ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

2台目電子ピアノ「Roland FP-30X」を買いました!
選んだ理由と使用感をレビューしてみる

こんにちは、カワグチです!

自宅ピアノが壊れて使えなくなってしまったので
電子ピアノを新調することに。

電子ピアノが壊れました~使い続けられないか、部品を変えてみた(KORG D1対応の電源アダプタもご紹介)

2台目ピアノは即決だった

2年半ほど前、
最初にこの↑電子ピアノを買った時は、すごく迷いまくって
いっそ、100万近くするハイブリッドピアノを買っちゃおうかとも思いかけましたが…

今回、次に買う「2代目」電子ピアノは
どの機種を買うかは、即決でした!

これまで使っていた1台目電子ピアノ

これまでは、KORGのD1という電子ピアノを使っていて
見た目も打鍵の感じもサイズ感も、気に入っていました。

電子ピアノ「KORG D1」が届きました!!サイズ感と弾いた感じのレビューを書いてみる

(ちなみに、今回壊れてしまったのは
電子ピアノの性能自体がダメだったわけではなく、
おそらく自分の配置が悪くて、湿気にやられてしまったのだと思われます…)

2台目ピアノは
買う判断基準が明確!

1台目のKORGのピアノも気に入っていたけれど、
前回はコロナ禍でネット通販で買ったこともあり、
また、もっと性能の良いピアノが発売されているかもしれないし
せっかくなら他のメーカーも見てみたいなということで、また探し直してみることに。

今回は、前に使っていた電子ピアノの使用感を踏まえて
もっとこういうのが欲しいな、こういう機能があればいいなとか
逆に、この機能よかったからまたあったらいいな、という判断ポイントが明確だったので
初めて電子ピアノを買うよりも探しやすかったです!

2台目電子ピアノを選んだ基準

ということで、
電子ピアノを買うのが2回目のピアノ弾きが
どんな基準で電子ピアノを探して選んだかをご紹介しますね(^^)/

もうちょっと軽かったらいいな

これまで使っていたKORG D1の重さは、16キロ。

持てなくはないけれど
女性にとってはちょっとしんどいというか、
持ち上げるたびに危険を感じるくらいの重さでした。

手を滑らせて鍵盤が欠けてもた

あまり軽すぎるのも性能的にどうかと心配にはなりますが
せめてあと1~2キロ軽ければいいな、くらい思っていたのですよ。

Bluetoothがあったらうれしい

Bluetooth接続ができて、
手持ちのスマホやタブレットから音楽を流せると
セッションのように、曲に合わせて弾くことができる。

今までは、ピアノの音と音楽を同時に聴くためには
無理やりヘッドホンとイヤホンを同時付けしたりしていたのですが
無理があるし(耳が痛いw)、
オーディオ再生機器としてのBluetoothスピーカー自体欲しかったので、
電子ピアノにBluetoothがついていたら、一台二役になっていいなあと気になっていました。

ごちゃごちゃした機能はいらないから
スタイリッシュなデザインがいいな

これまで使っていたKORG D1ちゃんは、シンプルな見た目が気に入っていたので
次に買うピアノも、子供やピアノ初心者向けのような
自動演奏や鍵盤が光る機能みたいのはいらないから
部屋においても馴染む、スタイリッシュなデザインが良いなと思っていました。

Rolandの「FP-30X」を買いました!

そんな希望にピッタリで選んだのが…
Roland(ローランド)のFP-30Xでした!

以前色々見ていた際からあった気がするし
ロングセラー商品のようですね!

→Rolandさんの公式サイトはこちら

わたしが今回、RolandのFP-30Xを選んだ理由を
以下に書いていきますね。

Roland FP-30Xを選んだ決め手

Rolandさんの電子ピアノは一言で言うと
質感にこだわっているな、というのが感想です。

打鍵の抵抗感がちょうどいい

お店で試弾してみた感じ、
プラスチックのカチャカチャ感がなく、ぬるりんとした
おもちゃっぽくないナチュラルな重さと言う面では
このピアノがダントツでした。

個人的に、この打鍵の抵抗感は
メーカーによってかなり差があるなぁと感じて
その点、Rolandさんのピアノが一番しっくりきました。

重ければいいというわけでもなく
わざとらしく重すぎると、それはそれでピアノの打鍵感とは違うし
(重さを設定できる機器も多いですが、そういう問題でもない)
音がなかなか出ないからと、タッチが荒くなったり、指に余計な負担をかけてしまいかねませんからね。
それならまだ軽すぎるほうがましだと思っています。

