こんにちは、カワグチです!
1ヶ月ほど更新が空いてしまいまして、お久しぶりになってしまいました…m(_ _)m
寒いし暗い2月は気力体力が底を尽きやすくてですね…
でも、そろそろ明るくなってきましたので、わたくしは元気に過ごしておりますっ!
日光って大事ですねぇ。
ストリートピアノはミスタッチしたらダメ?
ところで最近、SNSで
「ストリートピアノで練習しないで」という投稿が炎上していたのを見かけました。
どうやら、何度もミスタッチしている演奏者に対してクレームが相次いだそうです。

しかも、先日訪れて雨の日シリーズを弾いてきた
大阪の南港ストリートピアノさんではないですか。
あらまぁ。こんなことになっていたとは。
とか言って、わたしのことだったら申し訳ないですが…( ;∀;)
たしかにここは、一般のお客さんの通路やイートインスペースがすぐ近くにありましたし
距離が近い分、気になる方は気になるかもしれません。
これに対して、
「ひどい!完璧な演奏を求めるなら、お金払ってステージピアニストを雇いなさいよ」という
自由に弾かせてあげなよ的な意見が大半でしたが、
「まぁ、何度も間違える人の演奏を聴き続けるのは苦痛だよね」という意見も見られました。
本当に正しい使い方をしていたのか?
これね、わたしが予想するに、
おそらくごく一部の同じ人が長時間占拠して練習に使っているだけなのではないかと予想しているので、
どちらの気持ちもわかるし、南港ストリートピアノさんが悪いとは一概には言えないと思うのですよ。
上手い人しか弾くのが許されないなら、炎上コメントにあったように、
そもそもストリートピアノとして開放するべきじゃなくて、
お金を払ってピアニストを雇うとか、自動演奏にするべきです。
実際に、経験者のみとか、セミプロ以上のみとか、そうやって奏者を許可制にして限定しているところもあります。
しかし、おそらく、運営されおられる方は、ストリートピアノとして場を設けた以上、
そこまで極端に「プロしか弾くな」的な排他的なことを言いたかったわけではなく、
文字通り、誰でも自由に弾いてほしかったのではないかと思うのですよ。
「間違うのはしょーがない」って前置きしてありますし、
少なくとも、わたしが弾かせていただいた時は、そんな険悪な空気感は感じませんでした。
(フードコートが空いていたというのもありますが、こんな穏やかな感じでしたよ)

または、「撤収せざるを得ない」と書いてあるくらいなので、
もしかすると、特定の神経質なクレーマーが何度も執拗に送ってきた可能性もあるかもしれません…
(それはそれで、弾きに行くのが怖くなる気もしますが)
ストリートピアノでよくある問題・トラブル
ストリートピアノでありがちな苦情や、わたしがこれまで感じた限りの問題点は、
主にこのようなものに集約されるのではないかと思います。
- 一人でずっと長時間占領している
- 特定の「常連」(特に、上手い人)が何周もしていて入りにくい
- ストリートピアノで練習している
では具体的に、これらの何が問題なのか、
どうすればよいかを、今日はこの記事で考えてみましょうか(^^)/
1:一人でずっと長時間占拠している
ストリートピアノで一番多いトラブルが、おそらく
「一人の人が長時間弾き続けている」ことではないでしょうか。
弾きに行ってみたら、別の人が弾いていた。
なんか長そうな曲で終わりそうにないから、ちょっと時間を置いて並ぶか〜と思ってまた来てみたら
まださっきの人が弾いている(´・_・`)
という場面に遭遇することがけっこうあります。
弾いている時間はあっという間ですが、
待っている時間って、長く感じるものですしね。
誰も並んでいなくても
弾くタイミングを伺っている人がいるかも
本人にとっては「弾きたいなら言ってくれれば」と思っているかもしれませんが、
音楽家さんって内気で優しい方が多いので、
後ろに並んで急かしたりプレッシャーを与えてしまわないように、とか
気持ちよく演奏している人を邪魔したくない、雰囲気を悪くしたくない配慮で、
演奏に割り込んでまで直接注意する人って、ほとんどいません。(見たことない)
それより圧倒的に多いのは、演奏者だけが自分の世界に没頭していて
周りが(まだ終わんないのかなぁ…)と、どんどん空気が冷めていったり、ピリついてくる
という場面が多いように感じます。
5分を超えると聴き手が疲れてくる
曲を聴くのって、結構集中力や神経を使うもの。
個人の体感的には、よほどお目当ての曲や演奏家でもない限り、
同じ人の演奏が5分を超えてくると、たとえ上手かろうが「まだかよ」と、聴いているのがしんどくなってきます。(ごめん)
改善策:時間を守れば大抵は問題ない
ほとんどの場合、ストリートピアノには
「一人○分以内」など、演奏時間のルールが定められています。
(だいたい、5分とか10分というところが多いです)
