こんにちは、ピアニストブロガーのカワグチです!
前回の記事で、人を許し許される話を書いておりながら
今回は不機嫌です(ಠ_ಠ)笑
ちょうど気分にマッチした真っ暗なスタジオで
雰囲気はとても気に入った
レンタルスタジオ最多トラブルは
利用者の時間超過
ピアノを再開してからというもの、
ピアノスタジオを愛用させていただいて数年が経ちますが
たまに出くわすトラブルで一番多いのが
予約の時間に行ったら、他の人が部屋に入っていたというパターン。
(ちなみに次点は、「練習中に部屋を間違えた人が開けて入って来る」で
これはこれで困るのですけれどね。苦笑)
これはもしかするとピアノスタジオに限ったことではなく
個室をレンタルするようなサービスであれば、似たケースも多いかもしれません。
時間超過などのルール違反は
無人・格安スタジオに多い
スタジオ利用時間超過のトラブルは
特に、無人のスタジオや
利用料金が割安ゆえ、利用者層があまりよくないというか
不特定多数の人がたくさん利用するようなスタジオでよく起こりがちです。
これが有人のスタジオだったら、
「前の人が出てこないんですけど(´・_・`)」って管理人さんに言えばすぐ済みますもんね。
予約したスタジオに
他の人が入っていた時の対処法
予約したはずのスタジオの部屋に
別の人がいる(・o・)
部屋に入ろうとして別の人がいたら、焦りますよね。
自分が予約しているのだから、と追い出すべきか、諦めて待つべきか。
中にいる人は、何食わぬ顔で演奏しているし…
こんな時、どうしたらいいか困るのではないでしょうか。
結論から言うと、
前の人が時間を超過して使い続けているパターンが大部分ですが、
自分の予約の間違いや、スタジオ側の手違いによるダブルブッキングの可能性などもありますので
まずは前の利用者さんを責める前に、あらゆる可能性を考えてみましょう~。
①まずは自分の間違いを疑ってみる
わたしの場合は、まず最初に
「予約時間か部屋間違えたかな?」と、
(そんなはずないのだけどなぁと思っても)自分を疑うようにしています。
ネットや予約アプリから予約したのであれば、
受付完了メールや、マイページの予約履歴などに
予約日時とスタジオの部屋番号が書いてあるはず。
もしかすると、いつもと違う部屋を取っていたとか、
思い違いで、系列店の別の店舗を予約していたとか
翌日とか次の週に予約を入れてしまっている可能性もゼロではありませんからね。
もし間違えていたら引き返そう
もし別の系列店に予約してしまっていたら、行けそうな距離であれば
スタジオに間違えた旨を連絡をしてから行ってみてもよいでしょう◎
自分が部屋にいようがいまいが、
お金を払って自分のために部屋を取っていることには変わりないので、
多少遅刻して入室することに関しては問題ないケースが多いです。
(有人のスタジオだと、時間通りに行かないと心配されて電話がかかってくることもありますが)
②スタジオに問い合わせてみる
1~2分くらいオーバーして出てこないのであれば、
時計がズレていたのかもしれないよねぇ、と解釈して
大目に見て気長に待ってみてあげますが
時間超過する人って、経験上、5分経っても10分経っても出てきません。
演奏に没頭する余り、時間が過ぎていることに気が付いていないのか、
「あと一曲だけ!このくらい大丈夫っしょ」と思われているのかわかりませんが…
(気持ちはわかるがダメ)
こういう時は、証拠(?)を残すことも兼ねて
スタジオにチクって報告してしまいましょう。
連絡した時間の時点で、人が入っていて使えていなかった、という証明にもなります。
電話がつながらない場合も多い
しかし、電話番号を公開しているか、電話予約した場合は
電話番号に電話すればよいですが
土日や夜間は電話を受け付けていないかもしれませんし
無人スタジオでは、電話番号を公開していないスタジオもあります。
メールアドレスやお問い合わせフォームしかない場合は、
リアルタイムに管理人の方が見てくれているとは限らないので
待ってみるか、諦めるか、直接注意するかになるかもしれませんが
20分くらい超過されたとか、あまりにもひどい場合は、
後からでも、それこそ証拠報告を兼ねて連絡をしたほうがよいですよ。
スタジオは責めないでね
ただし、スタジオ側のダブルブッキングではない限り
悪いのはマナーを守っていない利用者さんで、スタジオ側が悪いわけではありません。
スタジオさん側は「ご不便をお掛けして申し訳ありません」と謝ってくれるかもしれませんが、
スタジオさんに文句を言う感じの伝え方は避けましょう◎
スタジオにはどう伝えたらいい?
