美味しかったです!!

静かで空気がおいしい

音楽家って、耳が良い人が多い反面、
日常の生活音や騒音が気になるって方も多いのではないでしょうか。

わたしも普段住んでいる街だと環境騒音がけっこうストレスなのですが
そういったノイズが全くなくて音楽に集中することができます。

環境づくりって、良いものを揃えるのも大事ですが、
要らないものを排除するのも大事だったりしますよね。

音楽の村としての可能性に期待

オーナーの山口さんは、
白馬村への音楽振興にも力を入れられており
実力のある音楽家の方をお招きしてコンサートを開かれていたりと
長期的な白馬村の発展も楽しみです。

ちなみに音楽を知らない人には「アンプロムプテュ」は通じないのか、
現地の方には「ピアニストの隠れ家」と名乗っておられたのが
ちょっと面白かったです。笑

白馬村へのアクセス

長野県白馬村へは、松本空港から約2時間、
新幹線長野駅からバスで1時間ほど。

松本空港。
白馬とは気候がまったく違って雪はありませんでした!

陸路・空路どちらからもアクセス可能です。

ちなみにわたしは行きは飛行機、
帰りは雪の影響で新幹線と在来線を乗り継いで帰りました。

グランドピアノのある新函館北斗駅に行ってきました!が、ストリートピアノは利用中止していました。

豪雪地帯なので、冬は大雪による欠航や運休も考えて
予定を立てておくと良いかもです◎

まとめ

行くまではちょっと大変ですが
1日10時間以上、クタクタになるまでピアノが弾けて
とっても幸せでした!!

まとまったお休みにピアノを集中練習したい人
日常の喧騒から離れて音楽に浸りたい人にはおすすめです。

ピアノを持たない人は
落ち着いて練習できる環境確保にぴったり

そして、わたしのように自宅にピアノを置けない人や
ピアノを買うのが現実的ではないマンション暮らしの人などは
こうして、状態の良いピアノをお借りする形で練習するのも
一つの選択肢としてアリだなと思うのです。

家にピアノがなくてもピアニストになれるか。~ピアノを持たない、週末練習のみの演奏家の挑戦~

プロでも音大生でもない、ただのアマチュアの愛好家が
こんな本格的な施設に行って大丈夫かな?と不安でしたが
そんな心配は杞憂で、温かく迎えて下さいました。

コンクール前の追い込みやレコーディングなどにも
おすすめです◎

公式サイトから予約できます

予約や空室の確認、スタジオの内観などは
アンプロムプテュ白馬さんの公式サイトからご覧いただくことができます。

→アンプロムプテュ白馬さんの公式サイト

本当はあまり混んでほしくないので人に教えたくないのですが
ピアニストの理想を全て叶えて下さったような
素晴らしい場所でしたのでご紹介させていただきました(^^)/

ピアノ漬けの幸せな数日間をありがとうございました!!

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