今年受けようと思っていたコンクールがあって練習していたのですが
コロナの影響で、コンクールがオンライン開催になりました…!
やっぱりそうだよねぇ、という感じではありますし
決して誰も悪くないのですが
音楽家にはもどかしい時期が続いていますよね。
オンラインコンクールって、どうやるの?
オンラインコンクールは、
演奏者が各自で撮影した動画を送って審査を受けるようです。
わたしは経験ありませんが、
音源だけで予選をするという審査形式は(このコンクールではないですが)昔からあるにはあるようですし、
歌手がデモテープ送るみたいで、なんかそれはそれでかっこいいですね。
課題曲のカットなどもすこし変わり、参加料金も安くなるそうです。
最高峰の部門だけは開催中止にするそう。
オンラインコンクールのメリットを考えてみた
音楽の魅力って、その空間を共有することというか
演奏者にとっては、そこの空気を音楽一つでジャックできる楽しさがありますよね。
それがなくなってしまうのは切ないですが
逆にオンラインでコンクールを受けられるメリットってなんだろう、と考えてみると
意外とメリットも多いなと思いました!
撮り直しができる
動画コンクールのメリットは、撮り直しができること。
緊張して実力発揮できなかった…という要素はかなり除外できそうです。
カメラが回っているのが気になるのであればいっそ、
カメラを回しっぱなしにして、うまくいったところを抜き出すのもアリです。
わたしもよくやります。
そして曲の途中で電池が切れます。笑
演奏録音用ビデオカメラ「ZOOM Q2n」を買いました!
普段の演奏録画はこれ↑を使っています。
コンパクトで持ち運びと安定性が抜群です。
いつものピアノで弾ける
あとは、いつものピアノや慣れた環境で弾けるので
ピアノのタッチがいつもと違って弾きにくかった!などがないのもいいですね。
本番のピアノのタッチや響きって、弾いてみるまでわからないので
けっこうドキドキしますよね…
移動のコストや
天候などのアクシデントの影響を受けにくい
わたしは北海道に住んでいるので
東京の全国大会に参加するときは、飛行機と宿をとって行きます。
それはそれで旅行も兼ねていて楽しみではありますが、
費用がかかったり、練習できる場所を探す必要があったりするので
オンラインだとそういう移動のコストがかからないのはラクかもしれませんね。
特に、冬は北海道からだと飛行機が吹雪で欠航したり、
最近は大雨で天気が荒れている地方も多いですし、
そういう予想できない天気の影響も受けないのも良いのかも◎
カットされない
それから、カットされず1曲最後まで弾けるのも嬉しいですね。
審査員の方が最後まで聴いてくれるのかはわかりませんが、
せっかくみっちり練習して仕上げたのに
途中で「チン!」って切られるの、けっこう虚しいじゃないですか。笑
逆に言うと、練習も曲の一番最後まで手抜きできないのかもですが。
ステージでは弾けないものの、納得いく演奏をしやすい
そう考えると、音質画質の壁はあるものの
オンラインコンクールのほうが誤魔化しがきかないというか、
本当の実力で競いやすいのかもしれません。
いくら高音質を極めたところで、実力や技術は盛れませんからね。
演奏系YouTuber輩出のきっかけになるかも
それにしても面白かったのが
動画を送る方法が「YouTube」と指定されていたこと。
そうなると、たとえ非公開にしたとしても
全員YouTubeアカウントを作って、動画投稿を経験することになります。
参加者全員が動画配信を経験する
YouTubeアカウントを作って動画を撮って、YouTubeに投稿するという
一連の動画投稿の流れを試行錯誤を重ねるうちに
そこから「あ、自分にもできるかも」とか、面白いかもと気づいて
オンラインでの演奏配信や、演奏系YouTuberに流れる人も出てきそうですね。
そういう、オンラインでの演奏家輩出を促すことにもつながると思うと
コロナを逆手に取った良い取り組みかもしれませんね!
しかしわたしは見送ります~
しかし、ここまでメリットを書いておいてなんですが
わたしはやっぱりステージで弾きたいので
完成度を上げて来期に見送りますっ!
そうしている間に1歳また歳を取ってしまうわけですが…
繰り返すけれど誰も悪くはないので、
時代にどう自分の得意をフィットさせていくか模索を続けます。
せっかくなので、別の形でなにかしたいなぁ。