こんにちは、ピアニストブロガーのカワグチです!
久しぶりに焼きそばを作ったら失敗してちゃんぽんみたいになりました/(^o^)\
炒めものって手際よく作るのが難しいですよね。
今日は久しぶりに曲の話でもします〜
オクターブ進行、音圧系重低音
握力系の曲は任せておくれ
演奏をいくつか聴いてくださっている方はお気付きかもしれませんが
わたくし、細かい技巧系の曲や、しっとりふんわり癒し系の曲は苦手です(´・_・`)
わたしの演奏スタイルは性格そのままの自覚があるのですが
よく言うと大胆、悪く言うとガサツといった感じで
逆に、握力パワープレイ系は得意でして。
もちろん幼少期からトレーニングを積んでいますので
決して、力任せに乱暴に弾いているわけではありませんが
スケルツォ3番のようなオクターブ進行の握力系や、
ラフマニノフ鐘のような、ズドーーーーーーンという迫力炸裂系や
絶望感、躍動感を出すのは任してくれい(^O^)なのです。
握力パワー系の曲が得意な理由
今ではデスクワークですっかりなまってしまってはいますが
実は握力爆弾き系になったのは元からではなく、あるタイミングがきっかけでした。
スポーツで鍛えた握力が
ピアノに役立っていた
というのも、
実はカワグチ、学生時代は中学生から大学生まで
ずっとテニス部だったのです!
(ちなみに軟式)
スマッシュは任せろ(違)
しかも、雨の日以外はほぼ毎日練習があるような
けっこうハードな部活ばかりでしたのよ。
テニスは嫌いでした
とはいっても、正直に打ち明けると
テニスはあまり好きではありませんでした( ;∀;)
運動は嫌いなうえ、10年近くもテニスをやっていたのに下手くそで
(よく考えると学生時代の時点では、ピアノと歴がそんなに変わらない…)
試合に出てもいつも負けるしw、おまけに日焼けもするし
テニスに行くのは憂鬱で、できるだけテニスをやっていたことは伏せておきたいくらいなのです(。-_-。)笑
テニスが、というよりは
苦手なこととか、努力しても報われなかったこととか
劣等感を感じさせられるものは誰しも嫌いになりますよねぇ。
趣味ピアノより、趣味テニスのほうがよっぽどウケはいいのですけれど。。
一緒にやろう!!みたいに言われても、あんまりやりたくないし。(小声)
激しく降る雨の音が好きになったくらいですもん。(部活が中止になるからw)
雨が降ると、コートの脇にある小屋で待機するのですが
その部屋の中でみんなに心理テストを吹っ掛けるのが楽しかったなぁ。(そっちかい)
義務がきっかけだった
じゃあどうしてテニス部に入ったのかというと、
田舎の母校の中学校には、部活の種類はそんなに多くなかったのですが
ゆとり教育が浸透する前で、文武両道信仰が強かった当時は
何かしらの部活には絶対入らなきゃいけない決まりだったのですよ。
最初に体験入部した唯一の文化系部活の吹奏楽部では、
マウスピースをうまく吹けずこりゃムリだとへそを曲げw
バレーやバスケなど大きいボールはぶつかるのが怖いのでw
一番できそうだったのがテニスだったような。
こう考えるとできること少なすぎて泣ける…
そしてそんなことも避けて通れない学生生活って、今思うとけっこう過酷ですよねぇ。
それからは、高校大学と、経験者だからという理由で勧誘されるがままに
他に特にやりたいこともなかったので、ズルズルと続けていた感じでした(^^;
ピアノをやる選択肢は頭になかった
その当時は家にピアノがあったわけでもないし、
今のようにピアノスタジオや、そもそもスタジオがどこにあるという情報すら知る手段もありませんでしたから
ピアノをまた満足がいくほど弾けるとは考えもしなかったのですよね。
男子のマネをしていたら
パワー系になった
そんな感じでたまたま入った部は、男女混合で何気に強豪校でして
一緒に練習をしている上手な先輩や同級生、コーチがかっこよくてストロークを真似したり
(それもなぜか男子のマネばかりしていたw)
ラケットの真ん中にボールが当たってスポーーーンと抜ける音が爽快で、
その瞬間に一点集中しているうちに、握力瞬発系プレイヤーになっていて
「ともかって(試合は弱いけど)球速いよね」みたいに言われるようになっていまして。
(たぶん褒めてはいない)
ピアニストブログでテニスの写真載せる日が来るとは思わなかったよ。笑
テニスをしたことのある方なら
ボールを打球する瞬間にグッと力を入れるあの感じを
お分かりいただけるのではないでしょうか(^O^)
テニスを始めたのが
ピアノの楽しさがわかってきた時期だった
