ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

疲れたときは嬰ハ短調を聴くべし?!
ソルフェジオ周波数と音階の関係と、活用方法の提案。

こんにちは、ピアニストブロガーのカワグチです!
わたくし昨年パソコンをWindowsからMacbookに買い換えたのですが
グラフィックの機能は優秀なのですけれどね、予測変換機能がポンコツなようで
「んなわけないだろ!」と一人で突っ込んでいますw

本日は久しぶりに、気になって調べてみたシリーズ
音楽トリビアをお届けいたします(^^)/

こちら↓の、ピアノの音階と周波数の関係の記事の続きというか
応用編ともいえるかもしれません。

ピアノはなぜ88鍵盤?低音の弦はなぜあんなに長い?音階と周波数のとっても深い関係

日頃購読しているとある媒体で、
「人を癒すはたらきのある音階」がある、という話を耳にしました。

その名も、「ソルフェジオ周波数」というものです。

音楽とは関係のないところで音楽の話が出てきたので
これは!と気になって調べてみました。

人の心身を癒す
「ソルフェジオ周波数」とは

ソルフェジオ周波数(ソルフェジオ音階)とは、
人間の心身によい影響を与えると言われている特定の周波数(の総称)です。

そもそもピアノや声などの音とは、細かい振動からできていて
その振動の細かさ(周波数:Hz)によって、音が高い・低いの差異が生まれます。
(音の大きさは振動の大きさ、つまり波形自体の振幅により決まります)

「ソルフェジオ周波数」と呼ばれる音の中でも、いくつか種類があるそうでして
その音の周波数(音の高さ)の違いによって、癒しや思考の活性化など、さまざまな効果が期待されると言われており
実際にソルフェジオ音階を使って作曲されたヒーリング音楽などもあるようです。

周波数と期待される効果の一覧

では実際にどんな効果が期待されるのか、ということで、
主要なソルフェジオ周波数と、期待できるといわれている効果を調べてまとめてみました!

安定 174Hz 心を落ち着かせ自分軸を安定させる
痛みを和らげる
促進 285Hz 自然治癒力を高め、心身を整える
解放 396Hz 不安・恐怖の緩和、
罪悪感から自己を解放させる
変化 417Hz 無意識に働きかけ、変化を促す
マイナス思考から立ち直り回復力を高める
癒し 528Hz 「奇跡の周波数」とも呼ばれる基本の周波数
ストレスで傷ついた心身を修復しリラックスする
調和 639Hz 対立から調和へと促し
人との繋がり・愛をもたらす
自由 741Hz 表現力を開花させ
問題解決やコミュニケーション向上を促す
直感 852Hz 松果体を活性化させ
洞察力や直感力が高まる
活性 956Hz 雑念を取り払い意識を活性化
より高次元とつながる

ところどころ「ん??」ってのもありますが
まぁ調べたまま書いております。
(自分なりの言葉で要約しましたので、多少の語弊があるかもしれません)

「癒しの528Hz」が一番有名らしいですが、他にも何種類かあり、
それぞれの周波数によって、期待される効果が微妙に異なりますね。
毎回書くの面倒なんだけど、表記の効果が全ての人に100%起きるという効果を保証するものではありません)

たしかにね、気分を上げたい人もいれば、
焦りや怒りをを鎮静化させて落ち着きたい人もいるでしょうからね。

本当に音に治癒・癒し効果があるのか?

カワグチは見えないものを信仰することに興味はありませんが、
ただ、色にも色彩心理があるということは広く知られていたり
(緑は精神を落ち着かせやすい、赤は危機感や興奮を高めやすいなど)
食べ物でも疲れたときには酸っぱいものがきく、みたいなのって
(医学的な治癒効果とまでいかなかったとしても)なんとなくあるということは
おそらくみなさまも日常で少なからず感じたことはあるのではないでしょうか。

なぜステージカーテンは赤いのか。赤色の持つ特徴と色彩心理から考えてみた。

 