展示品を実際に試弾する機会があれば
電源をOFFにしたり、音を聞こえなくしてみるとわかりやすいです。
好みにもよりますが、ボスボスと鳴るか、スカスカ・カチャカチャ鳴るか一目瞭然です。

触感が良い

この軽さと価格帯ですので、木製鍵盤ではありませんが
Rolandさんの電子ピアノは
リアルピアノの質感を出すために、鍵盤表面がツルツルしていなくて
微妙に、凹凸加工がしてあります。

見えるかしら

木製鍵盤だと、重さも価格も上がってしまいますが
かと言って、いかにもプラスチック感があると
ピアノを弾いているというよりは、プラスチックのおもちゃを触っている感が強くて
なかなか弾きたいという気にならなかったりするものですからねぇ。

ピアノ弾きさんならわかってくれると思っていますが
けっこう、弾きたくなる気分って大事ですよね。

電子ピアノを放置せず習慣的に弾くには?モチベーションを左右する配置の話。

音が良い

試弾してみた感じ、
音がウェットで一番好きだなと感じました。

なんというか、電子特有のツンツンした感じがなく
木のこっくりした温かみのある音というか。

この音の良さは、買ってから自宅で弾いてみると
よりハッキリとわかりました!

音がきれいだからつい弾きたくなるのですよ。
なんて理想的な使い方…!!(^O^)

コンパクトで見た目がスタイリッシュ

これは大きな決め手というほどではありませんが
あまりガチャガチャした子供っぽい見た目より
スタイリッシュでシンプルなものが良いなぁと思っていたので
すっきりした見た目とサイズ感も理想的でした。

ボタン部分もスッキリシンプルです。

色は前回と同じ白。
お部屋が明るくなってインテリアにもよく馴染むし、
リアルピアノとはまた気分を変えられて白ピアノ気に入りましたのよ♡

Roland FP-30Xのここが良い!
買って実際に弾いてみた感想

実際に「Roland FP-30X」が届いて
使ってみたみた感想も早速ご紹介します(^^)/

女性でも持てる!
14.5キロの本体

本体の重さは14.5キロ。
(譜面台除く)

先代のピアノが16キロでずっしり重かったので、覚悟して受け取ったのですが
思ったほど重くない。
1キロでこんなに差があるものか。

箱を開けてみると、さすがに軽いとまで言うのは盛り過ぎだけど
運動不足の女性でも持ち上げられるくらいの重さで
設置もあっさり終わりました。

奥行がコンパクトな分、厚み(高さ)はまぁまぁありますが
スタンドで調節できるので、別に気にならないかな。
コンパクトなので、スタンドの奥行が余っておりますな。

スタンドはこちらを使っています。

キクタニ キーボードスタンド XX型 KS-29W ホワイト

場所節約と、デスクワークで座りっぱなし防止のため
わたしは立ち弾きの高さにしていますよ~

でもまぁ、10キロちょいのピアノさえ載れば
なんでもよい気もしますっ。

ちなみに、Roland純正のスタンドもあります。
今回カワグチが買ったFP-30や、お手頃モデルのFP-10にも適合します。

Roland キーボード・スタンド KS-12

付属品の譜面台も軽い

なんなら付属品の譜面台も軽い。
発泡スチロールかと思うくらい。

まいどあり

軽いだけあり、若干強度は頼りなさはありますが
普通に薄めの楽譜やiPadを立てかける分には全く支障ありません。

体重をかけて譜めくりとかすると危険かもです。

テーブル平置きもOK
底が平らで設置しやすい

前回のKORG D1は、脚がついていたので
テーブルに置けませんでしたがw

今回は、底面が平らなので↓
専用のスタンド以外のものに平置きもできそう。

安定性的にはスタンドが理想的なのでしょうが
スペースが限られると、机やテーブル、ちょっとした台の上に置きたい時もありますし
利用できるシーンが広がるのは何気に大事です。

底面はこんな感じ。
スピーカーがありますが、すっきりしていますね。

指を掛けられる穴がある

さらに、底面にはこんな感じで大きな溝があるので
指を引っかけて持ちやすく、
手を滑らせて落とす心配も少なくなります。
(先代ピアノを落とした前科のある人)

もしかするとこの指掛け穴のおかげで、軽く感じたのかもしれません。
細部まで設計がユーザーのことを考えてくれている感がありますね!

