こんにちは!
週末ピアニストをしているカワグチです(^^)/
ここ数年、ストリートピアノが増えてきたおかげか
自宅にピアノがなくてもサクッと借りて弾ける
ピアノスタジオも少しずつ増えてきたように思います。
また、ピアノブームだった(?)1980年~1990年代頃に
ピアノを習っていたという人は、今頃は働き盛りの世代のはず。
または、子育てしながら、ご自身の子供時代を思い出す方もいらっしゃるかもしれませんね。
わたしもそうですが
子供の頃ピアノを習っていたけど、大人になってまた弾きたい!
平日の仕事モードから離れられる、気晴らしの趣味が欲しい!!
子供と一緒に、昔の趣味を楽しみたい!
という方も多いのではないでしょうか。
気持ちの切り替え、大事ですよねぇ。
ピアノを自宅に置くのは
ちょっと敷居が高い
とはいえ
ピアノを弾くとなると、安い電子ピアノでも数万円はしますし
置く場所の確保も必要。
ご近所さんへの騒音などの配慮もありますし
ちょっとピアノを弾きたいだけのために
わざわざピアノを買って置くのは、ハードルが高いですよね。
弾きたい時にちょっとだけ弾ける
レンタルスタジオが便利
しかし、時間貸しのレンタルピアノスタジオなら
ピアノを所有することなく、ご近所への騒音を気にすることなく
カラオケ感覚で30分や1時間単位で、サクッと手ぶらで行って弾けてしまいます!
(事前予約は必要ですが)
とっても気軽でありがたい施設なのです~(^^)/
ということで
家にピアノは置けないけど、たまにピアノを弾きたい、
はじめてレンタルスタジオに行ってみようかな、という方向けに
ここ数年、毎週スタジオにお世話になっているピアノ弾きとして
ピアノスタジオの利用方法と、よくあるマナーをまとめてみました◎
ピアノスタジオの使い方
①スタジオ選び
ピアノスタジオといっても
大手から、個人店の一室のような場所を解放しているところまで様々。
プラットフォームから探す
ネットで「地名 ピアノスタジオ」と検索してもよいし、
SPACEEやスタジオルなどの予約プラットフォームから探すのもありです◎
プラットフォームから探すと、予約機能もついていることもあるので
一度アカウントを作ってしまえば、予約方法がわからないとか、
アカウントをスタジオごとに作るのが面倒、ということも避けられます。
GoogleMapの検索もおすすめ
最近は、Google Mapも優秀。
グーグルマップの検索ボックスに「ピアノスタジオ」と入れても
音楽スタジオが候補として出てきてくれたりしますよ。
地図なので、場所も一目でわかるのでとっても便利。
一般開放していないピアノ教室や
ピアノの置いていないバンドスタジオなんかも出てきたりするので、精査は必要ですが
いずれにしても、弾きたくても情報の探し方から探さなきゃいけなかった10年前と比べると
便利になったものですよね!
というか、カワグチが知らないだけで、ピアノスタジオさんってたくさんあるはず。
ホームページなら作るので、ネットにもっと載せておくれ(^O^)
どんな人が利用しているか
ピアノスタジオを利用している人って
プロのピアニスト?音大生?
ピアノ教室のレッスン生?YouTuber?
アマチュアで気晴らしの趣味だから、と
ちょっと気後れする気持ちがあるかもしれませんね。
プロ・アマ、老若男女
色んな人がいます
地域にもよると思いますが
わたしが普段利用している時に見た感じだと
高校~大学生以降くらいの学生さんからご年配の方まで
色んな年代の方が出入りしています。
女性のほうがやや多めの印象ですが
意外とおじさまも多くいらしていますよ。(そしてうまい)
たまにレッスンで利用で複数名でいらっしゃっている方も見かけますが
基本的には一人利用者さんが9割以上といった感覚ですので
バンドスタジオのような騒々しさはなく、静かです。
「普段何してる人?」とか話しかけられるわけでもないですし
どうせ個室に入って練習するわけですから
プロ・アマや年齢などは気にする必要は全くありません◎
むしろ、プロや音大生さんは
学校や自宅など、行きつけの練習場所があると思いますので
アマチュアさんや趣味の方が多いのではないかなと思います。
周りが気になるなら
完全防音スタジオがおすすめ
防音壁の入ったスタジオといえど
うるさくないけど、何を弾いているかわかる程度にはわかるくらい
音漏れするスタジオは多いです。
ちなみに、わたしは
入退室の時に他の人と鉢合わせるのがいやなのと
(次の人が外で待ち構えているのも、前の人がいつまでも出てこないのもストレスなので)
他の利用者さんがうますぎて自信を無くすのがいやなので
防音がしっかりしたスタジオや、大衆店ではなく比較的部屋数が少ないスタジオ、
人の少ない時間帯を選ぶようにしています!
