こんにちは、カワグチです(^^)/
昨年、コロナ禍でコンクール参加を見送って以来、
目標を見失って、ダラダラと宛てもなく練習していたのですが…
なんか楽しいことないかなぁと情報収集をしていると、
オンライン×ホール審査という
良いとこ取りの新しいコンクールを見つけましたっ!
オンラインの良さとホールの臨場感
どちらも体験できる新感覚コンクール
コンクールの名前は、全日本ピアノコンクール。
調べてみると、仕組みがとても斬新というか、時代に沿っていて
しかも、参加する人のことを考えてくださっているな…!と感じました。
実際、2020年に新しくできたばかりで
今年2021年は第2回なんですって(・o・)ノ
※2021年度の募集は終了しています
全日本ピアノコンクールの特徴
全日本ピアノコンクールの特徴は
- 2020年に新設されたばかりの新しいコンクール
(2021年は第2回) - 動画審査とホール審査の両方を採用している
- 曲目が自由(課題曲がない)
- 全国大会が無料
ということだそうで
以下に、わたしが理解した概要を具体的に書いてゆきます。
※正確かつ最新の情報をお知りになられたい方は
コンクール公式サイトをご覧くださいね。
色々と既存のコンクールと違う部分もあって注目度も高く、
まだ開催回数が浅い今のうちに上位に入賞すれば
必然と目にかけてもらえる機会も増えるかもしれませんよね!
動画審査を勝ち抜くと
ホール審査に進める
全日本ピアノコンクール、肝心の審査はというと、
地区大会→都道府県大会→ブロック大会→全国大会と
4段階の審査があるよう。
課題曲がないので、クラス分けは年齢別です。
この流れ自体は、既存のコンクールと大きく変わりませんね。
上位大会に進出すると
ホールで弾ける
最初は動画審査から始まり、
都道府県大会を突破すると、ホールで弾ける機会が得られます。
- 地区大会: 動画
- 都道府県大会: 動画
- ブロック大会: ホール
- 全国大会: ホール
という感じで、つまり
上位の大会に進出すると、ホール審査が受けられ、ステージでの演奏ができる流れです。
→演奏規定・参加条件(公式サイト)
ちなみにわたしの住む札幌市の場合は、北地区と南地区に分かれるそうです。
小樽と手稲が南地区なのはちょっとツッコミたいですが。笑
上位大会に進出すると翌年有利
ちなみに、上位進出した参加者は
翌年度の地区大会などの参加が免除される場合もあるそうです。
不特定多数の接触を最小限にする
クリーンなシステム
最初は動画で、勝ち抜くとホールで弾ける。
これ、良いなと思いました。
なぜなら、地区予選って参加者が多いし
地元だから家族など観客もたくさん来たりして
どうしても「人混み」になりやすいですもんね。
とはいえ、オール動画審査だと
なんだかいまいちモチベーションが湧かないわけで。
「舞台で観てもらう」というモチベーションをいかに削がないか
ピアニストであれば、「人に観てもらう・聴いてもらう」って、
多かれ少なかれモチベーションになりますよね。
ステージでドレスを着たり、遠くの会場に遠征するのも一つの楽しみですし。
ホールであれば、そこにたまたま居合わせた人含め聴いてもらえますが
完全動画にしてしまうと、聴いてもらえている感が薄れるし、
ホールの臨場感もなくなってしまって、ちょっと寂しいものがあります。
ですので、コロナ感染リスクを極力減らしつつ
ホール演奏の機会をまるごと奪わない、という
良いとこどりの仕組みだなぁと感激したのです!