音がリッチでホールのような響き

試弾で試していた通り、音の質が温かみのあるこっくりした音なので
長時間弾いていても耳が疲れません(^^)

また、ホールの反響を意識して設計されたとかで
絶妙にエコーがかった、遠くにこだまするようないい音で
弾いていて気分が高揚します。(←とても大事)

この反響度合いは、設定で調節可能なので
苦手な方は減らすこともできますよ。

Blotoothが楽しい!

Bluetooth接続で、
スマホやiPadなどから出力し、電子ピアノから音を出せます。
電子ピアノがBluetoothスピーカーになるということですね!

Bluetoothスピーカーも欲しかったのだけど、1台二役をしてくれるので
買わなくてよくなって助かりました~

カワグチはSpotifyユーザーなので、
早速iPadから音楽を流してセッションしてみました。

機器に接続中は、↑のFunctionボタンが青く点灯します。

もちろん、音楽と鍵盤の音も同時に出ますので
音楽を流しながらプロの音楽とセッションしている気分で伴奏したり
シャドウイングのようにメロディを追いかけたり、耳コピが捗ります。

これは楽しいですね!
もっと早く買っていればよかったっ。

よく聴くあの曲を弾いてみたい。カワグチ流「耳コピ」のコツを伝授します!

楽しいのでついつい長時間弾いてしまって
苦情が来ないか怯えていますw

録音できる

USB接続口がついているので
弾いた曲をUSBに入れてダイレクトに録音できます。

録音機も不要だし、機械の音が直接入るので
息遣いや椅子がきしむ音など、余計なノイズが入ることもありません。

拡張子の変換が必要

ちなみに、USBに保存された音声ファイルの拡張子は
「MIDIシーケンス」という形式になっています。

このままだと編集やトリミングなどには扱いにくいのですが
WEB上でドラッグ&ドロップするだけで使える変換ツールもありますのでご紹介しますね(^^)/

→MIDIファイルからMP3への変換サイト

使ってみて感じたデメリット

また、もちろん生ピアノではないので
すべてを満たす完璧なモノなどないのは承知のうえで
ここが惜しいかもな、というデメリットもご紹介しておきますね。

ボタンの機能がわかりにくい

デザインがスタイリッシュで最低限の装飾である反面、
どのボタンがなんの機能か、直感的に理解しにくいです。

音量と電源ON/OFF、メトロノームくらいはわかるでしょうか。

また、設定をするのに+ーボタンや調節ダイヤル的なものがなく、
キーボードの鍵盤を使って設定調節をする必要があったりするので
細かい設定をするには説明書は必読です。

とはいえ、音質を変えたり、録音や自動演奏などの細かい機能はあまり使わず
ピアノの音が出て弾ければそれでいい、という演奏者さんであれば、特に不自由はしないです◎
おそらくですが、このモデルを買うレベル感の方であれば
演奏ができれば他の機能は大して使わないっしょ、という設計なのでしょう。

わたしもそんなに細かい機能は使っていませんが
Blootoothの切り替えがいつもどこだっけってなるので、シールを貼ってみましたよ。

こういう↓よくあるラベルシールです〜

HIRAISM カラーラベル シール 丸型 カラー14種 28枚セット (直径8mm)

弾き心地が浅め

にゅるんとした適度な抵抗感はよいものの
なんというか、リアルピアノよりも
弾いた感じの鍵盤の沈み込みがやや浅いなという感覚がありました。

しかし音は良く鳴りますし
いずれにしても電子ピアノのタッチに慣れすぎるのはよくないので
そういう意味ではそこまで重要ではない気がします。

微細な音の反応がやや鈍い

鍵盤が重いというのともまた違うのですが
これはトリガー的なものなのでしょうかね。
トリルなどの細かい音が鳴りにくいな、と思いました。

ある程度しっかり弾かないと鳴らないというか、
でも、しっかり弾いたらトリルじゃなくなるしなぁ。

速い曲をインテンポで弾いたり、細かい技巧系の曲を弾くと気になるかもしれませんが
まぁ、室内でそこまで激しく弾くこともそんなに多くないでしょうからね。

ピアノの打鍵振動は意外と響く。賃貸での振動騒音を防ぐための工夫

基礎練や譜読みレベルでは問題ないかと思いますよ。

電子と生ピアノで
打鍵感が異なるのはしょうがない

ちなみに、アコースティックピアノ(生ピアノ)と
電子ピアノでは、音が鳴るしくみや、音の大小を決める機構が違います。

なので、こればかりは
電子ピアノなのでしょうがないと割り切るべし(^^)/

それがどうしても不満なのなら、
電子ピアノにそれを求めるのではなく
お手頃な中古のアップライトピアノを買う方が適しているでしょう。

他社のペダルは使えなかった

ちなみに、サステインペダルはKORGさんのものが気に入っていて
捨てずに取っておいてたので、試しにつないでみたのですが
さすがにメーカーが違うと効きませんでした。すいませんでした。

左が今回買ったRolandさんの、右がKORGさんのペダル。
端子は一緒だったんだけどなぁ。

※Rolandさんからも金属のペダルが出ていました↓
これはこれでかっこいい!