例文をご紹介
わたしの場合の例文をご紹介しますと、
15時から予約しているカワグチと申します。
部屋の中にほかの人がいるのですが、私の予約は15時で間違いなく入っていますでしょうか?
という感じで、
自分の予約時間が間違えて入っていないか、他の人の予約とかぶっていないか
確認をする感じで聞いてみるとよいでしょう◎
もしかすると、予約の変更や
(次の予約がない場合は)利用時間の延長や割引、
キャンセル扱いで返金を受け付けてくれることもあるかもしれません。
次の予定があるのであれば、その回は残念ですがキャンセルしてしまって
別の日に予約を取り直したほうがよいかもしれませんね。
結論:凸してよし
しかし、何度かこういうことを経験して、
結局、部屋の中に入って直接注意してしまうのが一番早いのかなぁと思うに至りましたっ。
有人のスタジオでスタッフさんに注意してもらうにしても
いずれにしても、誰かが部屋に入って注意することになるわけですしね。
わざとにしても、うっかり時計を見ていなくて超過していたにしても、
次こういうことがあったら、演奏中だろうと配信中だろうと遠慮せず部屋をノックして
「時間過ぎてますよ?」と言おうと思いましたのよ。
恨みを込めず、さらりとね。
頑丈な防音扉だと、ノックしても聞こえないでしょうから
直接ガチャっと開けて入ってしまうしかないのですけれど、
そもそも、時間を過ぎて使っている人に遠慮する必要もないのかなと。
悪気がない人ほど
直接注意した方が効果的かも
わざわざ本人に注意するのも
うるさい説教おばさんみたいでいやだなぁと思っていましたが
でも、言わないと気が付かない場合もありますもんね。
特に、悪気はないけどうっかり時間超過してしまった方なら尚更
一言注意すれば、すぐに気づいて「わ!ごめんなさい!!」と超速で撤収してくれるでしょうし
「非常識な人だなぁ」とかネチネチ思いながら黙って待っているよりも、
直接サラッと注意してしまったほうが、一瞬で後腐れなく解決できてよいかもな、と思いつつあります(^^;
何分くらいの超過から注意したらよい?
何分くらい超過していたら注意しに入るかは、
どのくらい待ってあげられるか、その方の器の広さ(笑)にもよりますが、
わたしの場合は2分経過してもなお、片付けの準備すらし始めていなそうだったら
そろそろ注意したいなぁと感じるところですよ。
たった2分?なんて心が狭いんだ(^O^)と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、
前述したように、2分経っても出てこない人は経験的に5分待っても出てこないし
演奏をやめてから片付けして退室するまで、1〜2分はかかりますからね。
さらに、換気したり鍵盤を拭いたり、入替に少し時間を置いているスタジオもありますから
(コロナ対策の意味だけでなく他人どうしが使う密室ですから、エチケット対策としてね)
完全撤収するまでは、その2分にプラスして数分かかります。
ですので、終了時刻にまだ弾いている時点でダメ。
次の人が予約通りの時間から使い始められることをまったく考慮せず
自分の2分のことにしか考えが及ばない人のことは
自分さえ良ければいい人なんだなぁと残念に思ってしまうわけです。
予約時間の超過利用は
怒ってよい
こんなに書くと、カワグチはすごく時間にうるさい人だと思われそうですが(笑)
全然そんなことはなく、むしろルーズなほうです( ;∀;)
退室時間は厳守しますが、こんなに書いておいて、予約した時間に遅れて行くこともあります。。
なのになぜ、たった数分の事でうるさく言うかというと
ピアノスタジオの時間超過って、単に人を待たせたときの
「遅れてごめ~ん」とは異なるからです。
時間超過した瞬間から
他人のお金で利用している
その人の利用時間が終わって、次の人の予約時間になった時間からは、