また、音は冒頭のへたくそな絵に書いたように、周波数の波として耳に届けられるもの。
レーザー治療や赤外線の温熱効果、低周波治療、電子レンジ、5Gなど、
波動が心身や物質に(良くも悪くも)なにかしらの影響を与えているものや
製品化されているものは、一般的にも多くあります。

ですので、オカルトでもスピリチュアルでもなく、
「治癒」とまで極端でなくても
ある程度、音も種類によって体や心にいくらか影響があると言われても
なんら不思議ではないのかなと、個人的には思います。

魔法のような治癒効果があるものは基本的にない

しかし、医療職をしていた立場から言うのであれば
いずれにしても健康というのは日々の積み重ねであって
「これさえやれば一瞬で体が劇的に変わる!」みたいな
魔法のようなものは基本的にはないということだけは、音に関わらずすべての前提として言えます。

ということで、ソルフェジオ周波数の治癒効果がどの程度あるものかということや
実際の症例云々については、本記事では言及いたしませんので
本記事はあくまでトリビア的な読み物としてお楽しみいただけたらと思います。

ソルフェジオ周波数ってどんな音?

ところで、このブログを読んでくださっている方は
なにかしら音楽に興味や関わりがある方が多いのかなと思いますから、
実際にソルフェジオ周波数がどんな音がするのかって、気になりますよね。
音の高さがわかれば、似た曲や声に出して歌うこともできますし。

ソルフェジオ周波数と
ピアノ音階との関係図

以前作った周波数と音階の図を使って、
ソルフェジオ周波数がピアノでいうとどの音に該当するのか、
目で見てわかるように作ってみました(^^)/

音階と周波数の関係の図:
→楽譜と周波数の関係ピアノはなぜ88鍵盤?低音の弦はなぜあんなに長い?音階と周波数のとっても深い関係(過去記事)

なんか音ゲーみたいだなw
手作りのため多少の誤差やズレはあるかと思いますが
あくまで大体こんな感じになっているよ、という参考程度にお楽しみくださいませm(_ _)m

一番有名な「癒しの周波数(528Hz)」は
基準のドより1オクターブ高いドの、気持ちシャープ寄りと言うくらいの高さでしょうか。

まぁ、この音階の音ならなんでもいいというわけではなく、
音の大きさや音質によっては不快に感じうることも全然あるのではないかと思いますけれどね。

※ちなみに、実際の音を再生して聞きたい方は
下記のサイトさんがサンプル音源付きでとてもわかりやすかったです!
→参考:居心地いいプロジェクト – 音の理論「ソルフェジオ周波数」(miki_music_lab様サイト)

ソルフェジオ周波数から見る
音の心理的効果と特徴

ソルフェジオ周波数が実際にどの音か、
楽譜とピアノ鍵盤で見えるようにしてみると、いくつか気がついた点がありました。

  • 低音域と高音域では効果が異なる
  • (一定の分布ではなく)ある音の近くに多く集まっている

という特徴が大まかにありそうでして、
わたしなりに気がついたことを、以下に書いてみたいと思います。

低音は癒しや回復、
高音は活性化や飛躍

これは感覚的にも納得できる気がしますが、

  • 低音域は癒し・回復という内的なもの
  • 高音域は活性化や開花といった、外に働きかける

という、音域ごとに異なった特徴がありそうです。

たしかにね、感覚的にも
低音の音は落ち着くし、高音の音は元気をもらえる感じがしますよね。

精神的なバロメータと似ている

心理学で、エイブラハムの感情22段階というものがあります。

  1. 喜び/気づき/力があるという感覚/自由/愛/感謝
  2. 情熱
  3. 熱意/意欲/幸福
  4. 前向きな期待/信念
  5. 楽観的
  6. 希望
  7. 満足
  8. 退屈
  9. 悲観的
  10. 不満/苛立ち/焦り
  11. 打ちのめされている
  12. 失望
  13. 疑い
  14. 心配
  15. 非難
  16. 落胆
  17. 怒り
  18. 復讐心
  19. 嫌悪/憤り
  20. 嫉妬
  21. 不安/罪悪感/自信喪失
  22. 恐れ/悲しみ/うつ状態/絶望/無力感