参加のハードルが低くなる
こんな完成度でコンクール出て大丈夫かな…
周りの人が上手すぎてホールで弾いて恥ずかしくないかな…
と、自信がなくてコンクールに参加していいものか迷うことってありますよね。
そんな不安も、
「ダメなら落とされるだけだし、オンラインなら出てみようかな」という気持ちになるかもしれません。
いきなりホールで弾いて恥をかいたり悔しい思いをしたり、というのではなく
動画というワンクッションあるのは安心感がありますよね。
動画配信を使って
弾きたい人と聴きたい人の接点を増やすというコンセプト
さらに、ブロック大会・全国大会の様子は動画で配信されるようで
演奏者と聴講者の接点をより増やそうというコンセプトでもあるそうです。
あぁ、今流行りの動画配信ねぇ。
と思いましたが…、たしかによく考えてみると
これまでのコンクールって、ホールの外とは隔絶された世界。
せっかく何か月もかけて磨いてきた演奏も、
ごく限られた人にしか聴かれず終わってしまっていたことを思うと
なるほど!良いコンセプトだなぁと思うのでした。
曲目が自由
クラシックであれば、曲目は自由だそう。
部門によって制限時間は設けられていますが、
時間内であれば、複数曲を組み合わせることも可能だそうです。
→演奏規定・参加条件(公式サイト)
作曲家や難易度の縛りはないので
好きな曲や得意な曲、ちょうど練習していた曲で挑めますね。
ちなみに難しい曲をチョイスすると
審査の加点要素になりうるそうです。
全国大会が無料
見てビックリしたのですが、
なんと、全国大会が無料だそうです(・o・)!
これも、すごくいいですよね。
全国大会出場がご褒美になる
今までのコンクールって、参加者は全員参加料を払って
その中から入賞した1名とか数名が、賞金をもらう形が主流だったじゃないですか。
だけど、ピアニストって賞金がほしくてコンクールに出ているわけじゃなくて
全国大会に出ること、全国で弾くこと自体がご褒美だったりしますよね。
(もっと高い志をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、趣味ピアニストのわたしはそうです^^)
ですので、賞金がないかわりに
全国大会の参加料分が賞金がわりになる、
これはすごくいいアイデアだなと思うのです!!
上位大会に進出するほど
お金がかかるジレンマ
それから今までは、地区大会を突破して全国大会に進出すると
遠征費や大会参加費、レッスン料などがかかり、
上位大会に進出するほど費用負担が増えるという事実がありました。
実はわたしも、アマチュアのコンクールで全国大会に進出が決まった時、
嬉しさで飛び上がったのも束の間、
フリーターをしていたので、参加費や遠征費を考えると
お金が工面できないから辞退しようかととても迷いました。
(結果、参加してとてもいい経験になりましたけれどね)
全国大会に出るとなると、レッスン料や衣装代、
地方の方にとっては旅費負担もありますから
参加費がないというのはとても助かりますよね…!
地区大会の参加料も良心的
オンライン審査のためか、
全国大会のみならず、地区大会などの参加料も軒並み良心的。
ホールのブロック大会でも1万円台、
小学生だと地区大会は1万円以下で参加できます…!
さらに、動画審査なので移動の交通費などもかかりませんしね。
まぁ、録音音質を向上したい場合は、機材を買ったりする必要はあるかもしれませんが
機材は交通費と違って、何度も使い回せますし残るものですからね。
※参加料は部門(年齢)によって異なりますので
詳しい参加料は公式サイトをご覧下さいね。
→演奏規定・参加条件
エントリー動画の撮影・アップ方法
※2021年度の募集は終了しています
動画の提出方法は簡単。
YouTubeに動画を限定公開でアップし、
動画のURLをエントリーフォームに入力するだけです!
YouTube動画を投稿したことのある方であればとても簡単。
YouTube以外の動画の場合、ファイル便などで送ってもよいそうです。
服装は自由で、
撮影の角度なども厳しい規定は設けられていないようです。
もちろん、演奏しているところが写っているのは必須ですが、
例えば必ずしも右からでなくとも、左側から撮影しても良いようですので
撮影場所の制約が少なくなりそうですね。
また、電子ピアノでの演奏でもOKだそうです。
事前に曲を申請しなくてよい
また、事前に申請した曲に合わせて練習する従来の方式ではないので
「良いテイクが撮れたらエントリーしよう」という気持ちで挑戦してみることができますし
「どちらの曲でエントリーするか迷っている」という場合も
上手く撮れたほうで参加できますよね。
期限内は送り直しもOK
締め切り前であれば、もっといい動画が撮れたら送り直すことも可能です。
自分自身や、先生に確認してもらってから送ることもできますし
緊張して本来の実力を発揮できなかった…!と悔しい思いをするリスクが少なくなりそうですね。
詳細・エントリーは公式サイトから
全日本ピアノコンクールのエントリーは、
公式サイトから行っていただけます◎
※2021年度の募集は終了しています