その時間を守れば、大抵は問題にはならないでしょうし、
なければ前述した「5分」を目安にするのがおすすめです。
「10分以内」のルールのところもありますが、
たまたま居合わせた不特定多数の人に聴いてもらう、という聴き手への配慮を考えると
人が多いところや音が響きやすいところは特に、5分くらいにまとめられるのが一番スマートです。
次の人が並んでいなくても、
基本的にはストリートピアノの時間ルール内で切り上げたほうが無難。
もしくは、1曲終わったタイミングで、
弾きたそうにしている人が周囲にいないかどうか、あたりを見回してみるなどでしょうかね。
曲を全部弾くことより、
演奏の機会を楽しむことが優先
無料のピアノで、ソロコンサートレベルのことをしようとしているなら
それはちょっと違うのかな、とも思っていて。
ストリートピアノはあくまでコンクールや発表会ではありませんので
1曲全部を聴いてもらうことに必ずしもこだわらないほうがよいです。
ストリートピアノの目的や醍醐味は、音と人との偶然の出会い。
ピアノを気軽に弾くことと、自分の演奏を聴いてもらうこと。
そしてその演奏で、一般の方に「ピアノっていいな」と楽しんでもらうこと。
長い曲はリピートカットして弾いてみよう
クラシックなど長い曲であれば、リピートや中間部をカットしたり、
ポピュラーであれば、2番をカットするなどですね。
例えば、幻想即興曲であれば、再現部から弾くとか、
中間部から弾いて、再現部で盛り上げて終わる!という感じです(^^)b
(まぁ、幻想即興曲は5分くらいなので、
ほとんどの場面では全部弾いても問題ないと思いますが)
飽きさせずに聴いてもらうのも
演奏者の腕の見せどころ
ちょっと物足りないくらいのほうが、聴き手がお腹いっぱいになって飽きてしまわず
ちょうどよい後味で弾き終えることができます。
場面や観客の温度感に応じて、ショートバージョンを弾き分けられるように持っておくのは
音楽家の腕の見せどころとしても有用です◎
1分でサクッと完結するこの曲集もおすすめ(^^)/

ピアノスタイル 1分勝負!ジャズ・ピアノ・スタンダード30 (CD付き)
長い曲を弾きたい場合は、演奏に緩急の波をつけるとか、
一旦演奏を区切ってまた列に並び直すなど、
聴き手を飽きさせない、疲れさせない工夫は必要です。
コンクールであれライブであれ、
ストピだけじゃなく音楽演奏には時間の制約はつきものなので、
演奏者・パフォーマーのマナーとして身につけておきたいものですね。
長時間弾きたいなら、発表会に参加するか
自分でホールを借りよう
それ以上長時間弾きたいのであれば、
参加費を払ってピアノ教室の発表会に参加させてもらうか、
自前の電子ピアノでストリートライブや配信をするか、
自分でスタジオやホールを借りて、コンサートやライブなどを自主開催しましょう。
近年はセルフでライブ配信やミニコンサートできるスタジオやホールも増えていますし
有料のピアノのほうが音響やピアノの状態も良好な場合がほとんどです◎
2:同じ人が何周もしている
列に並んで弾くスタイルのストリートピアノでは、
弾き終わったらまた列の最後尾に並び直して何回も弾いている強者を時々見かけます。
これは、厳密にはダメではないと思うのですが(というかすごいw)
あまりこういう利用が常態化してしまうと、
一見さんが入りづらい雰囲気になってしまうこともあります。

というのも、ストリートピアノを弾きにくる人みんながみんな
演奏に慣れているプロやセミプロとは限りません。
むしろ、普段演奏の機会が普段ないようなアマチュアさんやブランクのある方に
気軽に弾く機会を提供するというのも、ストリートピアノのひとつの枠割ですからね。
しかし、人前で披露することに慣れていないけれど、勇気を振り絞って来てみた…!とか
演奏の完成度には自信がないけど、久しぶりにピアノを弾いてみたい、いう温度感の方にとっては
(運営側が「アマチュア、久しぶりの方歓迎」とうたっていても)
何周も(緊張せず)平気で弾いている常連さんばかりだと、
完璧に弾ける上手い人以外を締め出しているような雰囲気を感じてしまい
「自分なんか…」と尻込みしてしまうものです。
わたしも並ぶ気をなくして弾かずに帰ってくることもたまにあります。
改善策:空いている時間帯だけにするなど
初めての方が入り込む隙を空けてあげよう
とはいえ、このような方に
弾くなとか譲ってくれと言いたいのではありません。
遠慮してしまいがちな初心者さんや一見さんが入りにくい雰囲気になってしまわないように、
何周もするのは、平日日中など、人の少ない時間帯だけにするなど
他の方が入り込む隙を空けておく工夫をしておくとよいでしょう。
または、朝と夜に分けて2回来る、別のストピを回ってから再訪するなど
時間を空けたりするのもよいかもしれませんね!
