こんにちは、ピアニストブロガーのカワグチです!
みなさまは連休はどのようにお過ごしでしょうか?
わたくしはスタンディングのライブで調子に乗ってリズムに乗り過ぎて、ひざが痛くなりました/(^o^)\
(日頃の運動不足)
「なんかすごそう」から出会った
すごい音楽から感じたこと
というのも、先日、
たまたまいつものようにゴロゴロしながらSNSを見ていたら
偶然タイムラインに流れてきたアーティストさんが気になって
いつもは音声OFFで見ているタイムラインを、音声をONにしてみたらよさげだったので、
よく知らないけどライブに行ってみたら、すごくよかったのですよ。
恵比寿のBLUE NOTE PLACE(BNP)。
「なんかすごそう」と思ったからには、そこになんとなくでも
惹きつけるパフォーマンスやカリスマ性があったからこそなのでしょうけれど
一瞬でその「なんかすごそう」を感じさせられるのって、さすがプロですよね!
(「普段OFFにしている音声をONにした」という行動を起こさせたのもすごいと思う)
卓越したセンスの音楽家は
必ずピアノも上手い
実はわたくし、プライベートの趣味ではクラシックはそんなに聴かなくて
(好きではないわけではなく、勉強として頭で聴いてしまうのと、自分よりうまい人だと自信をなくすのでw)
ジャンルはクラシックではなく、EDMというか、クラブ音楽系で
キーボードでふにゃ〜んとした音を出して、いい感じのグルーブで高揚した音を奏でる、という感じの音楽だったのですが(語彙力)
すごく真髄まで響くリズムがかっこよくて洗練されていて、気に入ったので
後から、そのアーティストさんがアップしている過去の演奏動画を調べまくっていたら、
スタインウェイを華麗に弾きこなしている動画を見つけまして。
わたしなんかがこう言うと、偉そうで生意気極まりないのですが、
ああ、やっぱりそうだよね!と、答え合わせができたような感覚でした。
何が言いたいかというと、
人を魅了させる個性的で卓越した表現力のある音楽家って
基礎(クラシックピアノ)がしっかりしているよね、ということです。
自分がクラシック弾きだから、
クラシックピアノの基礎がしっかり叩き込まれている演奏者を無意識に好んで選んでいるのかわかりませんが
(偶然の自分の直感をほめたい(^O^))
表面上では奇抜なプレイをしているように見えたり、自由気ままに音を押さえているだけのように見える音楽家でも、
そういう方を掘り下げて辿ってみると、必ずと言っていいほど、
幼少期や学生時代にクラシックピアノが上手かった経歴があったりします。
守るべき基礎は徹底的に守ったうえで、いい感じに壊して遊び心を持たせる。
聴き手を(ただ下品にぶっ壊すのではなく)、綺麗に狂わすことができる。
いわゆる守破離とは、こういうことなんだなぁと鳥肌が立つばかりです。
ちなみに、わたしが聴きに行ったライブのアーティストは
BIGYUKIという日本人のキーボディストさんでして(リンク先はYouTubeなので音が出ます)、
大学進学で渡米されて、バークリーの音楽大学に通われたのち
ボストンやNYで音楽活動を行われていたという方でした。
かっこいいので電子音楽好きな方はぜひ聴いてみてくださいね!
クラシックピアノ優等生が
NYで化ける秘密は…?
逆に言うと、こういう
クラシックもちゃんときれいに弾けるけど、
お堅すぎなくて、こなれた崩し方がうまい人
他に見ない卓越したセンスで人を魅了している音楽家って
みんな、ニューヨークに行っている。
という共通点に気がつきまして。
YUKIさん然り、最近ホットなミュージシャンだと藤井風さんとか、
もう少しベテランだと、上原ひろみさんとか、JUJUさんなどでしょうか。
(JUJUさんはピアニストではなくシンガーですが)
特に、ジャズはすごく多いなぁと。(まぁ、本場ですからね)
ニューヨークに行く=必ずうまくなる、ではないと思いますが、
でも、人を魅了する人は、どこかでNYに行っている。
つまり、元々ポテンシャルのある音楽家が
NYに行くことで、化けて大成される。
ニューヨークがジャズやエンタメの聖地なことはわかりつつ
ニューヨークって、そんなにすごいの??!
