こんにちは、ピアニストブロガーのカワグチです!
上京したらまず行ってみたかったところ。
それは、
東京のストリートピアノ(^O^)

中でも、わたしが好きなストリートピアニストさんが拠点(?)にされている
西新宿の、新宿住友ビル「三角広場」が気になっていたので早速行ってみました!
西新宿「三角広場」へのアクセス
場所がとてもよい三角広場。
西新宿(新宿駅の西側)の、東京都庁や高級ホテルなど
高層ビルが立ち並ぶエリアの一角にあります。
この辺を歩いていると、なんかちょっとえらい人になったような高揚感があります(^O^)
(そう感じる時点で凡人)
最寄りは都庁前駅
最寄りの駅は、大江戸線の都庁前駅(直結)。
文字通り、東京都庁もすぐそこにあります。

都庁前駅のA6出口を出ると、この入り口↑に着きます!
三角ピアノがあるのは地下の「ホール」じゃなくて、
ガラス張りの正面入口から入ってOKです。
※以下、「三角ピアノ」と書いているところがありますが
ピアノが三角形なわけではなくて、三角広場にあるピアノという意味です!
地下鉄・JR・私鉄
色々な路線からアクセス良好
丸ノ内線の西新宿駅も近いのと
ちょっと歩くけど、新宿駅からも地下通路で10分ちょっとで来ることができます。
→周辺施設・アクセス(三角広場さん公式サイト)
(周辺地図がわかりやすいです!)
このへんの建物は、一つ一つが大きいので
地図上で近いように見えても意外と距離があったりするので
はじめて行く方は時間に余裕を持っておくとよいかもです!
多目的なスペースの三角広場
三角広場は、高層ビルの1階部分でして
ドームのような吹抜天井の広場になっています。
文字通り、3面の壁に囲まれた三角形の形をしています。
三角形のどちら側(辺)からも入れて
中央にお店があり、囲むようにして通り抜けられる空間になっています。

左が三角広場の入口。青いのは都庁。きれいですね!
※ちなみにお向かいの東京都庁さんにも
有名なストリートピアノ、「都庁おもいでピアノ」が設置されています。
こんな高級エリアに、向かい合わせで
2箇所もフリーピアノがあるなんて贅沢ですよね!!!
飲食店やマルシェがあり
寄り道しやすい
高層オフィスビルが入っていますので、オフィス関係者の方もいますが、
ビルに用事がなくても、ただ通り抜けるだけの人でも自由に出入りできます。
(ピアノの利用は19時までですが、広場自体は23時まで開いているよう)
普段はイベントやセミナースペースやマルシェが出店されていたりして
後述しますが、イベント会場や展示場として使われていない日に
グランドピアノの使用が開放されている、という感じです。
ちなみにわたしは来てみたけど混んでいたとか、他の凄腕奏者のすぐ後に弾きたくないときは
マルシェで買い物しているふりして様子を伺いますw
ピアノがあるのは
三角広場「西」
ピアノが置いてあるのは、新宿駅と反対側
ホテルハイアットリージェンシー東京さんがある側の
三角広場「西」でした。
※たまに、西じゃなくて大きな広場側に設置されていることもあります。
個人的には、広すぎると音が散りやすくなるし、目立ちすぎるので
西側のスペースのほうが好みですけれどね
内装もきれいでおしゃれ
しかも、内装も洗練されていて、モダンでおしゃれ。

ピアノもよく馴染んでいます。
あれ、広場あっちって書いてるので
ピアノがある場所は正確には「広場」ではないのかw
適度に距離感もあって、新宿とは思えない贅沢な空間取り(^^)
天井も高く、壁床が硬質なので音の反響も抜群です。
ピアノの前にはベンチがあり、レストランや軽食など飲食店もあるので
飲み物をテイクアウトしたり、用もなくベンチに座って、ピアノをただぼんやり聴くだけでも
手持ち無沙汰にならずに過ごしやすいです。
三角広場のピアノは
毎日解放していない
三角広場のピアノ、いつか弾きたいと目論んで
通りすがりのふりをして、さりげなく何度か下見に行っていたのですよ。
しかし、お目当てのピアノは早々に見つけたものの
いつ偵察に行ってもピアノにカバーがかけてある。
時には展示会とかイベント会場になっていたり。
と、わざとらしく通っているにもかかわらず(笑)
なかなかピアノが解放されているのを見れませんでした。
広場はイベントスペースでもあり
ピアノ開放日は不定期
遅い時間に通ったある夜、ピアノの近くを見てみると
解放日のスケジュールが書いてありました。

三角広場はイベントスペースとしても営業しているため
ストリートピアノの開放日は決まっているようでして
毎日とか、決まった曜日に必ず開放しているわけではないようです。
↑画質が荒くて見づらいですが
×がついている日は、イベントや展示場など、別の用途で使っている日なのでしょう。
見た感じ、月の半分くらいは使用できないようなので、
急にフラッと来ても、弾けずにトンボ帰りになるかも。
開放時間
三角ピアノの(開放されている日の)営業時間は
11時~19時。(2025年6月現在)
現地に行って↑の開放日を確認するのもよいですし、
WEB上でも公式サイト、またはSNSに営業日カレンダーを載せてくれています◎
事前に開放日かどうか、スケジュールを把握しておくのがよさそうですね。
実際に三角広場の
ストピ演奏を聴いてきた
日を改めてどんな感じか様子を見に行ってみることに。
残業を早めに切り上げて、営業終了間際に三角広場へ行ってみると
一般の方々が弾いていましたっ。
開放時間内にやっと見れた…!!
まるでコンサートホール
響きが抜群にいい
広場というだけあって、空間が広いのと
壁や床が硬質で、吹抜で天井も高いので、音がかなり広がります!!

