ドビュッシー / 月の光
（C.Debussy / Clair de lune）

ドビュッシーの代表作「月の光」。

わたしは名前に月が二つも入っているので
月って、なんだか自分事のような親近感（？）が湧くのですよね。

この曲を弾こうと思ったのは
同じくドビュッシーの「水の反映」が仕上がってきた頃。

ドビュッシーの曲の美しさに気が付いて
ドビュッシーいいかも！と思っていた時期、
ちょうど出稼ぎに行った伊勢志摩のリゾートホテルで
毎晩、この曲「月の光」の生演奏が流れていたのでした。

ハードワークの傍らで
聴こえてくる月の光

カワグチが般若のように顔を歪ませながら重たいお膳を運ぶ傍らで
夜な夜な遠くから聴こえてくる「月の光」。

しかも、遠くからだったこともあってか
途切れ途切れにしか聴こえなかったのが
（今思ったらそういう曲だからでしょうが）
途中で演奏が止まっているのだと思っていて
「くっ、あの生演奏と代わりたい…(T~T)
このピアニストさんより上手く弾いてやらぁっ！」と
謎に対抗心を燃やしていました。笑

そんな思い出があるので
月の光はトラウマになるかと思ったのですが、
いざ曲の世界観にのめり込んでみると
それとこれとは全く別の記憶になりましたけれどね。

とはいえ、喉元過ぎたら
出稼ぎも良い思い出ですけれどね(^O^)
お仕事はきつかったけど、良い人ばかりで
楽しい思い出もたくさんいただいたのは補足しておきますよ！