一体、NYがどのようにしてアーティストを化けさせるの??!と、だんだん気になってきまして。
その理由をぼんやりと考えてみました。
※ただの一個人のぼんやりとした考察的な記事です。
わたくしアメリカはハワイくらいしか渡航経験がありませんので
具体的なノウハウや体験記を期待して来てくださった方には参考にならないと思います。ごめんなさいm(_ _)m
海外なんて田舎者庶民の自分には関係ない世界だよね、とずっと思っていましたが、
今とてもNYに行ってみたい気持ちになっています。
「わたしもNYに行ったら藤井風くんみたいになれるかな(^O^)」というお門違いな期待ではなくw
どんな文化に揉まれたら、あんなに人を魅了できるセンスが磨かれるのだろう、という
NYの秘密を垣間見てみたくなってきたのです。
NYはなかなか行けないよね…
こういう思い立った時にね、
飛行機取っちゃいました!!!みたいなことができないのが
フルタイムの仕事していると痛いですよね…(´・_・`)
(↑は、コロナ禍で飛行機が安かったのもありますし
それ以前、NYまでなんぞ渡航費がないのですが)
リモートワークするとしても、ニューヨークは日本と昼夜が真逆で
さすがに現実的ではなさそうだし。(時差13時間)
せめてLA(ロサンゼルス)はどうかなとも思ったものの、
一番音楽市場がHOTな夜の時間帯に日本がオフィスアワーなので、
そこが仕事で潰れちゃうなら意味がないというか。
いずれにしても、仕事の合間を縫って行く程度の姑息なことは難しそうです。
やっぱり長期休暇をなんとか取って行くしかないのかなぁ。
しかし、年末年始や大型連休だとえげつなく高そうだし、
観光客だらけの休暇の街を見たいわけじゃないんだよなぁ。
開いていないお店もあるだろうし、現地の日常感を見るには物足りない…
とりあえず買ってみたが、読んでいるだけでけっこう面白い。
B06 地球の歩き方 ニューヨーク マンハッタン&ブルックリン 2024~2025 (地球の歩き方B 北米・中米・南米)
そういう意味でも、日本の生活は一旦切り離して置いていき
海外に身を預ける覚悟というのは、
それを超えてきた彼らにとっては予選みたいなものなのでしょうねぇ。
(なんか、AI翻訳したみたいな文章になってしまった)
日本にはなくて、アメリカにある芸術性とは
芸術において、日本になくてアメリカにあるもの、を考えた時
やはり、型に縛られないスピリットなのかなと。
日本の芸術は正解主義、全体主義になりがち
我が国の音楽の先生方を否定するわけではなく、
これはもう、音楽を超えて日本の文化なのでしょうが、
日本はどうしても同調圧力や全体主義が強いというか、
言われた通りの正しい音楽、という正しい方向性になりがちじゃないですか。
日本とかで「上を目指す」というと、結局のところ、
ミスのない楽譜通りのきれいで正しい音楽に集約されがちです。
(あるいは、うまいとかどうかというテクニックより、
ビジュアルや大衆にウケるかどうかだったり、プロデューサーやお上の顔色を伺ったり。
韓国あたりもそんな感じがしますよね)
尖った表現ができる人や、誰にも理解されなくても、という人がいたとしても、
日本の市場では理解されなくて売れなかったり、かといって好奇の目でジロジロ見られたり、
出る杭は打たれるで批判されたり。
NYに行って才能開花したアーティストさんでも、
日本で売れたとしても、また日本の生活に染まりきってしまうのではなく
ライブなどの一時帰国でたまに日本に帰ってくるくらいで
活動の拠点はアメリカのまま、という人が多いのは、そういうことなのかもしれません。
日本のきっちり文化+アメリカの独創性
=最強の組み合わせ?!
しかし、逆にこの
「日本らしい、型にはまった正しさ」が身に染み付いていることによって
アメリカに行った時に才能が爆発する土台になるのかもしれませんね。
もしくは、日本ではあまり理解されなくて封印していた独創性が
海外に行ったことによって、高く評価されてのびのびと表現できるようになり才能が爆発した。
それが高く評価されやすいのが、色んな人種民族が入り混じるアメリカであることが多い、
ということなのか。
(行ったことがない立場なので憶測でしかありませんが、
ヨーロッパも芸術の歴史が深い分、ちょっとお堅さのような雰囲気がありそうな気がしますし)
少なくとも、日本の中だけで
地方から東京とか、東京から大阪とかよりは
全然違うものを得られそうではありますよね。
(でも、大阪はこの前旅行して気に入ったのでけっこう気になっています。
日本の中でもわりと多様性が強そうな雰囲気はありますよね!)
まとめ:芸術が開花するためには
環境や文化の受け皿が合うことが必要
「心理的安全性」という言葉を最近よく聞くようになりましたが
芸術においても、そこに安心して表現できる環境があるかってとても大事で
普段暮らす場所や身を置く場所って、あながち軽視できないと思っています。
そしてそれって、治安や民度が良いほどいいというわけでもなく
まだこのあたりをうまく言語化できなくて、わたしも肌感で手探りしていますが
例えがちょっと微妙ですが、植物がそれぞれ育ちやすい土壌がそれぞれあるようなものでしょうか。
才能や個性の芽が伸びやすい環境を
探して選ぶ努力を
枯れてしまいやすい気候や土壌では
いくら体力のある個体でも限界があり、枯れたり痩せ細ったりしてしまいますが
その中で、成長や実りを後押ししてくれやすい場所を選ぶ目利きというのも
アーティストが努力できる要素のひとつなのかな、と日々思ったりしています。
その場所の風習や文化にこちら側が合わせればいいと言う人もいるかもしれませんが、
特に、個性を発揮したい、才能を表現したい芸術家や
まわりに適応するというのが苦手で、その他大勢と合わせるのが苦手な凸凹気質な人にとっては
「置かれた場所で咲く」よりは、「咲く場所を選びに行く」努力のほうが良いよねと。
我が家に来てよかったと思ってほしいもの
まぁでも、そういう気づきを得られる接点がより身近にあるという意味では
東京にこられて少しはよかったのかもしれませんね。
そうやって、今の環境に妥協しきることなく模索し続けることや、
その過程を共有することが、今のわたしにできることなのかな、と思っています。
※NY渡航経験のない、一個人の考察的な記事です。
具体的なノウハウは渡航経験のある方の体験談等をご参考にしてくださいm(_ _)m
(と書いておかないと、後から詐欺だとか釣りだって言われるのでね…)
しばらく海外行っていないので行きたいなあぁ。
あ、ひざは寝たら治りましたw