同じ曲弾いてる人とかいたら、弾く気なくしますし
有名な曲を練習していると、傍から聴いて完成度がわかってしまって
気恥ずかしさがあって、練習に集中できないのでねぇ。
ポイントは防音扉
行ってみないとわからないところもありますが
内観写真があるなら、扉が頑丈なところは防音性能がよい確率が高いです!
↑こういうやつ。
防音設備をしっかり整えているところは
ホームページなどにも防音力を入れていることを書いていたりしますよ!
あとは、隣室とくっついていないと音は伝わってきにくいですが
部屋と部屋が離れている間取りのスタジオは珍しいので、
間取りよりも、隣室が空室がちかのほうが実際は大きいと思います。
まったく聴こえない、という所はむしろ少ないですが
自分が練習室に入って弾いている分には聴こえないくらい
没入感を感じられるところがいいですよね◎
録音や撮影NGなスタジオもある
ちなみに、大手のスタジオさんに多いですが
撮影や録音がNGだったり、書面での申請や別料金が必要なスタジオも意外とあります。
(おそらくですが、ライブ配信などで騒がしくして欲しくないとか
著作権や肖像権的なトラブル防止といった理由じゃないでしょうかね)
演奏自撮りや配信をしたいのであれば
スタジオさんの公式サイトなどから、規約や利用ルールを見ておくとよいでしょう。
(書いていない場合は、撮影可能な場合が多いですが
後からトラブルにならないためにも、問い合わせをした際に確認してみるとよいです◎)
初回は短時間利用がおすすめ
どのくらいの防音性能かもそうですし、
ピアノの音質や状態がどんなものかは
なかなかネットの情報だけじゃわからないもの。
音が狂っていたとか、
防音ガチガチすぎて、音がモコモコして練習にならないとか
他の部屋の音が漏れ漏れで気になりすぎるとか
弦がカバーされていて、音の聞こえがいまいちなところもあります。
こういうやつ。
いくらピアノ自体がいいグランドピアノでも、
ピアノの状態や音響は行って弾いてみないとわからないので
最初は1~2時間の短時間利用をしてちょっとだけ弾いてみることをおすすめします!
ちょっとだけ弾きたいなら
アップライトもあり
本格的な練習ではなく
「久しぶりにピアノに触りたい」「気晴らしに楽しみたい」くらいであれば
アップライトピアノ(グランドピアノじゃない、コンパクトな四角いピアノ)のほうが
失敗が少なくてかえっておすすめかもしれません。
後述しますが、料金もかなり安くなりますし
グランドピアノ目当ての利用者さんの方が多いので
比較的予約も取りやすくなります◎
カワグチも軽めの練習のときは
アップライトを借りることもあります。
ピアノスタジオの使い方
②予約・支払い
事前予約は必須
突然行って今から空いてますか、という使い方はあまりなく
事前に予約して使います。
予約方法は、
予約サイトで空きを見て予約を入れるか、
電話で空き時間を聞いて予約するかのどちらか。
当日OKのところも多い
個人で運営されているところでない限り
当日の予約でもOKなところが多いです。
予約システムから予約できるところは
30分前とか、直前でも空きがあれば予約を入れられるところもありますよ◎
場所を押さえるという性質上、
直前のキャンセルはキャンセル料がかかることもありますので
仮押さえは極力避けたいところですね。
支払いは前払いか当日払い
支払い方法は大きく分けると
- 当日現金払い
- 予約時にクレジットカードで前払い
が多いように思います。
最近はクレジットやQRコード決済に対応している施設も見かけるようになりました(^^)/
荷物はできるだけ軽くしたいのでうれしい限り。
有人スタジオは当日払い、
無人スタジオはクレジットカード払いが多いかもです。
前払いのほうが当日支払いがないのでバタバタしなくてよいし
小銭を用意しなくていいのでラクですが
初回のアカウント登録や、キャンセルの場合などは若干面倒かもしれません。
好みはあるでしょうが、いずれにしてもそんなに煩雑ではないです。
ピアノスタジオの料金相場
気になるスタジオの料金は
時間帯や立地、設備の本格的さや広さにもよりますが…
- グランドピアノ: ¥1500~2200円/h 程度
- アップライトピアノ: ¥600~1000円/h 程度
くらいかなと思います。
その他、部屋の中に数人入れるくらい広めのお部屋だと
もう少し料金が上がる場合もありますし、
数名で利用する(先生と一緒にレッスンする、人に聴かせるなど)場合も、料金体系が変わる場合があります。
安ければいいわけでもない
あまり格安なところは混んでいるし、マナーが悪い利用者さんの率も上がって
予約が取りにくいとか、弾き潰されてピアノの音が狂ってしまっている確率も上がります。
ピアノがかわいそう(´・_・`)
格安のグランドピアノを探すくらいであれば
繰り返しになりますが、むしろアップライトの方がベターな場合も全然あります。
行けるのであれば、郊外のスタジオの方が
割安でかつ、混んでいることが少ないので狙い目です◎
夜と土日が混みやすい
予約が集中しやすいのは
学校帰りやお仕事帰りの、平日夜間や土日。
逆に言うと、
平日日中や早朝、(営業している場合は)23時以降の深夜は
割安なプランを設けているスタジオさんもあります。
カワグチも早朝の予定の前に、徹夜で深夜パックを利用してみました↓
ピアノスタジオの使い方
③当日の利用マナー
いよいよスタジオに行って
ピアノを弾くぜい!という際のマナーです(^^)/
有人スタジオの場合は、受付に声をかけてから入室し、
無人スタジオの場合は、時間になったらスタジオの部屋に入ります。
暗証番号で施錠している無人スタジオさんもあります。
持ち物は、楽譜と現地払いの場合はお財布、
会員カードがある場合はカードくらいで
言い換えると、前払いの施設だと
近くを寄るついでに、手ぶらでちょっと弾きに、とかもできてしまいます(^^)/
ちなみに、楽譜は地味に重たいので
電子的にまとめられるiPadが便利ですよ!
