最近、時間に融通の利く働き方ができるようになってきたこともあって
時間ができたら積極的にレンタルスタジオを借りて
ピアノの練習をするようにしています。
練習方法よりも大切な、練習環境の作り方
基礎練だとか、練習の方法以前に超大事なのが
練習の環境をいかに作るかだと思うんですよね。
それは、わたしのように家にピアノがない人にとっては
いかに練習場所を見つけるかだったり、
時間がない人にとっては、いかに練習時間を作るかだったり
やる気がなかなか出ない人にとっては、
いかにやる気になる、ピアノを弾きたくなる環境づくりもそのひとつ。
(まぁそもそも、やる気がないなら無理にピアノを弾く必要もないと思いますけれどね)
本物に近い環境は大事
わたしも自宅に電子ピアノを買ったとはいえ、
やっぱり「ピアノを弾いている」感を求めると、
本物のピアノにはかなわないなという結論。
もちろん、電子ピアノも活用していますけれどね!
なんとなく弾いてみたくなった曲のコード押さえてみたり、
耳コピしてみたりして楽しんでます。
電子ピアノ「KORG D1」が届きました!!サイズ感と弾いた感じのレビューを書いてみる
ということで、レンタルスタジオには変わらず、というか
以前よりも頻繁に通うようになったのですが
そのときどきの用途に応じて、利用するスタジオはバラバラだったりします。
ということで今日は
練習環境にお困りの方や、スタジオってどういう時に使ったらいいの?という方向けに
レンタルスタジオの選び方や実際のシステムをご紹介します!
現在利用しているスタジオ
今、わたしが利用させていただいているスタジオは
こんな感じです!
- スタジオA
立地がよく、ネット予約のできる便利なスタジオさん。
良い点: 立地がよくて、夜遅くまで営業しているのでフラっと行きやすい
悪い点: ブースが多く、常時混んでいてけっこう音漏れもするので気が散る - スタジオB
有人管理されているスタジオ
良い点: 部屋がきれいで広い。
悪い点: 料金が割高 - スタジオC
グランドピアノが安く借りられる郊外のスタジオ
良い点: 格安でグランドピアノが弾けて、予約も取りやすい
悪い点: 自宅から遠いので移動に時間がかかる
この複数のスタジオさんを
使い分けて利用させていただいています!
※レビューみたくなっても失礼だし、あまり混んで予約しにくくなるのもいやなので
特定のスタジオ名は伏せて書きますね。
スタジオ選びで重視していること
わたしが重視しているのは
- 料金
- 立地
- ピアノの品質
- 遮音性・プライバシー
- 利用者のマナー
です!
基本的には、アップライトではなく
グランドピアノをレンタルすることがほとんどです。
料金の相場感覚
ちなみに料金は、
特別な設備やピアノの品質が良いとか、複数人で利用するでもない限り、
30分1000円を超えると「高い」と感じるかな。
(ちなみに地方都市です)
ピアノ代が別料金のスタジオもある
あと、スタジオによっては
室料とピアノ代が別のところもありますよね。
室料が安めでピアノ代が高い場合は、1回で長く借りて
室料が高めでピアノ代が安めの場合は、近くに寄ったときに短時間借りることが多いです。
何度も通うなら、移動時間の節約は大事
ただ気晴らしにとか、昔の曲を弾くとかなら別ですが
ある程度ちゃんとピアノの練習をするとなると、
1回弾きに行って終わり、ではなくて継続的に通うことになります。
なので、私の場合は
時間に余裕のある週末だけ、安いスタジオをがっつり予約して
平日のお仕事終わりにちょっと弾きたいという時は
割高だけどふらっと行ける街中のスタジオを利用しています。
ついでに寄り道して時間の節約
あとは、スタジオの近くに用事があるときに
ついでに予約したり。
時間は大事。
移動時間1時間あれば、その分1時間レンタルできるし、
または1時間でレンタル料をバイトして稼ぐことだってできますからね。
ピアノを練習するとなると、楽譜を持ち歩くことになったり
カバンや靴などそれなりに変えなきゃいけなくなりますが
(ピンヒールやタイトスカート、動きにくい服だと弾きにくいですもんね)
近くに用事がある時とぶつけて予約することも多いです。
ピアノを弾くならやっぱり品質
料金はもちろんですが
せっかくお金を払って借りているということは
「良いピアノで練習したい」というのがありますよね。
なにも超高級ピアノにこだわるわけじゃないんですが、
