ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

頑張る人が壊れられる街。
芸術性を思い出させてくれた金曜夜の東京

こんにちは、カワグチです!

久しぶりになにも予定がない週末だったので、
暇を持て余すのも勿体ないなぁと思い
最近値上がりしたらしい電車に乗って、夜の都心をふらりとお散歩してきました。
(引きこもりすぎて値上がりしたことすら知らなかった)

東京に住む良さがわからなかった

というのも、上京してちょうど1年が経ちましたが

同じ未来の延長がイヤなら、環境を変えるのみ。未知なる第二楽章やいかに。

人が多くて、空気が汚くて、家賃が高い東京。

家賃が半分で済む地方都市に住みながら
数ヶ月に1回、たまに用事や遊びに来る程度で十分じゃん、と思っていましたが
住んでみたら真の価値に気付くかも!と、住んでみたものの
正直、1年経ってもわざわざ東京に住む価値がよくわからなかったのですよ(´・_・`)

人の多さに疲れて散策をやめた

最初のほうは一生懸命観光してみたのですが
とにかく人が多いし、どこへ行っても行列ばっかりで一人だと肩身が狭くて
疲れていじけて帰ってくることが多く、いつしかやめて
引きこもりの低め安定運航に戻ってしまいましたw

中には、人との出会いやお仕事の機会に恵まれたりもしましたが
それでも、おそらくまだまだ
東京のよさをわかっていないんだろうなぁと思いましてね。

あ、半袖を着られる時期が長いのはとてもうれしい(^O^)

とにかく、せっかく海を渡って来たのに
これじゃあ収穫としては不十分だし勿体なさすぎる。

けど、どうしたらいいものか…
という思いを日々募らせていました。

金曜日の繁華街で感じた心地よさ

そんな感じで、アッパーな上京ライフは早々に諦めていたのですが
さみしくなるとなぜかとりあえず的に六本木に行きたくなるカワグチ。

なにも予定もないし、とりあえず的にまた六本木に行ってみるか…と
本を持ち込めるバーを見つけたので(お酒を飲みながら本…良い!!)
冒頭のお酒を飲みながら本を読んで過ごしていました。

ちなみに六本木蔦屋さんの2階のバーラウンジ
とてもよかったのでこっそりご紹介します(^O^)
→The Lounge(六本木蔦屋書店2F)

六本木だけあり、1階の本屋さんやスタバは混んでいますが、
2階があることをみんな知らないのか、意外と空いていて穴場でしたよ。

いかにもバーという感じでもなく
カフェラウンジみたいな、一人でも静かで落ち着く空間です(^^)
未購入の本も持ち込めるし、蔦屋さん色々わかってらっしゃる。

壊れた東京が好きだ

そんな感じで、本を読みつつちょうどよくほろ酔いになり
楽しく酒盛りする人たちを横目に帰路につきつつ
ああ、この感じ、なんかいいなぁと思ったのですよ。

日頃、真面目にストイックに
日本の社会を支えるべく根詰めて闘っている人たちが
1週間の任務を終えて、いい感じに壊れている金曜夜の東京。

壊れているからと言って、キチガイみたいにひたすら馬鹿騒ぎしているのともちょっと違って
むやみに他人に絡んだり、怖い思いをさせたりするわけでもないのに(まぁ場所や人にもよるでしょうが)
どこか節度があるというか、妙な一体感があるような気すらするこの光景は
もはや芸術みたいだなぁ、とぼんやり思ったのでした。

そんな、壊れた人たちを許容する器があることや、他人という絶妙な距離感も、また東京独特のよさなのかなぁと
はじめて東京の好きになれる部分を垣間見たような気持ちで、ちょっと嬉しくなった夜でした。

人の振り切れた感情を大事にしたい

元々、人間の振り切れた感情を表現できる
ヒステリックな曲や病んだ曲が大好きだし
人間臭さを大事にしたいんだったなぁ。

これまでも、
「正しいことより楽しいことをしていたい」と、いつも書いていたはずなのに

【祝】ブログ記事が100記事になりました(^^)/ゆるく長く継続する秘訣はいたってシンプル。

いつの間にか、綺麗なものばかり見ようとしすぎていたのかもしれない。
必死すぎて、正しいものばかり追いすぎていたのかもしれない。

忘れていたものを思い出したような気持ちです(´・_・`)

自分を見失う場所はリセットするのみ

そして、そんな大事なことを忘れ去ってしまうほど
知らず知らずのうちに、合わないものに染まってしまっていたり
普通に適合しようとしすぎていたのだろうなぁということに絶望。
わたし自身も、創造性のリハビリが必要なのかもしれませぬ。

自分らしくいられない環境であれば、変えるのみなので
できる範囲で環境の模様替えをしてゆきます(^^)/

人の壊れた部分や逸脱した部分を、愛して受け容れられるような芸術を作っていきたい。
時に感じる、言語化できない寂しさや発狂したくなるような思いを、受け止め共感しあえる音楽でありたい。
頑張る人が一瞬だけ、緩められる場所を作りたい。

クラシック弾きでありながら、わたしはそういう「外れ値」を拾って芸術に昇華したい。
そんな想いは変わっていないので、
そこに近づいているかどうかが答え合わせなのでしょうね◎

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