ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

よく聴くあの曲を弾いてみたい。
カワグチ流「耳コピ」のコツを伝授します!

こんにちは、
梨に続いて柿に歓喜しているカワグチです(^O^)

わたしは即興演奏やアレンジは得意でないので
ピアニストYouTuberさんのように流行っている曲を耳コピしたり
ポピュラー曲をアレンジすることには消極的ですが
それでも、弾いてみたい曲があったり、リクエストをいただいた時に
耳コピしてポピュラーを弾くことがたまにあります(^^)/

たまに弾いてみると楽しいし
聞く側も、リズムに乗ったり、口ずさんだりしやすくて
知ってる曲のほうが喜んでもらいやすいですしね。

一度で弾けなくても大丈夫!
地道に耳コピして覚えるコツ

わたしは音感はありますが
聴いた曲を即座に弾くことはできません(´・_・`)

グレード試験の調音みたいに、2小節とか、
メロディーラインだけとかならできるけどさ。

AメロBメロサビに間奏と、5分くらいある曲を頭のメモリーに入れて、
さらに、ピアノだけとかボーカルだけじゃなくて
ギターとかベースとか、伴奏のパートもあるわけですよ。
それを弾きながら引き出して、即座に左右の指も正しく動かす…って
かなりの難易度ですよね。

耳も頭も手も動かす。
マルチタスクの極み…!

ちょっとずつ手順を分解すれば
弾けるようになる

しかし、すぐできないからと言って、弾けないと諦めるのは早い。
ちょっとずつ分解していけば、弾けるようになるものです(^O^)

ということで、今日の記事では
カワグチ流の耳コピのコツをご紹介します!

耳コピで曲を覚えるコツ

わたしがよくやるざっくりした流れは

  1. とにかく聴きまくる
  2. 弾いてみる
  3. 実際の音源と聴き比べて調整する

という感じです!

コツもなにもないですが
とにかく聴きまくるのが全てですっ。

最低30回。
100回以上、耳タコになるまで聴けたら完璧(^O^)
(数える必要はないですよ~)

具体的な耳コピの手順

というだけだとさすがに雑過ぎる気がするのでw
もっと具体的に手順ごとに分けると…

  1. メロディーだけを覚える
  2. メロディーラインを弾いてみる
  3. コードを把握する
  4. 伴奏をつける
  5. 間奏など細かい部分を仕上げる

という感じです(^^)/

1.メロディーを覚える

ここはカラオケで歌いたい曲と同じ。
耳タコになるまで聴きまくります。

通勤や通学などの移動中にリピート再生すると
効率よく聴けます。

聴きまくって、自然に口ずさめるくらいまで
メロディーを覚えます!

1つのパートに絞って聴くこと

コツは、一度に一つのパートに絞って聴くこと。

ピアノで弾こうとなると、一気に全部聞きたくなりますが
聖徳太子のようにいくつもの音を聴ける人は、これを読んでいないはず。

調音はできるけどポップスは聞き取れないという原因って、
単純に、一度に色んな音を聴こうとするからだったりします。

ですのでまずは、ボーカルならボーカルだけ聴く、と
一つのパートだけを集中して追っていきます!

メインの音は、音量が大きく目立っているので
比較的聞き取りやすいはず。
そこに一点集中することで、余計な音に囚われなくなり
覚えるのが早くなりますよ(^^)

2.メロディーだけ弾いてみる

メロディーを口ずさめるようになれば、音感がある程度あれば
ピアノの鍵盤でも弾けるようになっているはず。

まずはメロディーラインだけ弾いてみましょう。

たかがメロディーラインと思いますが、これが意外と難しくて混乱するのですよ。
歌手が歌っている音をどこまで刻むかとか、
自分の弾いている音に気を取られて、次の音がなんだったかわからなくなったりとか。

