こんにちは。
真冬にアイスコーヒーにハマったピアノ弾きカワグチです!
真冬に暖房MAXでアイスを食べるのは
北海道民の文化(^O^)
ドビュッシー月間が続いています
秋に弾いていた「水の反映」に続いて、
ちょいフライング気味の完成度ではありますが
ドビュッシーの「月の光」の音源をアップしました(^^)/
なんでドビュッシーの曲を続けて選んだのかも
曲のページに小話を書いています◎
印象派音楽といえば
ラヴェルとドビュッシー
ドビュッシーの「水の反映」を弾いてからというもの
良い意味でクラシックらしくない、ミステリアスな旋律に惹かれて
同じような不思議な曲を弾いてみたいと思うようになりました。
![](https://key.mondbrand.net/wp-content/uploads/2022/01/tree-gfb01c5659_640.jpg)
ということで、次は
ドビュッシーと同じく印象派音楽にカテゴライズされる
ラヴェルを弾いてみています!
(ちなみに水の戯れは譜読みに力尽きて放置中)
似てる?パクリ?
ドビュッシーとラヴェルの音楽
ラヴェルはドビュッシーより少し年下世代で
直接交流もあり、お互い意識はしていたそうです。
その先進的な作風から、
しばしば似ていると比較されたり
「水の戯れ」と「水の反映」などは
ドビュッシーのパクリ(盗作)だとか物議を醸していますが…
いざ弾いてみると、
ラヴェルとドビュッシーは似ていないことに気が付きます。
情緒派か理論派か
弾いてみて感じたこと
古典的なクラシックの奏法に捉われない
不協和音を多用した自由な旋律
というのは、たしかに共通なのですが…
ドビュッシーさんは
情緒的で、人の心や情景といった
定量できないものの熱量を擬音化して描写しており
「情」で聞き手をつかむようなイメージでしょうか。
![](https://key.mondbrand.net/wp-content/uploads/2022/01/drop-880462_640.jpg)
女性関係の絶えない恋多き作曲家さんだったようでして
旋律にもどことなく色気というか、恋愛のような高揚感や儚さを感じます。
(ただの先入観?)
一方でラヴェルさんは、
緻密なステンドグラスのような
鍵盤細工ともいえるような繊細さと精巧さがあり。
![](https://key.mondbrand.net/wp-content/uploads/2022/01/stained-glass-windows-g03b75a862_640.jpg)
計算し尽くされた美学と理論をもって
唸らせるような印象を感じました。
表面上似ていても
根源の考え方が異なる
つまり、一見作風が似ていても
根っこの部分は全然違いそうだなと。
左脳派と右脳派というか、
情で動くか、理詰めで動くか、
サプライズ演出で驚かすのか、
トリックを仕掛けて驚かすのか、みたいな?
先日見かけた知恵の輪。
微妙にト音記号…なのかしら?
こういうの好きで、無駄に集めてしまうタイプ(^O^)
まとめ:
似ているようで違う世界観
演出するのが腕の見せ所
ドビュッシーとラヴェル、
アウトプットは似ているかもしれないけど
似ているどころか、根源はむしろ対称的とすら言える。
と、実際に弾いてみて感じたのでした!
ま、数曲弾いただけのわたしの勝手な思い付きなので
正確なところはわかりませんけれど(^O^)
世界観や見えるものは
真似できない
両者の曲づくりが影響し合っていて
もし仮にパクリだとか踏襲だったとしても
曲の背景や、曲に込められた世界観までは
真似しようにもできないということかもしれませんね。
(という時点で、パクリとは言えないと思う)
![](https://key.mondbrand.net/wp-content/uploads/2021/05/dubai-frame-3161107_640.jpg)
それを似ているとか同じ部類としてカテゴライズするのは
それぞれの持ち味を相殺させてしまうようで
ちょっと勿体ないようにも感じたのでした。
その違いを表現するのが
弾き手の腕の見せ所なのでしょう(^^)/
と言いつつ、ラヴェルの曲が難しくて
まだまだ完成の兆しが見えてこないのですが…
![](https://key.mondbrand.net/wp-content/uploads/2022/01/img_0781-e1643610099866.jpg)
さて、何の曲を練習しているでしょうか。
この楽譜がヒントです♪(見えないって)
いつか公開できるように頑張りますっ!
追記:曲が完成しました!
1年かかってなんとか曲を公開できましたっ!
めちゃくちゃ難しかった…
答え合わせはこちらの動画をどうぞ(^^)/
この記事をシェアする
記事のシェア・ご紹介はご自由にどうぞ◎