3:ストピで練習している
ストリートピアノというのは、「誰でも気軽に弾けるピアノ」であって、
なにも、完璧に弾きこんだピアニストだけが弾ける場ではありません。
しかも、慣れないところや人前で弾くのだから、緊張して尚更いつもより音外しますよねっ!
たとえば、ブランクがある人が数十年ぶりにピアノに触る、
小さな子供がただ鍵盤に触ってみて楽しむ、なども
無料のストリートピアノの一つの役割でしょう。
審査があるわけでもありませんから、
ミスタッチや弾き直しがあったらダメとか弾く資格がないわけではもちろんありません。
(わたしもいつも音外しています)
ですが、あまりにも何度も同じところを弾き直ししていたり、譜読みくらいの段階でずっと弾いていると
聴いている人にとってはストレスや苦痛を感じてしまいかねないのが事実です。
(こういうの↓ですかね。わたしも肝に銘じますが…)
改善策:練習するなら自宅かスタジオでやろう
「久しぶりにピアノに触る機会」はあったほうが良いと思う一方で、
ストリートピアノはあくまで人に聴いてもらうという性質を持っている以上、
「練習を不特定多数の一般の方に聴かせる」というのは、
マナー的にちょっと控えたほうがベターかなと。
路上や公共空間での楽器練習って、ピアノに限らず基本的なマナーとしてNGですし、
たとえピアノがそこにあったとしても「置いてあるからどんな使い方してもOK!」とはならないと思うのです。
例えば、電車でメイクとか、路上でカラオケとかもよく思われないじゃないですか。
練習したいのであれば、人前ではなく、
自宅に電子ピアノを買うとか、スタジオを借りて行うのがベストでしょう。
スタジオでもアップライトピアノであれば、比較的安めに借りることができますし
順番待ちもせず、人目を気にせず練習することができます。
無料のピアノで練習する程度では
曲は完成しない
ちょっと厳しい意見にはなってしまいますが、
ピアノで何かしらの曲を弾けるようになりたいとしても
ストリートピアノや家電量販店などの、無料開放しているピアノで数分程度練習したくらいでは
弾けるようにはなりません。
どーーーうしても無料のピアノで練習したいのであれば、
ストピで練習するくらいであれば、毎日家電量販店の電子ピアノコーナーをはしごして
音量を極小にしてコソ練するほうが、まだ現実的かなと思います。
(バカにしているわけではありません。
わたしも家にリアルピアノがないので、そのくらいしたくなる気持ちはわかります…)
時間が可視化できるとGOOD
また、特に曲を演奏するでもなく
子供さんが触って遊んでいる場合もあるかと思います。
そういう使い方ももちろんあって大いによい一方で、
特定の曲を演奏しているわけではない場合、
待っている人からすると「いつ使い終えて退くのか読めない」と思います。
何曲もメドレーにして弾いている方もそうですね。
そんな場合に、いいなと思ったのが
ピアノの上に砂時計が置いてあったストリートピアノがありまして

これなら、他の方が見ても
あと何分くらい待っていれば順番が回ってくるかがわかりやすいですよね。
普通に時計でもよいのでしょうが、
あまりハッキリ時間を測られている感があると、早く退かなきゃというプレッシャーにもなってしまいかねないので、
砂時計だと置物としても楽しめますし、GOODなアイデアでした。

プロレベルを求めるなら
もはや「ストリート」ではない
冒頭に書いたように、「うまい人しか弾かないでほしい」という声や、
演奏者に一定以上のレベルを求めているストリートピアノも
それはそれでどうかとわたしは思うのですよ。
そうなるともはや、「ストリートピアノ」ではなくて
施設側が都合よくタダでラウンジピアニストさせているだけじゃないですか。
それなら逆に、施設側が演奏者にギャラを払いましょうよ、って思うのですよね。
(まぁ、演奏者にとってプロモーションになっている部分もあるでしょうから、Win-Winなのかもしれませんが)
と思っていたら、先の炎上のポストを見かけたので書いてみました。
あと他のトラブルで考えられることとすると、撮影のマナーとか、
事前告知をして、大量に人が集まって交通の妨げになるとか
歌唱や別の楽器を持ち込んだりして、ピアノ演奏で想定していた音量を超えてしまうなどでしょうかね。
結論:ストリートピアノの目的は
「音との偶然の出会い」を楽しむこと
ストリートピアノの目的は、音と人との偶然の出会い。
ピアノを気軽に弾くことと、自分の演奏を聴いてもらうこと。
そしてその演奏で、一般の方に「ピアノっていいな」と楽しんでもらうこと。
主にこのような役割ではないかなと思っています!