音が狂っていたり、消音対策でモコモコした音しか出なかったりすれば
わざわざ練習しに行く意味が半減してしまいますし
状態の悪いグランドピアノしかないのであれば
アップライトのほうがベターな場合だって全然あります。
目的によってはグランドピアノじゃなくてもよい
あ、ちなみにガチ練習じゃなくて気晴らしとか
ポップスやジャズを弾きたいときは
あえてアップライトをレンタルすることもあります。
日によってピアノの音質は一定しない
あと、これは読めないのですが
同じピアノでも当たりの日とはずれの日がある気がします。
調律スケジュールの理由なのか、天気とかのせいなのか…
音取りこそグランドピアノ
まだ暗譜が完璧じゃなくて音取りの段階の時って
アップライトや電子ピアノで十分と思いますよね。
ちょっと贅沢な気もしますが、わたしの場合は
こういう、メロディーとはじめましてするタイミングこそグランドピアノで弾いて、
強弱込めた音の深みを耳に覚えさせるようにしています。
無意識的な力加減も手に覚えられますしね。
本当に初めて超スローで楽譜をさらうときは電子ピアノとかでも良いと思いますが、
そのほうが覚えも早い気がするし、
なによりただの「音」ではなくて、完成した曲のイメージが湧くので
モチベーションも上がります♡
音とプライバシーが守られているか
それから、あくまで「練習」ですから、あんまり人に聞かれたくないので
音漏れしやすいところはあんまり行きたくないし
超絶うまい人の演奏が聞こえると、落ち込んで弾く気力なくすんですよねぇ。
芸術家は繊細なんです。
特に、集中して練習したいときなんかは
どれだけ周りに気を煩わされないかというのはめちゃくちゃ大事です。
防音が施されたスタジオとはいえ、完全防音のところはまれで、
なにを弾いているかまで全然わかるくらい、外に音が聞こえるところは多いですからね。
実際、弾いてしまえばほかの部屋の音はあんまり気にならなくはなりますけれどね。
プライバシーは確保されているか
防音も大事なのですが、何気に視覚的なプライバシーも
のびのび弾けるかどうかという意味では大切。
自分のスタジオを覗かれている視線を感じても練習に集中できませんし
スタジオとはいえ、「うるさいかな?」とか「時間や部屋間違えたかな?」とか心配になりますよね。
実際(悪意がなくても)覗かれることもあって
わたしは気になるので、のぞき窓に上着をかけちゃいます。
利用時間超過は泥棒
それから、無人スタジオだと、たまーに
予約時間を過ぎても前の利用者さんが部屋から出てこないことがありますが
これ、わたしはマジ切れします。
(さすがに本人には怒りませんが、心の中でね)
超過して使っている分って、
自分が払っている室料で他人が使っているってことですからね。
自分の練習時間が短くなるどころか、人の練習にお金を払っているわけです。
しかも、スタジオ代ってそんなに安くないので
1分換算しても数十円、5分超過すれば100円とかにはなるのです。
(わたしも5分前には必ず出るようにしています。)
1~2分超過して涼しい顔して出てくる人も中にはいますが
全然、「セーフ」じゃありませんからね。
【怒ってよし】スタジオの時間超過は泥棒!時間オーバーによるトラブルの対処法と予防策。
予約状況が確認できるなら人が少ないタイミングに
ということであんまりほかの利用者と会いたくないし(笑)、
人の少なそうなタイミングを見計らって行くようにしています。
ネットで予約照会できるスタジオさんだと
人の少ない、前後に予約がないタイミングで予約することが多いです。
(そのあとに予約が入ることもありますし、絶対ではありませんけどね)
スタジオのルールを事前にチェックしよう
それから、スタジオさんにもそれぞれルールがありまして
特に、
- 料金の支払い方法
(前払いか後払いか、支払いは現金かなど) - スタジオ内の飲食
(食事することはあまりないでしょうけれど、飲み物は大丈夫なのかなど) - レッスンなど複数人での使用
(複数人だと料金が変わったり、複数人はNGな施設もあります) - 利用時間は何分刻みか
(必ず毎時0分開始なのか、例えば10時半~12時とかでも大丈夫か) - 室内での録音・録画は可能か
あたりはそれぞれのスタジオさんで違ったりします。
あとから「知らなかった」でトラブルにならないよう、
事前にホームページをチェックしたり、予約する際に聞いてみると安心ですよ!
