先日からハイブリッドピアノが欲しくて
色々見て回っていた記事を書きました。
家に置ける、グランドピアノ型電子ピアノ?!YAMAHAのハイブリッドピアノ「AvantGrand」を試弾してきました!
ハイブリッドピアノを試弾して気持ちが変わった
ピアノの最大手、ヤマハさんとカワイさんのハイブリッドピアノを見て回り
ハイブリッドピアノ、絶対買う!!と、心に決めていた3月。
ふらっと立ち寄ったヤマハの店員さんに、
「次買いに来ます!」と宣言していたものの…
アップライトピアノとの比較を説明して下さったカワイの営業さんと話して
一転して、なぜかアップライトピアノを勧められました。
カワイ楽器さんにピアノを見に行ってきました~ハイブリッドピアノを買う気だったのが1日で覆った理由~
確かに技術は年々進化していますけれど
電子はどこまでいっても電子ピアノ。
生ピアノに比べると、どうしても多少は
物足りなさは感じざるを得ない。
という的確なアドバイスをいただき、
ハイブリッドピアノ一択だった情熱が覆ることに。
購入のネックになっていたポイント
ハイブリッドピアノを欲しいと思いながら
購入のネックになっていたのは、
スペースとお金、それからタッチへの不安でした。
- 家はワンルームでただでさえごちゃごちゃしているので
場所の余裕はあんまりない
(設置型のピアノを買うのであれば、デスクやベッドなど
家具を省スペースのものに買い換える必要がある) - というかそもそもマンションが本当は楽器持ち込みダメ
アコースティックピアノなんてもってのほか… - 結局は電子ピアノ。
「電子ピアノ」であることには変わりないので
タッチと響き感をしっかり体に覚えさせて練習したいのであれば
ハイブリッドピアノであっても、週1回程度はスタジオ通いをした方が良さそう - そもそも高い。
分割払いもできるらしいけど、審査が通るかは別だし
ある程度頭金もあったほうが良いかも。
ということで、まずは
お金を工面してからと、すぐ買うのは延期して
一旦ピアノを買う目的を考えて、整理することにしたのでした。
結局、何が優先目的か
迷った時は、自分が優先したいこと
そもそもピアノを自宅に買う目的を整理して考えてみるに越したことない。
わたしの今回の目的は
- 毎回スタジオを予約して弾きに行くのは面倒だし、お金もかかるから
家で練習したい - グランドピアノのタッチと響きは譲れない
(ただ曲を弾ければいいのではなく、弾きながら表現を体に覚えさせたい)
というのがメイン。
本当にハイブリッドピアノがベストバイか
かなり昔ですが、電子ピアノを持っていたこともあったのですが
プラスチックの鍵盤と人工的な音では「ピアノを弾いている感」がなくて
かえってぜんぜん弾かなくなってしまった、ということがあったので
多少値が張っても、本物感にはこだわりたいなと思っていました。
しかし、色々情報を集めたり、お話を聞くにつれて
- 毎回スタジオを予約して弾きに行くのは面倒だし、お金もかかるから
家で練習したい
→本物のピアノを触る機会(スタジオ通い)は少なからず必要そう。 - グランドピアノのタッチと響きは譲れない
(ただ曲を弾ければいいのではなく、弾きながら表現を体に覚えさせたい)
→電子とアコースティックピアノには、どんなに性能が良くても一定の隔たりがある - ハイブリッドピアノもつまるところは電子ピアノ
ということが分かってきたので
「どうしてもハイブリッドピアノ!!」というのに
ちょっと疑問が出てきたのです。
カワイの営業さんがおっしゃっていたように
ピアノ本来の響きを大事にしたいなら、アップライトがベストバイな気もしてきたし
かといって、ワンルームマンションにアップライトピアノは置けない。
置けても、肝心の音が出せないし。
いよいよ、何を優先すべきかわからなくなっていました。
自宅に置くなら
どうせ音は出せない
本物の音と繊細さと迫力がほしい。
だけど小さくて、音を消せるもの。
そんな、「狭くて音が出せない家に置く」という条件で
音質をの本物感求めるというのは
そもそも矛盾しているのかもな、と。
しかも、電子ピアノも調べてみると
ハイブリッドピアノで感動した「録音機能」って、
電子ピアノであればある程度以上のスペックであれば可能なんですね。
しかも、わたしは先日購入した
音楽用レコーディング機の「ZOOM」を持っていますっ。
演奏録音用ビデオカメラ「ZOOM Q2n」を買いました!