自分の状態がよければ上の状態に、
(例えばパワハラされる職場など)自分に合っていない生き方をして
悪い精神状態になっているほど、下の状態になります。

最下のうつとか罪悪感で動けない時って、怒りや攻撃心すら湧かないし
本当にしんどい時って、感謝だの他者貢献だの(レベルが段違いすぎて)考えていられないじゃないですか。
なので、まずは自分をいたわって順番に回復していこうね、と解釈しているスケールです。

みなさまは今の気分は何番目くらいでしたか?

精神状態と音階の高さは呼応している?

これ、今の自分の気分がどのくらい健全な心理状態か
けっこう的確に表していると思っているのですが、
なぜこれをいきなりご紹介したかというと。

ソルフェジオ周波数の効果を見た時、
この22段階の心理バロメータと似ているなぁと感じたためです。
(22にいくほど低音域、1に近いほど高音域が対応しそう)

もう一回先ほどの周波数の表を載せてみます。
対比しやすいように、上下逆にして、周波数が低いものを一番下にしてみました。

活性 956Hz 雑念を取り払い意識を活性化
より高次元とつながる
直感 852Hz 松果体を活性化させ
洞察力や直感力が高まる
自由 741Hz 表現力を開花させ
問題解決やコミュニケーション向上を促す
調和 639Hz 対立から調和を促し
人との繋がりや愛をもたらす
癒し 528Hz 「奇跡の周波数」とも呼ばれる基本の周波数
ストレスで傷ついた心身を修復しリラックスする
変化 417Hz 無意識に働きかけ、変化を促す
マイナス思考から立ち直り回復力を高める
解放 396Hz 不安・恐怖の緩和、
罪悪感から自己を解放させる
促進 285Hz 自然治癒力を高め、心身を整える
安定 174Hz 心を落ち着かせ自分軸を安定させる
痛みを和らげる

下から見てみると、徐々に
まずは自分を回復させる → 整えて癒えてきたら徐々に外に目を向けて人に影響力を与える
という、大まかな流れになっているように感じます。

ですので、今の自分の精神性の状態に近い段階を見つけて、
その段階に近い音を聴いてあげる、というのも
精神的な状態を一つでも上のステップに上げてあげるために有効かもしれません。

まぁ、いつも書いているように
内省がダメとか、外に出ていけばいくほど良いとか優れていることだとも限りませんし、
その人にとってそれが一番幸せかは、その人の持っている性格や感じ方次第だと思いますけれどね。

好きな音域で性格がわかる?

そういう意味では、言い換えると
音楽の嗜好次第でその人が内向的か外向的かとか
どんなメンタルの状態にあるのかなど、ひとつの目安にもなるかもしれません。

今パッと身近で思いつく限りでも、
陽キャでコミュニケーションが好きな人ってJ-POPやロックが好きな人が多かったり
内向的で繊細な人って意外と低音のヒップホップ好きな人が多いなぁとか
怖いもの知らずでメンタル図太い人は中音域のジャズ好きな人が多いかもとか
あながち外れていないようにも思いましたよ(^O^)
これは完全にわたしの主観ですけれどね。

ある特定の音に集中している

それから、たとえば500Hzごと、とか、3度置きといったように均等に分布しているのかと思いきや
ソルフェジオ周波数はある程度、一定の音の近くに密集している気がします。
偶然かもしれませんが、白鍵よりも黒鍵のほうが多い気もしますね。

ピアノ音階とソルフェジオ周波数との関係図

ショパンの嬰ハ短調が癒される理由

Cシャープ(ド♯)の音や、次いでGシャープ(ソ♯)やFシャープ(ファ♯)に多い気がしていて
この音をよく使う調ってなんだろうと考えると、
嬰ハ短調(変ニ)あたりはけっこうこの音をよく使いますよね。
ノクターン遺作とか、月光とか。
特にショパンさまは嬰ハ短調の曲はお手のもので、ほんとに美しい…!

