ピアニストとしての配信をやる!!と腹を決めたのが
今年の1月。
もう、2ヶ月以上も経ってしまった今
ようやくブログを開設しました!
発信をしようと決めたきっかけ
ピアノを仕事にする気はなかった
元々、わたしはピアノをお仕事にしようとは思っていませんでした。
なぜなら、好きだから。
好きだから仕事にしたくなかった
好きだから、自分の好きなように弾きたかった。
興味のない楽典やら歴史を頭につめこみたくなかったし
自分の演奏を否定されたくないし、批判されたくないし
ましてや他人の好みや人気に寄せたくなんかない。
だから、音大に行くのも、売れる音楽づくりに携わるのも
なんか違うなぁ…と思ってきたし
事実、曲げられるし、負けられる分野を武器にして生きてきました。
傷ついても、好きじゃなければ平気だった
「そこそこ得意だけど別にそれほど思い入れのない分野」であれば
ぶっちゃけ、自信もプライドもなければ
多少否定されてもあんまりダメージは大きくない。(傷つくけどね)
強いこだわりもないから、人の好みにとことん合わせられる。
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だから、そのほうが、
多くの人が求めるものを提供するという性質の「仕事」としては
適していると思っていたのです。
60歳までお預けの幸せに疑問
とはいえ、時代が追い付いてきたというか、
自分に嘘をついて、好きじゃないことで食べていく時代は
終わったのかな
と、社会人をしながら感じました。
その頃ちょうど「自分らしく」とか「ワクワクすること」とか
そんな風潮がでてきましたしね。
自分らしくいられるのは60歳から?
このまま、自分を殺して60歳を迎えるのはしんどい。
というか、自分の幸せを60歳までお預けして
年老いてから「さあ、これからは好きなことしていいよ!」なんて言われても、ちっとも嬉しくない。
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そんな風に、老後のために今を犠牲にする生活に疑問を感じるようになり
すこーしずつ、「お金になる」から「好き」に、軸をシフトしてきました。
15歳でやめたクラシックピアノも、
人生でもう一度舞台で弾きたい!という思いから30歳を迎える直前に再開。
だけど、それでもやっぱりピアノは「趣味」でした。
きっかけは強烈な悔しさ
わたしは他人の演奏って、あんまり聴かないんです。
自分よりも上手いと、自身を無くすし
自分よりも下手だと、「なんでこんな人が」って悔しくなる。
どちらにしても、ピアノを今存分にできていない自分が
ふがいなく思えてくるから。
他人から学ぶつもりも、他人に寄せるつもりも
まったくなかったから、自己満足の趣味でよかったんです。
自分にもできるかも…?
今年の1月。
とある演奏家さんの動画をたまたま拝聴して
めちゃくちゃ悔しかったのです!!
というのも、そのピアニストさんは
私がピアノを再開して臨んだ年、
同じコンクールに出場していて、
しかも、わたしと同じ曲を弾いていたのです。
(プログラムを見ると、いるではないか)
もちろん、その方のほうがずっとお上手だし
その方の見えない下積みや歩みを踏みにじるようで失礼を承知で言うと
「自分にもできるかも」という希望を感じてしまったのです。
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これまで、趣味だからと言い聞かせて細々自己満足でなんとなく続けてきましたが
このまま誰にもピアノ弾きだと知られることなく
人生を終えるのだけは絶対に嫌だ!と強烈に思ったのです。
(いざちゃんとやってみると、
発信することの大変さ含めて改めてその方の凄さを実感し、
身の程違いのライバル心を抱いたことに恥ずかしくなりましたけれどね)
ピアノ演奏家として発信する目的
わたしがピアノの演奏を発信する目的は
自慢でもマウンティングでもなく
自分がピアノ弾きだということを認知してもらいたい
ピアノ弾きになりたいから、ピアノ弾きになった
それに尽きます。
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わたしは音大も出ていませんし
楽典もぶっちゃけあんまり勉強していません。
曲もけっこう耳で覚えて感覚で弾いちゃいます。
下手だとか、曲の理解が足りないとか
そんなことを言われないか、正直ものすごく怖い。
だけど、そういう外野のご機嫌をとるために
誰からも非難されない完璧な演奏をするのではなく
人の心を動かせる演奏をしたいと思っています。
本当に心が動けば、体が動く
人って、心が強く動かされたら、
自然となにかの行動に出るものだと思うのですよ。
一度退いたクラシックピアノを再開したり、
このブログを始めようと思ったわたしのように。
親しい家族や自分自身にに「ありがとう」を伝えたくなったり
さっきまで不機嫌だったのに、つい笑みがこぼれて体を揺らしたり
過ちに向き合って涙を流したり
諦めていたことに挑戦しようと行動を始めたり…
そんな、人を動かす演奏家を目指して
これから発信していきますので
暖かく見守っていただけたらうれしいです。
2020年3月20日
カワグチについてご紹介
ピアノ復帰に至ったストーリーは
こちらの記事↓に書きました!
好きなことをもう一度。クラシックピアノ復帰までのストーリー
経歴・プロフィールは
プロフィールページにご紹介させていただきました。
これからやってみたいことを語ってみたページはこちら↓。
ピアノを弾ける場所を作りたい。ピアノをきっかけに循環できる場所を作りたい。
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