※2021年現在、上記↑のZOOM Q2nは販売終了しています
→ZOOM社さんの他の録音機材はこちら
いずれにしても
スタジオ練習は必要
一説には、本当にプロなら、
グランドだろうが電子だろうがキーボードだろうが調律されていないピアノだろうが
環境を問わず弾きこなせて当然、という主張もありますが
それって、「本番」の環境のことで
日々の練習で音とタッチを記憶するには、やっぱり
音に奥行きが出せる楽器を触っていたほうが絶対に音が育つと信じていて。
特に、譜読みの段階って、電子で十分と思われがちですが
その楽曲の音とはじめましてする時こそ、強弱や表情ができるだけ見えたほうが
その後の練習の上達度や単純にその曲を弾くモチベーションアップにもつながるとわたしは思うのです。
だからこそのハイブリッドピアノに期待していたのですが…
そもそも電子ピアノというカテゴリを抜けられず
いずれにせよスタジオ練習が必要になるのであれば
いっそ価格をぐっと落として、「家に置ける」というポイントを重視して
本物感は諦めたほうが良いのかもしれないな、と思ったのでした。
たぶん、音が出せない家で弾くのって、せいぜい譜読みとか
家でたまたま耳にした曲のコードをなぞって遊んだり、耳コピしたりと
本格的な練習というよりは、(お金を払ってグランドピアノに触れる
貴重な時間を使ってまで弾くほどでもない)遊び要素が大きいと思うし、
それであれば「本気の練習用」というよりは
これまで通りスタジオ通いは前提として、
息抜きのための「遊び用」や
ゆっくりしか弾けない段階での「譜読み用」と割り切って買うのもありなのかな、という結論。
要望が叶えられないなら、とにかく小さく
ということで、価格をできるだけ抑えて
- なるべく使い勝手が安っぽくないこと
- 可能な限り小さくて軽いこと
(収納のため自力で動かせることが条件なので、20kg未満) - 価格は10万円未満
(それ以上の中途半端なモデル買うくらいなら、最上位版のハイブリッドピアノ買いたい)
かつ、練習という目的に不自由しないように
- 実寸大の88鍵盤があること
- おもちゃみたいなスカスカ鍵盤じゃないこと
というのを最低水準に。
そして、今回かからなかったお金でいずれ
電子ではない本物のグランドピアノ(と、置ける場所)買う!!
と、心に決めたのでした。
それまで効率よく稼げるように一生懸命働きます…!
結局、買ったのは
KORGの電子ピアノ
結果、購入することにしたのは
KORG D1というポータブル型電子ピアノ。
内蔵スピーカーが付いていない分、コンパクトな本体で、
奥行263mm、重さも16kgとギリギリ許容範囲。
持てるかなぁ、というくらいの重さですよね。
音質がよい
決めたポイントは
公式サイトのデモ演奏の音質でした。
→デモ演奏はこちらのサイトから聴けます
電子ピアノ特有の、カスカスした軽い音という印象があんまりなくて
電子ピアノにしてはしっとりした音の上質感はダントツでした。
うまく使えば安っぽくならず、
かなりおしゃれな音が作れるんじゃないかなと!
いずれにしてもヘッドホンをして弾くことがほとんどだと思うので
スピーカーは不要かなと。
いざとなればコンポにつなぎます。
大きさも価格も抑えられました
価格は5万円前後でした。
ハイブリッドピアノの予算に比べると20分の1。
【期間限定ワイヤレスヘッドホンプレゼント】 KORG D1 電子ピアノ 88鍵盤 【コルグ】 価格:50,930円 |
スタジオ練習に行けない時用の「サブ」として考えると
ちょうど良い落としどころに落ち着かせられたかなと思っています。
本物と手軽さを使い分ける
ということで、
本物感を妥協した代わりに
手軽に置けて、使いやすいコンパクトな電子ピアノを買ったのでした!
実物が届いたら、またレビューしますね♥
後日談
実際に電子ピアノが届きました!
コンパクトなものを選んだとはいえ、でかい。
感想などは続きの記事をどうぞ~。
電子ピアノ「KORG D1」が届きました!!サイズ感と弾いた感じのレビューを書いてみる
追記2:
KORG D1で弾いてみたよ
電子っぽい音を活かして
電子ピアノで「春の海」を弾いてみました!
KORG D1で弾いてみた音の感じもお聞きいただけるかと思います(^^)/