個人の良識や「普通」の感覚って、それぞれ違いますが
この、「自分が楽しむだけでなく、周りも楽しんでくれているか」という目線からずれないようにすれば
大きくルールから外れることはあまりないのではないかなと思います◎
悪気がなかったとしても、ピアノを弾いているとつい夢中になって時間を忘れてしまう気持ちもわかりますし、
一方で、聞こえてくる音って遮断して「聞かない」ことってできないので、
強制的に聴かされる音が苦痛に感じることがあるのも、わからなくもないです。
ルールを厳しくして
演奏者を萎縮させるのは本末転倒
ピアノに限りませんが、こういう公共の場って
ごく一部のマナーのない人がいるためにルールが必要以上に厳しくなって
元々良識的に使ってくれていた人が、むしろ萎縮して敬遠してしまう、ということはあるあるですよね…
(肝心の改善してほしい人には、自分ごとだと思ってもらえず響いていないというw)
そうなるとルールが必要になるわけですが、
逆に、あまりにもルールを厳しくしすぎると
それはそれで、弾く自信がない人を締め出しているような印象を与えてしまい、
「ピアノを弾くな」とか、「あんたの演奏は迷惑だ」いうメッセージにも受け取れてしまいかねません。
かえって新参の人や「久しぶりにちょっと弾いてみたい」という気持ちの人が
遠慮してしまって入りにくくなる、という悪循環にもなりかねず、
それならなんでここにピアノ設置したんだよ、という本末転倒になってしまいがちです。
さじ加減が難しいところですが
一番は、その場ですぐ「そろそろ他の人に譲ってあげてくださいね〜」と、怒るのでもなくサクッと言ってあげるのがシンプルに良いのかもしれませんね。ただ知らなかっただけかもしれませんし。
施設の人がずっと見張っているのではなく、周りの人も含めて、
後からこっそり投書するとかじゃなくて、そういう雰囲気を作っていくという。
ルール以上のことがしたいなら
自腹でやろう
もしそれで物足りない!とか、
本来の目的を超えて、一般の方が誰でも使えるように無料で置いてくれているピアノを使って
練習やリサイタルをやろうとしているのであれば、
それは自分のお財布でやりましょうね、という結論です(^O^)
逆に、絶対にこういうマナー違反の演奏者に出会いたくないとか、
見知らぬ通行人の人から冷やかしやクレームの声を受けたくない、
喜んでくれる人や、ピアノのよさがわかる人にしか聴いてほしくない、という場合であっても
守られた空間は自分でお金を出して用意しましょうね、という話にもなります。
ストリートピアノと発表会の違いは
演奏者が守られていること
わたし自身も、ストリート演奏や無料のプラットフォームで動画を公開してみて
発表会など守られた演奏環境を用意してもらっていたことが、
いかに有り難い環境だったのかを改めて実感しました。
安ければいい、ピアノがそこにあればいい、
というわけでは決してないんだなぁと。
きっかけとしては良いかもしれませんが、
やりたいことを突き詰めるには、いずれタダのものだけで済まそうとするだけじゃ事足りなくなります。
色々書きましたが、一番よいのは
5分超えたら交代しようね(^O^)ということでしょうかね!
ストリートピアノの目的に合った使い方で
自分も周りのお客さんも楽しめて、
置いてくれた施設にとってもよい賑わい方をしてくれたらよいですよね!
と言いつつ、今回の記事は長くなりすぎましたね!
偉そうに書きましたが、わたしも飽きられないようまだまだ模索するばかりです(^^)/
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