こんにちは、ピアノ演奏家のカワグチです!
毎朝乗るエレベーターに、
今日は何の日か表示される謎の機能が搭載されているのですが…
今朝乗ったら、今日7月6日は
「ピアノの日」と表示されているではないか!(^O^)
なんかうれしいし、
なんでピアノの日なのか気になるので調べてみました!
なぜ7月6日はピアノの日なのか
どうせ何か適当にゴロ合わせとかして作った日なんだろうなぁ。
と思いきや、ちゃんとルーツがあるようでして。
というのも
1823年(文政6年)のこの日、オランダ商館医となるドイツの医師シーボルト(Siebold、1796~1866年)が日本に初めてピアノを持ち込んだとされる。
なんですって(。・o・。)ノ
引用元: 「雑学ネタ帳」様
https://zatsuneta.com/archives/107064.html
日本に初めてピアノが上陸した日
ということで、7月6日がピアノの日と名付けられた由来は
日本に初めてピアノが上陸した日だからのようです!!
はじめて日本にピアノを持ってきてくれたのは
お医者さんだったんですね。
意外…!
鎖国中にピアノがやってきた
1823年の日本は、まだ鎖国していた江戸時代ですが、
お医者さんは入国することができたようで
シーボルトは、長崎で医業のほか、高野長英ら医学者に西洋医学(蘭学)を教えたりと
西洋文化の啓発に力を入れていたそうです。
シーボルトさんはのちに、当時の江戸の決まりに抵触して
国外追放され、日本を去ってしまうのですが
その際に、日本で親交の深かった方にピアノを寄贈されたんですって。
自分も医療従事者ですが、お医者さんってピアノ弾ける方多いですよね。
海外も同じ傾向があるのかしら。
日本最古のピアノはどこへ
その「日本最古のピアノ」は今どうなったかというと、
さらに引用先の文章を引用させていただくと…
「日本で一番古いピアノ」は山口県萩市の「熊谷美術館」に保存・展示されている。製造されたのは1806年(文化3年)頃のイギリス・ロンドンで、四角いテーブルのような形をしたスクエア型の小型のピアノである。
ということだそう。
つまり、今も存在しているみたいです(^^)/
最古のピアノは山口県に現存しいていた
写真を見ると、
今のアップライトピアノやグランドピアノのような曲線を帯びた形ではなく、
箱のような、レコードプレイヤーのような形をしていました。
(アップライトの部類だそう)
今のピアノとだいぶフォルムが違いますね。
座ったら脚ぶつかりそう。
ピアノのある熊谷美術館とは
前述したシーボルト医師からピアノを譲り受けたのは
熊谷(くまや)さんという日本人の方だったそう。
その後も代々大切に保管されたピアノやお屋敷は
昭和40年に美術館という形になって一般公開されるようになり
現在は国の重要文化財に指定されています。
→熊谷美術館さんのサイト
建物修繕のために去年クラウドファンディングをされていたようでして。
趣深いけど熱のこもったページを読んで、とても感激しちゃいました。
1年早く知ってたら参加して、もっと拡散したかった…!!!
→終わっちゃってるけど、熊谷美術館さんのページクラファンページ
館内の写真や、シーボルトのサインが入ったピアノの写真も掲載されているので
ぜひ見てみてください!
※熊谷美術館さんは、令和5年春まで改修工事のため休業されるそうです。
こういう素敵な場所が、もっと知られてほしいし、
もっと知りたい。
まとめ:
日本へのピアノ上陸は
西洋クラシック全盛期の200年前
1823年というと、今から200年ほど前。
遠い昔ですが、ピアノが日本に来て200年というと
まだそれしか経っていなかったんだ!という感じもします。
ショパンが現役で活躍していた
クラシック音楽全盛期
その当時の音楽事情はというと
ショパンさまがご存命でご活躍されていた時期(1810〜1849年)で
ベートーヴェンやシューベルトの晩年期という
まさにクラシック音楽全盛期。
ヨーロッパのピアノ旋風が
日本まで届いたのでしょうかね(^^)
そう考えると、そんな期間に鎖国していたなんて
なんて勿体ない…!と思ってしまったりします。
意外と日本のピアノの歴史は浅いのですね。
その限られたピアノの歴史の一部に関わることができていることがとっても幸せです。
個人的には、紫式部や卑弥呼さんにピアノを弾いてみてほしい(^O^)
ま、それとこれとの才能は別でしょうか。
ということで、今日は何の日か深堀りしてみたら
めちゃくちゃ深くてロマンがあったのでした!
また行きたい場所リストが増えてしまった…♡
参考にさせていただいたサイト
以下のサイト様を参考にさせていただきました!
面白かったので、もっと気になる方はぜひ見てみてくださいね◎
- 雑学ネタ帳さんサイト
- シーボルト:Wikipedia
- 熊谷美術館さん公式サイト
- 美術館のクラウドファンディングページ
(現在は終了しています)