Roland ダンパーペダル DP-10

マンションでのサブ使いなので
リアルさは求めていない

まぁでも、譜読みやタッチの確認がメインのセカンドピアノだし
コンパクトで軽くていつでも弾きたくなる気軽さの方が大事。

【ワンルーム自宅ピアノの結論】家用ピアノを買う目的を考えた結果、買ったのは「コンパクトな電子ピアノ」でした!

ホールと自宅では
そもそも用途が違う

繰り返しになりますが、本物ピアノそっくりだったとしても
あくまでマンションで弾くという用途を忘れちゃいけませぬ。

ヘッドホンを使うことが98%だし
リアルとそっくりの音や打鍵感だったとしても、
グランドピアノで弾くように思い切りは、どのみち弾けないのですよ。
リアルピアノと同じ勢いで爆弾きすると、確実に振動でクレーム来ますからねw

賃貸で電子ピアノ、大家さんにばれる?マンションにピアノを置いて弾く際のマナーと心得

 

なので、リアルピアノそっくりの精細さは、お金をかけるポイントではなく
二の次でいいかな、と思っています◎

まとめ:買ってよかった!
機能で可能性が拡がるサブピアノ

電子だからと侮ることなかれ。
電子ピアノ、失って改めてその重要性を思い知りました。泣
スタジオに行かずにちょい弾きできるのって、すごく助かりますね…!!

しかも、機能が色々あって
楽しむにはもちろん、ただ弾くだけでなく可能性を拡げてくれそうだなと感じています。
録音も手軽にできるようなので、
電子ピアノからも録音音源を録れたらいいなぁ。

値上がりに怖気づいて買うのをためらっていましたが
早速練習が捗りまくっていまして
総合すると、買ってよかったです(^O^)

Roland ローランド 電子ピアノ デジタルピアノ ポータブル 88鍵盤 グランドタッチ FP-30X (1年保証, WH ホワイト)

カワグチとお揃いはいかが?

また、KORGさんのピアノからRolandさんのピアノに買い換えた者としては
KORGからRolandに、または逆でRolandからKORGへの買い替えは
打鍵感が比較的近くておすすめできます(^^)/

本格的にピアノを弾きたい方に最適な
自宅ピアノ選び

音が出たらオッケーみたいな、気分転換じゃなくて
タッチや表現に妥協しないで、ある程度ちゃんとピアノを弾きこみたい。
だけど、毎日グランドピアノを弾けるわけじゃない。

そんな方にとって最適な「自宅ピアノ」の選び方を考えて
過去に記事を書いています!

ピアノを借りぐらししているとあるあるなのが、
日が空くと、次の練習で思い出すのに時間がかかってマイナススタートになるし
また次の練習まで日が空いて、三歩進んで二歩下がる状態で、一向に進まない。

それが、1日15分とか30分触れると少なくとも維持ができるので、
弾かない日が空いてしまうのとは大違いです!

(記事本文の一部を引用)

ぜひ参考にしてみてください~(^^)/

賃貸マンションだけどピアノを弾きたい。電子ピアノ購入から1年経って考える、自宅用ピアノの選び方【①用途別】

共感したら↓「いいね」押してってね

いいね (11 いいね)

この記事をシェアする

記事のURLをコピーする

記事のシェア・ご紹介はご自由にどうぞ◎

ブログトップに戻る

1曲だけから楽譜を手軽に入手
ヤマハ「ぷりんと楽譜」

ピアノ最大手ヤマハさんの運営する楽譜販売サイト。
楽器店や本屋さんに行かなくても、PDFやコンビニ印刷で弾きたいときに24時間すぐ手に入るので、カワグチもよく利用しています!

難易度別やジャズアレンジなど、種類も豊富で
流行りのJ-POPや季節のイベント曲を1曲からサクッと練習できる、ピアノ弾き必携のサイトですよ◎

ヤマハ「ぷりんと楽譜」

広告掲載・レビュー依頼はこちらよりお願い致します