ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

「アイドルは人格者であるべき」
世間の呪縛と、正しさと芸術の矛盾を考える。

目立つことが好きだった子供の頃、
アイドルになりたいと思っていた時期がありました。

アイドルと言っても、
今でいうAKBのような色恋営業的な(?)アイドルではなく
当時ブレイクしていた、沖縄のダンスユニット SPEEDが大好きだったのですよ。
(踊りは全くできませんが^O^)

なので、正しくはアーティストとか、
今で言うと、「インフルエンサー」にも近いニュアンスでしょうかね。

アイドルがしんどそう

ですが、アイドルというのはいつからか
かつて憧れていたような存在ではなくなってしまった気がします。

むしろ、テレビやメディア越しに見るアイドルやタレントさんは
あることないこと叩かれて、揚げ足を取られては謝罪させられて
窮屈でかわいそう」にすら思えてしまうようになりました。

才能と無関係な期待を背負わされている

というのも、アイドルは私生活や存在そのものがブランドになる
と言えばすごくかっこいいように聞こえますが…

あまりにも世間に監視されているような、
世間の期待を裏切る事は許されないと言う圧力が強すぎるように感じるのです。

最近でこそ、テレビやCDを売ることに限らず
YouTubeなど個人で1から演出などを手がける芸能人の方も増えていて、
すごいなと思いますが、

いくら大衆の人気や期待を背負っているとはいえ、
仕事をもらうために、イメージダウンを防ぐために
顔の見えない、また実際に直接「お客さん」かどうかもわからない人のために
四六時中、行動や私生活を制限しなければいけないのって
しんどいし、なんか違うよなぁと常々思っていました。

そもそもアイドルは人格者であるべきなのか

売りが歌やダンス、話術やキャラクターである人に
「正しさ」「模範」などの完璧を求めるのって、本質から外れているというか。

たとえば、N●Kの教育番組に出ている歌のお兄さんお姉さんだとか
そういう「きちんとした振る舞い」がお仕事の人であれば、まだわかる気もしますが
それでもねぇ。

もちろん、人として最低限のマナーは守って然りですが
交際や結婚を制限されるとか、人権侵害も甚だしいですよね…

規格外だからできる表現がある

萎縮は表現や創造性の敵とも言えるものであって
謙虚とはまた違いますよね。

正しい生き方を強要することが
巡り巡って、その人の音楽性や芸術性すら制限しかねません。

才能ある人って意外とぶっ飛んでる

一昔前、古き良き時代のアーティストさんも
メンヘラだったり社会不適合っぽい人も多いし
むしろ、品行方正な人の方が珍しいくらいじゃないでしょうか。

今でこそ偉人と称えられている昔の作曲家や芸術家さんも、
借金まみれだったり、プレイボーイだったり、変人扱いされて人と距離があったり
実はけっこう破天荒な生き方をしていますよねw

もちろん、芸術を生み出すためなら何をしてもいいというわけではないですが
芸術家だからといって、人の前に出る人気商売だからと言って
イコール、社会の模範となる生き方をしなきゃいけないというのは
ちょっと暴論すぎるんじゃないかなぁって思わざるを得ません。

正しすぎる音楽はつまんない

生き方まで正しく模範的にしなきゃないなら
そこから生まれる音楽って、つまんない表現になってしまっても無理もないよなぁって。

【ピアニストはAI化する?】正しいだけの演奏には超えられない、人がピアノを弾く意味を考えてみた。

正しい音楽は、機械でも奏でられますし。
(むしろ機械のほうがミスしないし)

まとめ:
萎縮しない・させられない世界観を作り
芸術家としての自分を護る

壊れているからこそ、欠けているからこそ、不安定だからこそ
その危うさが音に現れ、リアリティがあって美しかったり、共感を呼んだりする。

正当化っぽくも聞こえてしまいそうですが、いや、
半分は正当化ですが(笑)、わたしはそう思って
情緒不安定なことも、定職に就いていないことも、真面目じゃないことも
あえて隠さずにさらけ出して書いています。

もうアイドルと言う歳ではなくなってしまった今ですが
そんな思いから、どこにも所属していないからこそ
自分で自分の魅せ方を含めて表現したいなと思い
独自の世界観を作って発信しているのでした(^^)/

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