録音・録画NGなスタジオもある
特に、録音・録画はNGだったり、事前に届け出や別料金が必要なところもあるので要注意です。(意外と多い)
個人の練習記録としては大丈夫でも、YouTubeやSNSへのアップがダメだったりね。
逆に、(わたしは使ったことがありませんが)
録音機材を貸出している施設もあります。
ほとんどは有償貸出だと思いますが、
自前の機材を持ち運んだりせずに良い機器で録音できるのであれば、助かりますよね。
使うのをやめたスタジオ
ちなみに、わたしが使うのをやめたスタジオや
使うのを控えるようになったスタジオは、
- 音が漏れ漏れのスタジオ
- 利用者のマナーが悪いスタジオ
(時間になっても出てこないなど) - 有人で管理人さんの気配が常にあるスタジオ
あたりでしょうか。
ある程度没頭して練習するには、
他人の気配がないほうが集中できるので個人的には好きです!
番外編:演奏業ビジネスをされているなら
経費にして節税も考えてみよう
演奏業として事業にされている方であれば
スタジオ利用料は経費になる可能性もありますので
レシートや領収書を発行してくれるスタジオがおすすめです。
(意外と少ない)
わたしは税の専門家ではないので詳しいことは言えませんが
ちりも積もってかなりの金額になるスタジオ代を経費にできたら
節税になりますよね。
まとめ:スタジオ選びで大切なのは
パフォーマンスが最大化できる環境
ということで、わたしがスタジオ選びで一番重要視していることをまとめると
- ピアノを弾くことに集中できる環境
- ピアノ演奏を楽しめるか
ということです!
ピアノの音質が悪いのはもちろんですが、
そこを利用する人のマナーが悪かったり、音漏れして気が散ったりすると
ピアノを弾くことに集中できないからです。
それではお金を払ってまでレンタルしている意味がないですからね。
スタジオ選びに期待すること
ちなみに、これはただのわたしのわがままなのですが
スタジオに期待することって何だろうな、と考えてみました。
- ネット予約できる
(電話ってちょっと勇気が要りますし、営業時間内にかけなきゃいけないので
ちょっとおっくうですよね) - キャッシュレス決済対応
(現状は現金払いのスタジオがほとんど。
たしかに導入するとなると、キャンセルや返金対応などちょっと大変そうですけれどね) - 長時間パック
(3時間以上の連続利用で割安になるなど)
一人が占拠することになるので、導入の賛否はあるかもしれませんけれど、コロナ禍ではたくさんの人が入れ替わるよりもリスクは減らせるかもしれませんよね。
あたりかな。
スタジオ経営をされている方がいましたら、よかったら参考にされてみて下さい。
心置きなくピアノが弾けるスタジオ選びを
ということで、スタジオの選び方について書きました!
良いピアノで練習したい、
人目を気にせず思い切り弾きたい、
スキマ時間の気分転換に…などなど、
ピアノを弾く目的に立ち返って、
ご自身にピッタリのスタジオを探してみてくださいね(^^)/