ブランクを経て復帰したピアノ弾きが
固定観念を破りながらやりたいことと向き合う過程を共有します

電子ピアノでも圧巻の演奏。
プロのジャズライブが見せてくれた音楽の本質とは

こんにちは、ピアニストブロガーのカワグチです!

キッチンタイマーのストップウォッチとタイマーを間違えて
気付いたらパスタを16分もゆでてしまいました(^O^)
(意外とそこまでブヨブヨにならなかった)

LIVE配信ありがとうございました!

連休の最終日に、スタジオから2回目のライブ配信をさせていただきました。
ご参加くださった方々、ありがとうございました!

わたくしのミスで急遽時間変更させていただくというトラブルが発生し、ご迷惑をお掛けしてしまいましたが
それでも最初からいらしてしてくださった方や、最後までお付き合いくださった方、
(決して良いクオリティとは言えないにも関わらず)高評価やチャットで励ましてくださった方には感謝しておりますm(_ _)m

テンパって楽譜も頭から飛んでしまい、
正直ね、このまま非公開にしてなかったことにしてしまいたい思いでしたが、
「失敗を含めて過程を晒す」のがこの発信のモットーですので、
アーカイブは残しております◎
(が、音質があまり良くないので、ご承知のうえでご視聴いただけますと幸いです)

色々と手探りながら試しておりますが、
質を極めようとするとキリがないというか、難しいですね。

せっかくお目に留めていらしてくださったからには、視聴者さまに喜んでいただけるよう、
今後はより、反省を活かして音質や配信の進め方など工夫してまいります。

世界的ピアニストのライブに行ってきた

書きたいことが色々あり、少し前の話になってしまいましたが
世界的にも有名なピアニスト、
ロバート・グラスパー(Robert Glasper)のライブを聴きに行ってまいりました!

会場は、六本木・東京ミッドタウンにあるビルボードライブ東京
会場もライブもとてもエキサイティングで、非日常なひとときを過ごすことができました…!

ご存知ない方のために、ロバート・グラスパー氏は
ピアノ曲ながらにジャズ・R&B・ヒップホップを融合させた、
Groovyで新しいスタイルの音楽を数多く生み出しているピアニストです。
(と、説明がしにくいくらい斬新で良い感じのジャンル)

高そうな下のほうの席に、有名人とか凄腕実業家とかいるのかなぁと思いつつ
全然わかりませぬでした(^O^)
(芸能情報は疎いので、もしいてもわからない)

しかし、張り切って履き慣れない靴を履いて行った結果、靴擦れして
閉店間際のミッドタウンの高級そうなベンチで絆創膏を貼るはめになったのは内緒。

と、ライブ自慢をしたいだけではなく。

電子ピアノに失望していた矢先…

ちょうど、このライブを聴きに行く少し前に、
電子ピアノを担いで野外ライブを試みるも、失敗しまして

弾ければよいわけではなかった…初めての野外演奏をしてみたらあっけなく失敗した話。

やっぱりピアノ弾くなら、電子ピアノじゃなくて
リアルピアノに限るよねっ!とふて腐れていたところでした。

高級ライブホールで電子ピアノ?!

しかし。

こんな良いホールなので
てっきりアコースティックピアノの演奏を聴けるかと思いきや
開演してRobert氏が演奏を始めると…

電子ピアノかーい!

電子ピアノでも圧巻の迫力だった

ピアノセットこそ3台もあり、
エレクトーンコンサートのように巧みに色んな音(とたまにボーカル)を組み合わせていましたが
なんなら、わたしが使って失敗した安物電子ピアノの音と似ていないか?というくらい。
(初ライブだったので、いつもはどんな感じなのかわかりませんが
おそらく、あえてそういう音をチョイスされていたのでしょう)

これ、こないだのトラウマの音と一緒だ〜( ;∀;)と思いつつ笑、
なのに、いうまでもなく演奏は素晴らしくて
電子ピアノでもこんなに人を魅了できるパフォーマンスができるんだなぁと勉強になりました。

ジャズホールで聴くアコースティックなジャズライブとは違って
小箱のライブハウスのようなバキバキの爆音で楽しませてくれて
予想していた「ジャズライブ」とはまた違ったものの、それはそれでとてもよかったです(^^)b
ビールとフレンチフライが進みました。

むしろ、爆音の迫力を出すために
(音量に上限のあるアコースティックピアノではなく)
電子ピアノだったのかもしれませんな(^O^)

しかも、ベース・ドラム・DJの4人で演奏していたのですが
途中でドラムのトラブルがあったようで、
ドラムの周りでスタッフの方が懐中電灯を持って忙しそうにしていたのですが
その間、(電子)ピアノソロだけで楽しませてくれておりまして、
すごい、さすがプロ中のプロだなぁと思いながら聴いていました。

まとめ:楽しませることが目的なら
音質を極めるだけが全てではない

という感じで、
電子ピアノは電子ピアノの良さを活かした使い方もできるというのを
プロのリアルライブで見せていただいたエピソードでした◎

音楽を演奏していると、だんだん
良い環境や質の良い音で届けたい、という欲が出るのは自然なことで
もちろん、音質やクオリティは良いに越したことはありませんが、
あまりそこだけに囚われすぎると、人に楽しんでもらうという目的をつい忘れがちになることもありますよね。

(ちなみに、某アーティストさんのライブの音量がショボかった、みたいな
ライブの音質・音響セットも最近話題になっていましたが、
今回のライブは電子ピアノ=音質が劣悪だったと言いたいわけでは決してないことを、念のため補足させていただきます!)

音楽の質を磨くのも大切ですが、
お客さんに集まってもらって人前に立つ舞台が、技術の良し悪しを競うコンクールや試験と何が違うのかというと
人を楽しませたり、来てくれた人をもてなしたり、場の雰囲気を温めたり演出するという
エンターテイナーとしての器量なのかなぁと思いますし、
楽器のクオリティや音質は、あくまでその一部にすぎないのかなと感じます。

ということで、冒頭のくだりからつなげると言い訳っぽくも聞こえますがw
これからも音楽が持つ本質や
音楽を通してなにをお伝えしてゆきたいかを、日々探求してまいります(^^)/

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