わけがわからなくなったら、また聴きまって頭に刻み付けましょう(^^)/

3.コードを把握する

メロディーが大丈夫そうになったら
次に、伴奏がどんな音で構成されているかをじっくり聴きます。

ここも、なるべく一つのパートだけ聴くとよいです。
なので、ボーカルの次は、ベースの音に注目して聴いてみましょう。

主音だけは外さないようにしよう

最低限、ベースの主音だけでも聴きとれたらOK。

伴奏どおりきっちり正確に弾かなくても
主音を抑えていれば、コードを肉付けしたり、アレンジすることができるようになります。

ピアノ伴奏やギターなどの細かくかつ音数の多いパートは、なるべく最後のほう。

こんな感じで、
音数が少なくて、かつ、音が目立っているパートから分けて聴いていくと聞き取りやすくなりますし
音楽として全部を聴いている時よりも
「こういうメロディーもあったんだ~!」と、新しい感動もあったりします(^O^)

音数が少ないものから合わせてみよう

慣れてきたら、リアル音源に合わせて
伴奏付けする要領で、ベースの音を合わせて弾いてみましょう!

ド~ドファ~、みたいなね。

カワグチの練習風景もこっそり共有します(^^)/
練習中なので上手くないですが、こんな要領で弾いているというご参考になれば。
(曲はあのオシャレなジャミロクワイのVirtual Insanity)

ちなみに、タブレットを使って
Spotifyで1曲を無限再生しながら、都度一時停止してコードの答え合わせをできるように
コードファインダーの画面を分割表示しています!

コードネームの構成音を楽譜で表示。「コードファインダー」

これだけでも、ちょっと達成感というか
セッションしているような気分になれてテンション上がりますので
ぜひやってみてほしいです!

4.伴奏をつける

コードまで分解できるようになったら、いよいよ伴奏をつけてみましょう!

最初はメロディーは弾かず、伴奏だけ音源に合わせてみて
ついていけるようになったら、メロディーも合わせてみましょう。

音数を減らしてもOK

メロディーを合わせるときは、伴奏の音数は減らしてもOKですし
(ソドミ→ソミ、みたいな)
転回形が違っても、まずはあまり気にせず弾いてみましょう

ちなみに音数を減らすときは
残る音の度数が大きめのほうが安定感が出て
個人的には好きです◎

慣れてきたら音数を増やしたり
おしゃれなテンションコードをつけてみたりして
曲の深みを増やしていってくださいね!

こんな時はどうする?

原曲がピアノじゃない場合とか
何人ものパートがあると、
「これってどうやったらいいの?」という時ってありますよね。

パートがたくさんあって
全部弾ききれない!

バンドの楽曲だと、ベースにギター、キーボードと
たくさんパートがあって、全部弾ききれないですよね。

引き算でピアノらしくすっきり素朴に

それを全部弾くのは無理なので、
チョイスして弾いてみることになりますが、
あまりあれもこれも弾こうとするよりは
あえて「引き算」で弾く音を厳選してすっきりシンプルに仕上げるほうが
ピアノらしい素朴さやナチュラルさが出て素敵ではないかと思います(^^)/
(アコースティックVer.ですね!)

それでも物足りない時は、
メロディーにちょっと伴奏的な飾りを織り交ぜて弾くのも
やや中級者以上向けの技ですがアリです◎
(別れの曲の右手みたいな感じですね)

または、低めの音を使っても違和感のない曲であれば
左手の伴奏の音域を下げてみると、全体の音に重みというか深みが出やすくなります。
「音が少なくてなんかショボい」という時にはおすすめです!

でも、無理に全部の音を忠実に弾く必要はありませんよ~。

伴奏とメロディーの
音域がぶつかる!

また、色んな楽器で演奏している曲では
ピアノひとつでメロディーと伴奏を兼ねる場合、
右手と左手の音域がぶつかる場合もありますよね。

そういう場合は、
曲の表情を崩さないように1オクターブずらしたり
伴奏を分散和音にして、メロディーとぶつからないようにしてみたりなど工夫してみましょう。

まとめ:正確さよりも
ピアノの質感を生かしてみよう

メロディーさえ原曲の味をつかめていれば、
伴奏は原曲とぴったり正確じゃなくても良いし
むしろ、ピアノの質感を生かしてすっきり弾く、というのも
素敵なアレンジ方法だと思います♪

まぁ、わたしもあまり偉そうに語れるほど
サラッと弾けるわけでもないのですが…

一緒に良い音を出せるように頑張りましょうっ(^^)/

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