ピアノの楽しさがわかってきて、
ショパンエチュードのような大曲が弾けるようになってきたのも中学生になってからだったので
中学生から始めたテニスで握力や瞬発力がついていたことも
ピアノの上達に少なからず関係しているのではないかな。
と、今となっては思うのです。
ピアノを弾くのって、おしとやかそうに見えて
意外と体力や体幹力が要りますからね。
ピアノを好きになったきっかけは
ほめられて調子に乗ったから
あと、テニスの練習中に、ピアノを習っていたイケメンの先輩が
合同発表会で弾いた幻想即興曲をベタ褒めしてくれたのですよ。
「幻想即興曲って、幻って書くんだよ!!すごくない?!」って。笑
ピアノがその頃から好きになってのめり込んだのは、
それが嬉しくて、調子に乗ってモチベーションが上がったのもあるかもしれません。
いや、わりとそれが大きいかも。きっかけはいつも不純。
幻想即興曲が十八番になったのも実はそんな所以があります。
ま、芸術なんてきれいで整ったところからより
不純や理不尽や歪から生まれるからこそ響くものですからねっ!(と正当化してみる)
体育会特有の根性みたいなものもついたかもしれないな。
たまに漢らしくなるのはテニス部のおかげかもしれませぬ(^O^)
まとめ:
「自分ではやらないこと」で
可能性が拡がることもある
カワグチは運動音痴なうえ面倒くさがりで、
できることなら運動なんて面倒&苦手なことなんかしないで
教室の自席でずっと絵を描いていたい(そして本当にそうしていたので、一時期友達がいなくなったw)
という、超絶ノリの悪い子供だったので
↑こんなマンガ?を書いていました
強制的に部活に入らざるを得ないというきっかけでもなければ
一生運動とは無縁だったことでしょう。
苦手・気乗りしないことは
やらない一択?
わたしは普段は
苦手なことや、やっても報われないことは、さっさと手を引いて二度とやらない派。
そんなに大好きでもなくて、苦手で試合にも勝てないテニスに費やしていた時間(それも何年間も!)を
もっと早くピアノ復帰に使っていれば…と悔やむことも、正直あります。
スポーツをする目的は
勝つことだけではない
だけど、実は意外なところでピアノにも役立つ筋力がついていたり、
ピアノと一緒で、スポーツをするとその人の素性がよくわかるので
学校でのクラスメイトよりも、長い時間を過ごす部活の仲間との方が仲良くしてもらうことも多くて
その後も一緒に旅行に行ったり、遠く離れた学校に進学してもずっと仲良くしてくれたり
就職先のお仕事場にも部活関係のOBがいてやりやすかったり…と
人間関係はテニスつながりなしでは語れないくらい、かけがえのない絆ができたのも事実で。
やらない一択にしてしまうのは
ちょっと極端すぎるというか、寂しすぎるのかもしれない。
スポーツをする人すべてが、プロを目指すとか、優勝しなきゃ無意味というわけでもないでしょうからね。
そういう意味では、結果的には、嫌々でも部活をしていてよかったなぁと思いますし
(そもそもあまのじゃく人間なので、嫌々と言いながらまんざらでもない説もある)
テニスを通して仲良くしてくれた人たちのことは大好きで、
こんな要領の悪いカワグチにも真摯に教えてくださったコーチや顧問の先生にもとても感謝していることは
忘れずに補足させてくださいね!!
高校生の時なんかは、親元を離れて暮らしていたので
よく練習に寝坊しては家の前まで迎えに来てもらったり…。
ほんとに優しすぎますよね(T_T)
すぐ叶っていたら
中途半端にしかやらなかったかも
自分の思い出話になってしまいましたが…
もしその当時、ピアノが弾けたとしても
スタジオ通いするお金も時間も根気もそんなになかっただろうし
曲を仕上げられるほど十分には弾けず(もしくは弾かず)
きっと、中途半端に弾いた気分にだけなって終わっていたんじゃないかな。
と思うと、弾きたくても弾けない期間があって、その時間が募ったからこそ本気度を高められたのは
必然というか、かえってよかったのかもしれません。
というか、そう思いたい。笑
なので、人生に無駄なことはないとは言いますが
たまには自分の意思と違うことをやってみることも悪くないのかもな、とか
そうすることで、予想外の人間関係や可能性が拡がったり
思いもしないところで役に立つことも、時にはあるものだなぁと
振り返ってみてしみじみ思ったエピソードでした(^^)/
病んだ曲が得意なのはまた別でしょうけれどねw
なにかきっかけあったかなぁ。
なにか思い出したらまた記事にしますね◎