次の人の押さえた枠と予約料金を使って部屋を使っているというわけで
つまり、スタジオ側との予約時間を破るだけでなく
次の予約者にしてみれば、前の枠の人に無断でおごらされているのと同じ状況なのですよね。
しかも、ピアノスタジオって安くはないわけで
1時間2000円のスタジオなら、10分超過したら300円ちょっと、15分で500円。
予約した自分自身が弾けていないのに、見知らぬ他人のために数百円を無駄に消化していて
(知り合いとか友達ならまだよいのですけれどね)
その人は平気な顔して他人のお金で入り浸っていると思うと、怒りたくもなりますよね。
スタバのグランデサイズをおごってくれ!と。(違)
他の人が買ったものを
勝手に使わないよね
無断で他人のカネでメシを食う盗み食いと、意味的には同じ。
例えば、他の席のお客さんの皿に盛ってある料理を勝手に食べないじゃないですか。
人の権利を勝手に消費しているという意味では、やっていることはそれと同義だと思うのです。
なので、時間超過に遭うたびに
本来なら超過した時間の料金をこの人からもらってもいいくらいだよね!と思ったりして
それは、数百円が惜しいというよりは
あまりに「すみませ~ん♪(テヘペロ)」みたいな、軽い感覚の人が多い気がして
他人がレンタルした権利を泥棒している意識を持ってくれ!という願いで書いてみました(T_T)
ま、これを書いても肝心のそういう人には伝わらないのでしょうけど。。
だからもう、凸しますと言う結論に至ります。笑
弾き足りないなら
延長・はしごもあり
それでも弾き足りない!という人は、
次の予約が入っていない場合、延長できるスタジオさんも中にはあります!
大阪・神戸・池袋にあるスタジオベースオントップさんは、
空きがあれば当日でも利用時間の延長を承っている珍しいスタジオさん。
カラオケみたいで嬉しいですよね(^^)/
もしくは、もう一回同じ日の別の時間を予約し直したり
ストリートピアノで余韻を披露してみたりと
ピアノを「はしご」するのもまた贅沢でおすすめですよ!
ライブ帰りに余韻を持て余してスタジオで弾く図
スタジオの利用時間超過を
未然に防ぐ方法
対策を色々書いてみましたが
決して安くないレンタル料金が無駄になってしまうことは避けたいですし
注意して逆恨みされてしまうリスクもゼロではないですし、
お互いあまり良い気持ちにはならないですよね。
そもそも、このような時間超過するユーザーに遭遇する確率を減らす
または、自分がそうならないように予防する方法ってあるのでしょうか。
有人のスタジオを利用する
冒頭で、比較的安い無人スタジオで遭遇しやすい、と書きましたが
有人スタジオでは人の目がある分、ルーズな使い方は起こりにくいのと
もし時間超過する人がいても、その場ですぐ解決しやすいです◎
終了時間にランプ点灯など
システムを導入している無人スタジオもある
また、無人のスタジオでも、終了時間間近(5分前が多い)になると
室内のランプが点灯してお知らせしてくれるシステムのあるスタジオもあります。
東京の大手ピアノスタジオNOAH(ノア)さんも、
終了5分前に在室しているとランプが光るようになっています。
ノアさんは白いフラッシュだったと思いますが、↑のような赤いライトのスタジオさんもありまして
いずれにせよけっこうビビるので、ランプが点灯する前に逃げ帰るようになります笑
(赤いランプは部屋が真っ赤になるのでけっこう怖いw)
自分自身が時間をうっかり忘れてしまいそうで心配な方や
こまめに時計を気にすることなく演奏に集中したい方、
LIVE配信などしていて、随時時間に目を配れない方にもよいです◎
(配信中に急に画面が真っ赤になったら、それはそれで面白そうですがw)
まぁ、それでも「あと1曲…!」みたいに粘る人はいるかもしれませんが
時間超過する利用者に悩まれているスタジオさんは、導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