少し音域はずれますが、幻想即興曲ラフマニノフ鐘など、
嬰ハ短調は有名な曲も多くカワグチも大好きな調ですが
有名になったということは、それだけ人が心地いいと感じて受け入れられやすかった曲ということでもあるのではないしょうか。

→ 嬰ハ短調の演奏曲一覧

嬰ハ短調ではありませんが、黒鍵もいい感じに網羅しているかしらね。
やや高音すぎるかもしれませんが。

悪魔の音もあるらしい

ちなみに、ツボ押しと同じように(?)
ちょっとくらいズレても多少効果あるでしょ〜(^O^)と思っていましたが
396Hzと417Hzにはソルフェジオ周波数(解放・変容)がありますが、
そのすぐ近くの440Hzは不快感を感じやすい「悪魔の音階」とも呼ばれるそうでして。(こわい)

音でいうと半音しか変わらない(ソ♯ ⇔ ラ)ので
微妙な違いでも、全然違う効果がもたらされるのかもしれませんね。

というか、440Hzって調律で大事な音じゃないのか。
世界中の調律師さん大丈夫かなぁ。

疑問:相乗効果ってあるのだろうか

例えば食べ物だと、複数の食品を組み合わせて食べると
吸収がよくなるとか、栄養価の相乗効果が高まるとか
2つの図形が並んでいると、同じ大きさなのに片方の図形だけ大きく見える、みたいな
「相乗効果」ってあるじゃないですか。

チェリーバーガーが意外と美味しかった
(パティの上のはチェリージャム)

そのあたりは、音はどうなのでしょうね。

和音で聴くと効果が倍増するとか、不協和音だったら半減するとか、
低い音と組み合わせると、低音に引っ張られて実際の周波数より低い音として共鳴するとか。
(物理の授業で習ったような…忘れてもうた)

おそらくなにかしらあるような気がするのですが、
投げかけておいて、勉強不足なので今の時点では「あるかもね」としか書けませんため
何かわかったらまたトリビアとして取り上げさせていただきます〜(。・O・。)ノ

まとめ:
メンタルや体調の状態によって
適した音域を利用しよう

以上、ソルフェジオ周波数について調べてみましたので
わたしなりの考察も併せて記事にしてみました!

調べただけですので、具体的な治癒効果までは言及できませんが、
ある程度、心身の状態やその人のフェーズに合った音階というものがある
ということは言えるのではないかなと思いました。

わたしはけっこう音を聴きにカフェやコワーキングに行くことも多いのですが
(賃貸では重低音が出せませんからねぇ)
音が背中を押してくれたり、解放的で前向きな気分にさせてくれることがあるのはわかる気がします。
また、ある時は落ちている時に一緒に闇で底に寄り添ってくれる時もあります。

心が動くと、体も動く。音楽で元気になることを身をもって感じた1日

みなさまもテンションが上がるとか、作業が捗るとか、なんとなく居心地がよいとか
背中を押されているようにアイデアが湧いてきやすい、会話が弾む、みたいな場面って
感覚的にあるのではないでしょうか。
もしかするとそういう時って、その場で流れていた音楽や環境音の周波数が
あなたの状態にぴったりマッチしていた、という背景が少なからずあったのかもしれません。

音の高さが集まる人を選ぶこともあるかも

または、そういう音楽が流れているそばには
そういう性質の人が集まりやすい、という傾向を逆に活用するのもアリなのかなと思います。

例えば、人との交流が好きな人と関わりたいなら、高音域のBGMが流れている場所
そっと回復に勤しみたいなら低音域の音楽が流れているところなどですね。

本来のソルフェジオ周波数の話から多少脱線した部分もありますが、
音を味方につけて、よりよいパフォーマンスを発揮したり、しんどい心が軽くなるのであれば
たまにこういう理論を知っておくと、いつかちょっとだけ役に立つかもしれませんよね!

参考サイト

ページ作成にあたり、以下のサイトさんを参考にさせていただきましたのでご紹介させていただきます。
ありがとうございました!

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