ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

【音楽家の永遠の悩み】音楽をする人たちの働き方。~稼ぎと表現との折り合い~

こんにちは!
バレンタインチョコを食べて歯が折れた、
チョコより歯がもろいカワグチです(T_T)

「音楽で食べていくのは難しい」とはよくいわれ、
実際に音楽活動をされている方の中には、生計を得るために
(音楽と関係ない)別のお仕事をされている方も多いですよね。

わたしもそのうちの一人ですが
音楽と(生計を立てるための)お仕事の配分って
音楽家にとっては永遠のテーマのようなもの。

今日は、音楽を続けるための仕事との折り合いについて
自分のことだけでなく、実際にわたしが出会ってきた音楽家さんたちのことも
思い出しながら、考えてみたいと思います。

副業している音楽家
社会人演奏家はたくさんいる

働きながら音楽をすること自体は、
珍しいことでも難しいことでもありませんし

わたしも過去のバイト先で
音楽活動をしているという方に何名もお会いしてきました。

「バイト先」というのもひとつの特徴。
アルバイトで働いている方が圧倒的に多かったです。

仕事先でもキャラが立っている

アルバイト先で出会う音楽家やアーティストさんは
人気商売なだけあり、キャラが立っていて人間的にも魅力的な人が多く、
また、人を惹きつける魅力や、自らお客さんを呼び込む努力をされた経験からか
営業系だと特に業績が飛びぬけて良い人や仕事ができる人が多いことにも驚きました!

ぶっ飛んでいて会社では変わり者扱いされている人も多かったですが
わたしはそういう桁外れた個性の強い人が大好きです。元気もらえるし。
音楽に限らずですが、何かを懸けて仕事している人って熱量の桁が違いますよね。

「音楽をやっていたが諦めた」人も多かった

が、それと同時に音楽を諦めたという方にも多く出会い、
同じく音楽を愛好する者として、音楽で生活をしていくのはこんなに大変なことなのか…
素晴らしい才能と志を持っているにもかかわらず、あまりにも不遇な環境ではないか
と、もどかしい気持ちを感じたことも多くありました。

まぁ、正社員で働くのが必ずしもベストだとも思いませんけれど
正直にいうと、お金も時間もなさそうで大変そうな印象をうける人も多かったので…

音楽以外に
「稼ぎ」を持っておくメリット

パフォーマンスに妥協しなくて良くなる

「売れる音楽」と「上手い音楽」は別。

歌手のJUJUさんは
「アマチュアの世界は、上手な人が尊敬されるけど
プロの世界は、売れる人が尊敬される」とおっしゃられていました。
(記憶なので、多少表記に違いがあるかもしれません。
JUJUさんご本人ではなく、どなたか別の方の言葉をJUJUさんが引用されたものだったと思います)

売上、人気を優先すると
表現 < 大衆受けになりがち

音楽で生計を立てようとしたり
あるいは、事務所の望む表現を実現しようとすると
どうしても「大衆受け」に偏りがちです。

結果としてたくさんの人に愛されるのであればいいですが、
大衆受けする「売れる音楽」を最初から狙って作るとなると
どこかで表現に折り合いをつける必要が出てきますよね。

自己表現を極めるにはお金が必要

たとえば、Gacktさんはミュージシャンを目指された当初
まず資金確保の手段を考えられたたそうです。

今では海外に拠点を移し、実業家としてご活躍されていますが
歌手としてご活躍されていた20代の頃から色々考えて水面下で動いておられたそうで
「理想とする音楽をするにはお金がかかる、
綺麗事抜きに、お金なしに音楽活動していたら、今頃死んでいた」
といったことをご著書↓で書かれていました。

GACKTの勝ち方

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わたしも↑読みましたが
すごい考えてご活動されていたんだな…!!と驚きました。

つまり、音楽を売るためには
どこかで自分の表現したいものとの折り合いが必要で、
逆に、「売れなくてもいいから自分の音楽、感性を表現したい」のであれば
それは相当の代償を伴う、言ってしまうとお金になりにくいということ。

誰に支持されなくても、音楽をやめなくていいように
自分の音楽を誰かに明け渡さなくていいように、と考えるのであれば
音楽以外の生計は必須になってきます。

まとめ:
稼ぎを優先するか、表現を優先するか

大きく分けると、
「売れる音楽」を優先するか、「自己表現を貫くか」
のどちらを優先するかに分かれるのかな。

音楽活動をするうえで、何を一番大切にしたいか、何を一番得たいか次第で
追求するものは変わってくるのでしょう。

もちろん、0か100かというのはまれで
それぞれの配分をどのくらいにするか、ということもまた悩みどころ。

また、売れてきたら本来自分がやりたかった音楽にシフトしていく
というアーティストさんもいますし、恒久的なものでもないわけですしね。

引き続き、色々ある働き方と音楽活動のバランスを
考えてみたいと思います!

続き:わたしの場合の音楽と生活のバランスをご紹介します

続編として、自分のことを書いてみました!
「この人どうやって生活してるの?」と気になる方は、よかったらこちらもどうぞ。

【続:音楽家の永遠の悩み②】アマチュア演奏家が、仕事より音楽活動を優先する理由。

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