マナーの悪い利用者が少ない
スタジオを借りる
利用料金が安かったり、立地が良い・名の知れたスタジオほど、
色んな人が利用する分、マナーの悪い人に遭遇しやすい傾向があります。
故意じゃなくても、使い慣れていない人とかも含めてね。
ので、あえて割高なスタジオを利用すると、
マナーのよろしくない人に遭遇する確率は低くなりやすいです。
ただ、割高な分、時間を無駄にした時の損失が大きくはなりますので、一長一短かもしれませんが…
傾向としては、無人スタジオのほうが
誰も見ていないので「自分さえ良ければ」となりがちです。
例えば、会員制のスタジオや、借りるまでの手続きが多少面倒な自治体系の施設、
ある程度利用者とオーナーの顔がわかる小規模なスタジオ・サロンだと
いい加減な利用をしにくくなるので、マナー違反も少なくなるのかなと思いますよ。
一区分時間を空けて、または
一番早い時間に予約する
人見知りのわたしは前後の人と鉢合わせるのがイヤなのでよくやるのですが
(逆に、後の人に部屋の前で待ち構えられているのも落ち着かない)
15分や30分刻みで予約できるスタジオでは、前の時間帯のピッタリ次の時間ではなく、
ひと単位空けて予約すると、動線の重複がなくなってトラブルが少なくなります◎
スタジオさん側にとっては、
空室の時間ができるので回転が悪く(?)なって申し訳ない気もしますが
例えば、~14時までは他の予約が埋まっている場合、14:00~ではなく
14:15~とか14:30~で予約を入れる、という感じですね。
↑こんな感じ(15:00~15:30が空いている)
ただ、その空けた時間帯に、後から他の予約が入って来る可能性はありますので
一番確実なのは、開店と同時の一番早い時間に予約するか、1日フルで貸し切ることでしょうか。
いっそ泊まってしまうのもアリ。
なるべく長時間予約を取る
あとは、防ぐのとは少し違いますが
利用超過があったとしてもなかったとしても
入退室時は少なからず準備や後片付けなど、ピアノを弾く以外の時間が発生します。
ですので、利用時間が1時間とか短めだと
5分~10分ロスしただけでも「損した」と感じてしまいやすいかもしれません。
入退室時の入れ替え時間のロスを
相対的に減らす
仮に入退室(楽譜や機材の準備や後片付けなども含む)にそれぞれ7分かかるとすると
実際にピアノを弾けるのは、1時間利用だと45分になってしまいますが
3時間レンタルすると、2時間45分使えます。(間の時間はロスしない)
うまく伝わっているかわかりませぬが、
利用時間をある程度まとまった長時間取れると
入退室による時間のロスの影響が少なく済むということですね!
まとめ:誰にでもうっかりはある。
さらりと注意して譲り合おう
ということで、スタジオレンタルあるあるの
前の人が出てこない!!ときの対応方法と予防策を
不機嫌になったわたしなりに考えて書いてみました!
まぁこれも、自分が徹底しているのだから
みんなも当然やってね!という押し付けにすぎないのかもしれませぬが。。
スタジオさんには、こういう利用者がいたら
大目に見ないで、どんどん延長料金やペナルティを取ってしまってほしいなぁ~と思います(´・_・`)
1回「セーフ」な経験をすると、「このくらいなら大丈夫」と、
どんどんなし崩し的にルーズになってしまいますからね。
恨みや怒りを込めずに伝えよう
とはいえ、誰にでもうっかりや間違いはありますから
タイトルには怒ってよいとは書いたものの、
伝える際は、むやみに怒らずイヤミにならず、高圧的に責めるのではなく
ただ時間が過ぎているよーという事実だけお伝えしてあげれば
良識ある方であればきっとわかってくれるはずです◎
自分の「弾きたい!」を押し通すだけでは
人に喜んでもらえるアーティストにはなれません。
お互いに譲り合って気持ちよく利用できたら良いものですね(^^)b