(三角広場の別の面。
毎年設置されるクリスマスツリーは、3フロア分くらいの高さがあり圧巻です!
大きさイメージは左の警備員さん参照)
心地良く反響するので、コンサートのような臨場感があって
弾いていて気持ちよさそうだし、自分の演奏が何割か増しでうまく聴こえそうです。
フォルテ多めの曲だと、広場の反対側の面まで
なにを弾いているかわかるくらい音が響きます。
象牙鍵盤のコンサートピアノが無料で弾ける
しかも、ピアノは象牙鍵盤のコンサートピアノ。
ストリートピアノって、無料で弾ける分
弾き倒されたお古のピアノだったり、あまり綿密に調律されていなかったり
まわりの環境がうるさかったり落ち着かなかったりと
弾きやすい環境とは言い難い場合がほとんどですが
これなにコンサートホールに近い環境の整ったストピは珍しいです…!!
もちろん、予約なしで無料で弾くことができます。
これは、ピアニストさんがここに通いつめたくなるのも、わかる気がしましたっ。
拍手が起きる温かい空間
しかも!
カワグチが感動したのは
演奏者さんの演奏が終わったら
拍手が起きているではないか!(^O^)

ストピというと、
無言で通り過ぎていく人の中で、一人寂しく弾くことが多いでしょうから
これにはビックリ。
見ず知らずの人の演奏に温かい拍手をする。
演奏者の方も、ペコリと軽くお辞儀をする。
即席のミニ演奏会みたいで、なんかいいですよね。
演奏者のレベルが高い
しっかり聴かれている雰囲気だけあってか
実際に演奏している方は、ちょっと弾いてみた、というよりは
難しそうな曲を弾いていたり、全体的にレベルが高めです…!
もちろん、初心者さんや気晴らしで弾かれるのもOKでしょうが
ピアノの近くにベンチがあり、聴くのを楽しみにしておられる方も一定数おられそうなので
人に聴かれるのが恥ずかしい方には、ややハードルが高い場所かもしれません。
これは個人的な感覚ですが、
平日は慣れた感じの常連さんが凄腕クラシックを弾かれていることが多く
週末はポピュラーを弾く方や、ちょっと弾いてみた感じの方など色々、という感じです。
平日の人が比較的少ない時間帯は、弾いた後にまた列に並び直して何周もしている強者もいます。
何曲も弾ける持ち曲あるのがすごい…!!
自撮りも可能
ピアノの前には大きめのテーブルが設置してあるので
三脚はもちろん、スタンドなどを置いても自撮りができます。

わたしが普段使っているスマホ用三脚はこちら↑
個人的には、毎回脚を1本ずつ伸縮させるのが大変なので、
脚の部分はパッと開いて、支柱の部分が伸縮するこのタイプが
人前で開閉してももたつかず使いやすくておすすめです。
写して良いのは演奏者のみ、というルールですが
ピアノとお客さん側のベンチの間に、撮影機材を置く空間があるので(壁側にカメラが向く)
間違ってお客さんが映りこんでしまうこともなく、良いアングルで撮りやすいですよ◎
追記:カワグチも弾いてきた
わたしも人が少ない時間帯に
緊張で震えながら弾いてきましたっ!
かなり音が遠くまで響くので
ホールで演奏しているような気分になれます。
また、広い分、自分側に聞こえてくる音が普通の室内より聞こえにくいため
そういう意味では中上級者向け、あるいは、ホール慣れするためのリハ的に使うのにも良さそう◎
弾いた後に拍手をもらえて
温かい気持ちになって嬉しかったです~(^^)
まとめ:
音響のクオリティが高く
弾き手と聴き手の距離感がちょうどいい
ピアノが設置されている三角広場は
駅やショッピングモールのように不特定多数が往来するわけでもなく、
かと言って、用がない人が入りにくいほどの閉塞感までいかず
ほどよい半クローズ空間。
オフィスなど別の施設もたくさん入っていますので、全員とまではいかないと思いますが
その空間に居合わせている人たちは
ピアノの音色が鳴ることに対して暗黙の合意がある。
そんな、ピアノの音に対する緩やかな許容があるように感じました。
このくらい、ちょいクローズ的な温度感と距離感が
弾き手的には(うるさくないかなぁと)不安にならず、安心して弾けますし、
また、音楽好きの人たちが集まる空間を作り出していて素敵だなと感じました(^^)
即席演奏会のようで、偶然の出会いも楽しめるかもしれませんね。
聴いてもらえるとやっぱりうれしい
全く公共の場所でピアノを弾くのって、
うるさくないかな…とか、無視されたり迷惑がられたらショックだよなとか
どうしてもアウェイ感があって憚られる気持ちがありますが
一生懸命練習した曲。
聴いてくれているという手ごたえがあると、やっぱり嬉しいもの。
人の演奏を聴くと、自分も頑張らなきゃ!とモチベーションになりますよね。
わたしもたまに弾きに参上します。
もし見かけたら暖かく見守ってやってください〜(^O^)
※記事内の情報は2025年6月現在の情報です。
詳しい利用ルールや最新の情報を知りたい方は、公式サイトをご覧くださいね。
おまけ:お隣の「都庁ピアノ」の情報はこちら
すぐ向いには東京都庁があり、
45階の南展望室の中にはフリーピアノがあります!
(開放時間は10:00~12:00と14:00~16:00)
こちらは週6くらい営業していますので、
三角ピアノが営業していなかった時は、都庁ピアノにチャレンジしてみてはいかがでしょうか!
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