貸出備品がある場合もある
メトロノームや足台、
録音機材を貸出してくれる施設もあります。
メトロノームは部屋の中に置いていてくれているところが多いです♪
飲食はNG
まぁ、ピアノを弾きに来ているので必要ないと思いますが
スタジオ内は飲食禁止のところがほとんどです。
飲み物はキャップ付きであればOKなところも多いですが
ピアノの上に置くのはやめましょうね~
弦には触らない
ピアノを弾きに来ているのであれば触ることもないと思いますが
弦には触らないのがベストです。
普通に使っていれば滅多にないでしょうが
弦が切れた場合は実費請求とか、1本いくらという規約のあるお店もあります。
譜面台に文房具やアクセサリーなど物を置くと
弦の上に落としてしまうこともあるので気をつけましょう~。
(わたしも置いちゃうんですけれどね)
グランドピアノの上蓋は、開けちゃダメなところなど、ルールが分かれますが
設置時の状態のまま触らないのが一番無難です。
鍵盤のアルコール消毒はNG
これ、実は
カワグチも良かれと思ってやってしまっていたことがあったのですが…
ピアノにとって水分は大敵ですので
鍵盤をウェットティッシュやアルコールジェルなどで拭くのはダメだそうです。
もし、指紋や手汗が気になるのであれば
ハンカチや鍵盤クリーナーなどの乾いた布で拭く程度がよいでしょう。
除菌したいなら鍵盤クリーナー
カワグチはピアノ用バッグに
↓の鍵盤クリーナーを常備しています。
界面活性剤と除菌剤が入っている、黒鍵白鍵兼用のクリーナー。
透明の水状の液体でして、乾いた布に1~2滴含ませて
鍵盤やフタ、譜面台を軽く拭いて使います。
ちなみに、コロナウイルスはアルコールや次亜塩素酸じゃなくても
石鹸や洗剤などの界面活性剤でも、構造上やっつけられるそうです。
それでも気になる方は、ピアノを触った手で食事やメイクをする前に
石鹸やアルコールでしっかり手を洗いましょう◎
5分前退室がルール
取り決めのないところもありますが
基本的には次の利用者さんが時間ぴったりから使えるために
5分前退室が基本です。
これ、けっこう多いのですが
退出時間に演奏をやめる、ではアウトで
荷物を片付けたりする時間を考えるとやはり
5分前には演奏を止めているくらいがちょうどいいです!
演奏に夢中になると
「あと1曲だけ!」「ワンフレーズだけもうちょっと…!」
となる気持ちもわかりますが
時間を超過すると、次の利用者さんにお金を払ってもらって使っている
ということにもなりかねませんからね。
スタジオによっては
5分前になると、備え付けのランプが点灯するところもあり
ちょっと怖いので、ランプがつく前に出よう!となったりもします。笑
まとめ:ピアノもシェアの時代。
気軽に使えるスタジオで楽しいひとときを
本当は行きつけの場所があまり混んでほしくないので教えたくないのですが
良いスタジオさんと良い利用者さんが増えてほしいので
戸惑いがちだと感じるポイントをまとめてみました(^^)/
モノを所有しないシェアの時代。
場所も取るしお金もかかるピアノをシェアする
ちょっとだけ弾きたい、を叶えるピアノスタジオは
まさに理にかなっている発想ですよね!!
ほんとに、わたしもいつもお世話になっていますm(_ _)m
おまけ:電子ピアノとの使い分けもあり
わざわざレンタルスタジオを予約して行くのは面倒くさい!という出不精さんや
1~2時間程度のスタジオじゃ物足りない!スタジオ代が高い!という方は
コンパクトな電子ピアノを買って、ちょっとした練習と使い分けるのもおすすめ。
よかったらこちらも参考にしてみてくださいね◎